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子守り問題で「人を振り回すんじゃない」実母からまさかのLINE…実母と疎遠になった夏

この作品は、フルタイムで働く看護師の母・メグミによる、息子・コウタの夏休みの預け先探しを描くお話です。夫の休みに合わせて調整した矢先、母から「子守の件どうなった?」とLINEが届きます。過去のやり取りをスクショして送ると、母からは「人を振り回すな」と怒りの返信が。「もっと早く引き受けてくれればよかったのに」という思いから、メグミと母は半年以上も疎遠になってしまいます。『お盆の子守り問題で実母と揉めた話』をごらんください。

Ⓒママリ

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「無理って言ったじゃん」母からの連絡に攻撃的な返信をしてしまい

夫に無理を言ってお盆の出勤に都合をつけて以来、特に母とは連絡を取っていなかった。母も歳だし子どもを見るのは体力勝負だ。頼れなかったのは仕方ない。そう心の中で割り切り、連絡をしようとも思わなかったのだ。

7月に入り、夏本番を迎えたある日のことだった。突然、母からLINEが届いた。

母: 子守の件どうなったの?
母: お盆の何日に子どもを見てほしいわけ?連絡くれないと休めないよ

私は、そのLINEを見て、目を疑った。子守はできないと断ったはずなのに、なぜ今頃になって聞いてくるのだろう。

メグミ:無理って言ったじゃん

反射的にそう打ち込み、私は母との過去のLINEのやりとりを探し、スクリーンショットを撮って送りつけた。急に気が変わったように子守りする気を起こすなら、最初から気持ちよく引き受けてくれたらいいのに。こちらだって母の気が変わるのを待てるわけがない。

イライラしていると、すぐに母から返信が来た。

母:サトルさんに頼めたのか、あなたが返事をしなかったんでしょう
母:こっちは心配して連絡したのよ
母:人を振り回すんじゃないの

立て続けのメッセージには、怒り心頭した母の感情が凝縮されていた。
まるで私がワガママで振り回したような言い方だけど、決してそんなつもりはない。むしろ「休みたい」という母に気を遣ったのに。

私はそのメッセージに返信せずにトーク画面を閉じると、スマホをソファーに投げつけた。

連絡の行き違いから、母とは疎遠に

スマホ テーブル PIXTA

それからというもの、半年以上、母とは疎遠状態が続いている。私の誕生日にも、母の日にも、何の連絡もなかった。私も、母に連絡する気にはなれなかった。

一度、私の体調不良で精神的に参っていた時期があった。仕事のストレスと、子育てのプレッシャー、そして母との関係に、心が悲鳴を上げていたのだ。その時、母と姉のいるLINEグループで「体調崩した」と連絡した。少しでも、心配してほしかった。優しく声をかけてほしかった。

しかし、母からの返信は、あまりにも冷たいものだった。

母: 「お大事に」

たったそれだけ。それ以上の言葉は何もなかった。母との間に、目に見えない深い溝ができてしまったように感じた。この溝は埋まることはないのだろうか。そう思うと、どうしようもない寂しさが私を襲った。

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あとがき:一方的な考えだけのコミュニケーションで生まれる溝

この話のハイライトは、母からの衝撃的なLINEと、開いてしまった母との距離です。親しい間柄だからこそ、感情的な言葉が飛び交い、関係がこじれてしまうことは少なくありません。

特に、お互いの状況を理解しようとせず、一方的な意見だけをぶつけ合うと、大きな溝が生まれてしまいますね。「相手は自分をわかってくれるはず」という期待が生まれがちな親子という関係だからこそ、ていねいな物言いが必要なときもあるでしょう。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】お盆の子守り問題で実母と揉めた話

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