🔴【第1話から読む】義母からの【孫プレッシャーLINE】さらに…妊活中の私に向けられた"衝撃プレゼント"
嫁・アヤに対して妊活を応援する気持ちで、手製のスタイとぬいぐるみを撮った写真を送ったミチヨ。写真に対して返信がきて安心していましたが、その後に息子からかかってきた電話で、予想外の現状を知ることになりました。
「自分の無神経を反省」嫁の本心を知った義母の後悔
先日、嫁のアヤさんに送った手作りスタイとぬいぐるみの写真。返信がないので心配していましたが、1日経って返信がきました。「かわいいスタイとぬいぐるみ、ありがとう」と喜んでくれたようで、私もホッとしました。
返信の最後に「早くスタイ、ぬいぐるみを使える日を心待ちにしています」と書いてあったのが、何より嬉しかったです。これからも家族みんなで、息子と嫁の間に生まれる子を心待ちにしようという思いでした。
翌日の午後、マモルから電話がかかってきました。普段はLINEが多いのに、電話なんて珍しいこと。何かあったのかと心配になりつつ電話に出ました。
「もしもし、マモル? どうしたの?」私が電話に出ると、マモルは少し重い声で話し始めました。
「お母さん、アヤからのメール、ありがとうね。すごく喜んでたよ」
まずは、お礼の言葉でした。私も「そう、良かったわ」と答えたのですが…。「ただね、お母さん。一つ、お母さんに伝えておかなきゃいけないことがあって……」マモルの声が、少しだけ沈みました。胸騒ぎがしました。
「実はね、アヤ、妊活始めてから、もう2回流産してるんだ」
その言葉を聞いた瞬間、私の頭の中が真っ白になりました。
「え……?」
私は、言葉を失いました。つらい流産を2度も、アヤさんが?そんな経験をしていたなんて想像もしていませんでした。
「……母さんが送ってくれたスタイとぬいぐるみ、アヤはうれしい気持ちもあったけれど、正直、つらい気持ちにもなったみたいなんだ」
マモルは、淡々と、でもていねいに説明してくれました。私の気遣いしたつもりだけの無自覚な行動が、アヤさんを苦しめていたのです。その事実に、私は言葉にならないほどのショックを受けました。
「ごめんね、アヤさんがそんな状況だなんて……私、何も知らなかったから……」
電話口で、私は言葉に詰まってしまいました。
「悪気がないのはアヤもわかってるから。だから、責めてないよ。俺たちも、お母さんに心配かけたくなくて、言ってなかったから」
マモルは、私を気遣ってくれました。その優しさが、さらに私の胸を締め付けました。
電話を切った後も、私はしばらく立ち直れませんでした。自分の無神経さに、心から反省しました。そして、すぐにアヤさんに連絡しなければ、と思いました。居ても立っても居られず、震える手で、アヤさんにLINEを送りました。
ミチヨ: 「アヤさん、本当にごめんなさい。マモルから話を聞きました。何も知らずに、つらい思いをさせてしまいました」
すぐにアヤさんから返信が来ました。
アヤ: 「お母さん…謝らないでください。お母さんに悪意があったわけじゃないのはわかっています。いつも気遣ってくれてうれしいです」
アヤさんの優しい言葉に、私はまた涙が溢れました。アヤさんは、とても心が広い子です。こんな歳で恥ずかしいことですが、これからは相手の状況をよく考えて連絡をするようにしようと、改めて心に誓いました。
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ときには、言いにくいことを伝えるという選択もある
「まさか、そんなことになっていたなんて…」。良かれと思ってしたことが、深く相手を傷つけてしまうこともあるんです。ミチヨさんの純粋な愛情が、妊活中に流産を経験したアヤさんにとって、知らず知らずのうちに心の負担となっていました。
このエピソードは、家族の現状によっては、言いにくいことを勇気を出して伝える選択肢があることを伝えてくれます。アヤさんの場合は夫婦で状況を共有し、ミチヨさんにも伝えることで、お互いの理解が深まり、より強い絆が生まれました。デリケートな問題ほど、正直に話し合うことで、信頼関係が深まるきっかけになることもあるのですね。
家族によって「伝える」「伝えない」それぞれの選択があり、正解・不正解があるものではありません。アヤさんのように夫と相談しながら、自分たちにとって良い選択は何かじっくり考えて結論を出すことが大事ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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