Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】夏休み直前『お盆は預かり保育なし』夫も自分も仕事…預け先確保に暗雲が立ち込める
「無理って言ったじゃん」母からの連絡に攻撃的な返信をしてしまい
夫に無理を言ってお盆の出勤に都合をつけて以来、特に母とは連絡を取っていなかった。母も歳だし子どもを見るのは体力勝負だ。頼れなかったのは仕方ない。そう心の中で割り切り、連絡をしようとも思わなかったのだ。
7月に入り、夏本番を迎えたある日のことだった。突然、母からLINEが届いた。
母: 子守の件どうなったの?
母: お盆の何日に子どもを見てほしいわけ?連絡くれないと休めないよ
私は、そのLINEを見て、目を疑った。子守はできないと断ったはずなのに、なぜ今頃になって聞いてくるのだろう。
メグミ:無理って言ったじゃん
反射的にそう打ち込み、私は母との過去のLINEのやりとりを探し、スクリーンショットを撮って送りつけた。急に気が変わったように子守りする気を起こすなら、最初から気持ちよく引き受けてくれたらいいのに。こちらだって母の気が変わるのを待てるわけがない。
イライラしていると、すぐに母から返信が来た。
母:サトルさんに頼めたのか、あなたが返事をしなかったんでしょう
母:こっちは心配して連絡したのよ
母:人を振り回すんじゃないの
立て続けのメッセージには、怒り心頭した母の感情が凝縮されていた。
まるで私がワガママで振り回したような言い方だけど、決してそんなつもりはない。むしろ「休みたい」という母に気を遣ったのに。
私はそのメッセージに返信せずにトーク画面を閉じると、スマホをソファーに投げつけた。
連絡の行き違いから、母とは疎遠に
それからというもの、半年以上、母とは疎遠状態が続いている。私の誕生日にも、母の日にも、何の連絡もなかった。私も、母に連絡する気にはなれなかった。
一度、私の体調不良で精神的に参っていた時期があった。仕事のストレスと、子育てのプレッシャー、そして母との関係に、心が悲鳴を上げていたのだ。その時、母と姉のいるLINEグループで「体調崩した」と連絡した。少しでも、心配してほしかった。優しく声をかけてほしかった。
しかし、母からの返信は、あまりにも冷たいものだった。
母: 「お大事に」
たったそれだけ。それ以上の言葉は何もなかった。母との間に、目に見えない深い溝ができてしまったように感じた。この溝は埋まることはないのだろうか。そう思うと、どうしようもない寂しさが私を襲った。
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あとがき:一方的な考えだけのコミュニケーションで生まれる溝
この話のハイライトは、母からの衝撃的なLINEと、開いてしまった母との距離です。親しい間柄だからこそ、感情的な言葉が飛び交い、関係がこじれてしまうことは少なくありません。
特に、お互いの状況を理解しようとせず、一方的な意見だけをぶつけ合うと、大きな溝が生まれてしまいますね。「相手は自分をわかってくれるはず」という期待が生まれがちな親子という関係だからこそ、ていねいな物言いが必要なときもあるでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています