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PTAいじめに遭いメンタルが崩壊『なんてひどい母親だろう…』家庭でさえ壊れていく私

この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。主人公・はるかが、幼稚園の役員会メンバーから受けた人間関係のトラブルを描いています。『陰湿!ママ友PTAいじめのリアル』をごらんください。

Ⓒママリ

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なぜ自分だけがいじめに遭うのか…。孤独と不安ははるかに大きなストレスを与えました。それは大事な娘の里奈への態度にも影響がでてしまうほどだったのです。

どうして私だけ…答えのでない孤独

不眠 PIXTA

お遊戯会の悲劇は、私の心に決定的なダメージを与えました。これまで、どんなにつらいことがあっても、「娘のため」「役員の責任」という言葉で自分を奮い立たせてきました。でも、その娘の最も大切な瞬間を奪われたことで、私の心は張り詰めていた糸がプツリと切れてしまったかのようでした。

あの日以来、私は夜、なかなか寝付けなくなりました。布団に入っても、頭の中では、Aさんたちの冷たい言葉や、無視されたLINEの画面、お遊戯会で見られなかった里奈の姿が、グルグルと回り続けます。

「どうして私だけがこんな目に…」 「私が何か悪いことをしたのだろうか…」 「あの時、もっと強く反論すればよかったんだろうか…」

答えの出ない問いが、次から次へと浮かんでは消え、私の心を締め付けます。やっと眠りについても、役員たちに追い詰められる夢を見て、うなされて目を覚ますこともしばしばでした。

娘に当たるようになってしまった自分に失望

牛乳 PIXTA

朝、鏡を見ると、そこには目の下にクマを作り、生気のない顔をした自分がいました。食欲もなくなり、体重も少しずつ減っていきました。

日中は、なんとか気力を振り絞り、役員としての最低限の仕事はこなしていました。他の保護者や先生の前では、必死に笑顔を作り、明るく振る舞いました。でも、家に帰ると、その仮面は剥がれ落ち、私はどっと疲れ果ててソファに沈み込むのです。

里奈が「ママ、遊ぼう!」と駆け寄ってきても、以前のように「いいよ!」と笑顔で応えることができなくなっていました。

はるか:「ごめんね、里奈。ママ、今ちょっと疲れてるから…一人で遊んでてくれる?」
そんな冷たい言葉を口にしてしまう自分が、心底嫌でした。里奈は、そんな私の様子を敏感に感じ取っているのか、寂しそうな顔をしながらも、「うん、わかった…」と、しょんぼりと一人でおもちゃで遊び始めます。その小さな背中を見るたびに、胸が張り裂けそうになりました。

時には、些細なことでイライラしてしまい、里奈に強く当たってしまうことも。牛乳をこぼしただけで、「何やってるの! 気をつけてって言ったでしょ!」と、必要以上に声を荒らげてしまうのです。ハッとして我に返った時、里奈は目に涙をいっぱいためて、私を見上げていました。その姿に、私は激しい自己嫌悪に襲われました。

「ごめんね、里奈…ママ、どうかしてた…。ごめんね…」

里奈を強く抱きしめながら、私は何度も謝りました。涙が止まりませんでした。私は、なんて酷い母親なんだろう。あの人たちのせいで、私は自分自身を見失い、一番大切にしなければならない娘まで傷つけている。このままではいけない。何とかしなければ。

そう思うのに、心と体は言うことを聞いてくれません。まるで、深い沼に足を取られて、もがけばもがくほど沈んでいくような感覚でした。

確実に壊れていく私…

壊れた PIXTA

幼稚園の送り迎えで、Aさんたちと顔を合わせるのが、何よりも苦痛でした。彼女たちは、相変わらず私をいないもののように扱い、3人だけで楽しそうに談笑しています。その声を聞くだけで、動悸が激しくなり、息が苦しくなるようになりました。

私は、次第に他の保護者たちとの交流も避けるようになっていきました。誰もが、私の事情を知っていて、陰で笑っているのではないか。そんな被害妄想にまで囚われるようになっていたのです。

心が、少しずつ、確実に壊れていくのが、自分でもわかりました。毎日が灰色で、何の楽しみも感じられない。ただ、早くこの一年が終わってほしい。解放されたい。その一心だけで、私はかろうじて日々をやり過ごしていました。カウントダウンするように、カレンダーに印をつける日々。あと何日、あと何回、彼女たちと顔を合わせれば、この地獄から抜け出せるのだろうか。

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この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。…

「大人な対応」ができない人にどう立ち向かう?

の作品は、ママリユーザーの体験談から再編した作品です。はるかさんは、幼稚園で役員をやることになり、そこで人間関係のトラブルに巻き込まれます。

役員のメンバーははるかさんに対して、露骨な仲間外れや無視をしていました。はるかさんは役員会のメンバーに対して、不信感を抱くように…。大人になってからの仲間外れや無視は、関係性が複雑になります。誰に相談すればよいか、どんな対処が必要か、わからなくなってしまうことがあるかもしれません。

本作でははるかさんのさまざまな体験を通じ、いわゆる大人の対応の大切さを感じるとともに、大人の対応ができない人と、どう付き合っていくべきかを考えさせられます。「自分ならどうするか」考えつつ、はるかさんを応援したくなる体験談です。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

イラスト:まい子はん

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