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PTA役員の打ち上げ「私は行かない」地獄のような役員グループの誘いに“NO”を伝えた日

この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。主人公・はるかが、幼稚園の役員会メンバーから受けた人間関係のトラブルを描いています。『陰湿!ママ友PTAいじめのリアル』をごらんください。

Ⓒママリ

🔴【第1話から読む】まさかのPTA役員選出…くじ引いて「えっ…私が?」地獄の1年の始まり

役員会の任期が終わり、ようやくいじめから解放されることに希望を抱くはるか。しかし、終わってもなお、心無い行動は続いたのでした。

ようやく出口が見え始め…

出口 PIXTA

長く、暗いトンネルのような一年間が、ようやく終わりの光を見せ始めました。3月。卒園式も修了式も無事に終わり、役員の最後の仕事である引き継ぎも、なんとか済ませることができました。

最後の定例会が終わった日、私は、まるで重い枷から解き放たれたかのような、深い安堵感を覚えていました。もう、Aさんたちと顔を合わせる必要はない。あの息苦しいLINEグループを見る必要もない。そう思うと、心が少しずつ、本当に少しずつですが、軽くなっていくのがわかりました。

これで、あの地獄のような日々から抜け出せる。私は、ようやく平穏な日常を取り戻せるんだ。そう、心から信じていました。

しかし、そんな私のささやかな希望は、数日後、一本のLINEによって、またしても打ち砕かれることになります。

この期に及んで「4人」で打ち上げを提案される

打ち上げ PIXTA

ピコン!

役員活動が終わり、ようやく平穏が訪れると思いきや、スマホに届いたのは忌まわしい役員グループLINEの通知でした。

Aさん:「皆さん、一年間、役員お疲れ様でしたー! いろいろあったけど、無事に終えられて本当によかったですね!🥳」
その、まるで何もなかったかのような、明るいテンションのメッセージを見た瞬間、私の心臓は嫌な音を立てて大きく跳ねました。
Aさん:「ね、せっかくだから、私たち4人で打ち上げしませんか? 一年間頑張ったご褒美に、パーッとやりましょうよ! お疲れ様会も兼ねて!」

Aさんからの明るいメッセージに、心臓が凍りつくような感覚を覚えました。「4人で」という言葉が私の目に突き刺さります。

一年間、私を透明人間のように扱い、無視し続けてきた彼女たちが、今さら何のために私を誘うのか。地獄のような日々を終え、得られたはずの平穏が、またもかき乱されようとしている事実に、私は怒りを通り越して恐怖すら感じました。

「あ、ありがとうございます! そうですね、お疲れ様でした…」

しかし、そこまで打った時、これまでの出来事が走馬灯のように頭を駆け巡りました。押し付けられた用具係、私だけ知らされなかった落ち葉拾い、見ることができなかった里奈の晴れ舞台、そして数えきれないほどの無視と冷たい視線。

私は、なぜまだ彼女たちに怯えているのだろう? なぜ彼女たちの顔色を窺っているのだろう? 自問自答の末、心底から「もう、うんざりだ」という思いが込み上げてきました。

勇気を絞った行動だったのに…

いじめ PIXTA

私は打ちかけていたメッセージを消去し、深呼吸しました。この一年間の苦しみを思い返し、ここで彼女たちに合わせては一生後悔すると確信しました。これ以上、彼女たちの呪縛に囚われるのはごめんだと、勇気を振り絞る決意をしました。

打ち上げの日程は、私を無視してAさん、Bさん、Cさんの間で「○月○日(土)19時〜 駅前のイタリアンレストラン」と決定されました。その決定を見届けてから、私は震える指を抑え、LINEのグループチャットを開きました。

「皆さん、お疲れ様です。打ち上げのお誘い、ありがとうございます。大変申し訳ないのですが、その日は、どうしても都合が悪くなってしまい、参加することができません。皆さんとご一緒できず残念ですが、どうぞ楽しい時間をお過ごしください。一年間、ありがとうございました」

丁寧に、しかしきっぱりと、明確な拒絶の意志を込めて送信しました。これで、この関係は本当に終わりだと。送信した瞬間、心は不思議と穏やかでした。どんな返信が来ても怖くはありませんでした。

しかし、現実は私の想像を超えていました。数時間経っても、翌日になっても、私のメッセージに反応はなく、3人だけが食事の話で盛り上がっています。3人からの完全な無視。彼女たちは、最後の最後まで、私を「いないもの」として扱い続けるつもりでした。

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この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。…

「大人な対応」ができない人にどう立ち向かう?

この作品は、ママリユーザーの体験談から再編した作品です。はるかさんは、幼稚園で役員をやることになり、そこで人間関係のトラブルに巻き込まれます。

役員のメンバーははるかさんに対して、露骨な仲間外れや無視をしていました。はるかさんは役員会のメンバーに対して、不信感を抱くように…。大人になってからの仲間外れや無視は、関係性が複雑になります。誰に相談すればよいか、どんな対処が必要か、わからなくなってしまうことがあるかもしれません。

本作でははるかさんのさまざまな体験を通じ、いわゆる大人の対応の大切さを感じるとともに、大人の対応ができない人と、どう付き合っていくべきかを考えさせられます。「自分ならどうするか」考えつつ、はるかさんを応援したくなる体験談です。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

イラスト:まい子はん

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