🔴【1話から読む】27歳シングルマザーの親友、恋の相談に「まさか」…相手は妻帯者?
シズカ(27歳)は夫のタケルと3歳の長女、円佳と暮らす専業主婦。中学校からの付き合いになるリサとは、お互いに結婚してからも定期的に会っていました。リサが離婚し、シングルマザーとなってからも、変わらず続いていた2人の関係…。そんなある日、リサから「いい感じの人」がいるという報告を受けたシズカ。リサの相手は既婚者であると告げられ…。
「結婚してるの」親友の不倫が発覚…
「リサには幸せになってほしい」それは、親友として当然の願いだ。彼女が幸せそうなら私もうれしいし、傷ついていたら私までつらくなる…。それくらい、私たちの関係は深く、互いを思いやっていた。
「ユウスケさん、結婚してるの」
リサの言葉に、私の心臓は大きく波打ち、頭の中が真っ白になるような感覚がした。
「え…?結婚してるの?」
声が、震えた。リサは、私の反応に少しおびえたように、うつむいた。
「うん…でもね、今、奥さんとはうまくいってなくて、別れるって言ってるの。もう離婚の話も進んでるって…」
信じられない。私の中で、何かが音を立てて崩れていくような気がした。親友が、不倫をしている…。
親友の不倫相手「本当に大丈夫?」
「リサ…それ、本当に大丈夫なの?」
私の言葉は、心配と、少しの非難が入り混じっていたかもしれない。リサは、私の視線から逃れるように、コーヒーカップに手を伸ばした。
「大丈夫だよ。だって、彼は本当に私のこと大切にしてくれるし、子どものことだって理解してくれる。それに、奥さんとはもう冷め切ってるんだって。むしろ、私がいることで、離婚に踏み切れるって言ってた…」
リサの言葉は、まるで自分を納得させるかのように聞こえた。彼女の目がいつもとは違う…どこか不安定な光を帯びているように見えた。
私は、どう反応していいか分からず、ただ黙ってリサの顔を見ていた。
親友の「幸せ」がまさかこんな形だなんて
子どもたちは、無邪気に笑いながら私たちの側で遊んでいる。その声が、私の耳には届かないほど遠く感じられた。
「シズカ、どうしたの?そんな顔して…」
リサが心配そうにたずねる。私は、無理に笑顔を作った。
「何でもないよ。ちょっとびっくりしただけ。リサが幸せなら、それが一番だよね…」
そう言うのが精一杯だった。心の中では、「違う、違うよリサ」と叫びたかったけれど、言葉にならない。親友の「幸せ」が、まさかこんな形だなんて…思ってもみなかった。
この日以来、リサの話題は、私の心に重くのしかかるようになった。彼女の幸せを願う気持ちと、どうしても許容できない倫理観との間で、私は深く悩むことになる。親友だからこそ、どうすればいいのか分からなかった。
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あとがき:親友だからこその迷い
親友の口から告げられた真実に、動揺が隠せないシズカ…。親友の「幸せ」を願う気持ちと、自分の中で許容できない倫理観の中で揺れ動きます。
誰しも、自分の中には倫理観や価値観があります。それぞれが、自分の中の「正しさ」を基準に生きている…。シズカにとって、「不倫」とは道ならぬことであり、そんな不倫へと突き進む親友に対して、違和感を隠しきれません。
ですが、リサの人生はリサのものであり、今までリサが築いてきた信頼関係や経験を否定するものではない…。リサを尊敬し、信じているからこそ、彼女が自分で選んだ「幸せ」に対して、親友として見守るべきなのだろうかと、シズカは葛藤しているのではないでしょうか。
心から大切に思ってきた親友のリサ…。リサの「不倫」が、シズカを深く悩ませることは想像に難くありませんよね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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