Ⓒママリ
🔴【1話から読む】27歳シングルマザーの親友、恋の相談に「まさか」…相手は妻帯者?
シズカ(27歳)は夫のタケルと3歳の長女、円佳と暮らす専業主婦。中学校からの付き合いになるリサとは、親友同士です。リサが離婚し、シングルマザーとなってからも、変わらず続いていた2人の関係…。そんなある日、シズカはリサから不倫の事実を告げられます。実は、リサは以前にも不倫をしていた時期がありました…。
繰り返される過ち
リサの不倫を聞いてから、どうにも落ち着かない。胸の奥が、鉛が沈んだように重い…。リサと会うたび、彼女の口から「ユウスケ」さんの話が出るたび、私の心はざわめいた。
実は以前にも、リサが既婚男性と関係を持っていたことがあった…。その時は、相手の奥さんが妊娠中だという衝撃的な事実を知り、さすがのリサも心を痛め、すぐに別れた。相手の男性が暴力的だったこともあり、リサも精神的に追い詰められていたように見えた。その時も私は、リサの過ちをどう受け止めるべきか悩んだものだ。あの時は、リサが別れてくれて心底ホッとした。
「リサ、本当に別れたんだよね?無理してない?」
「うん、もう会ってないよ。正直、もう疲れた。子どももいるのに、あんな関係続けてたら、いつかバチが当たる気がして…」
私はリサの言葉に安堵し、「別れたのなら良かった」と心から思った。深くは触れず、ただ彼女の選択を尊重しようと努めた。あの時のつらい経験を、リサは忘れてしまったのだろうか…?そう考えると、胸が締め付けられるようだった。今回もまた、同じ過ちを繰り返している…。しかも、今度は「離婚の話が進んでいる」という不倫相手の言葉を信じ込んでいる…。
子どもを巻き込むことだけはヤメて!
リサからのメッセージが届いた。
©︎ママリ
「そ、そう…」
私は、返信しながら指が震えた。子どもを巻き込むことだけは避けてほしい。そう願うばかりだ。
自問自答を繰り返す日々
リサは、ユウスケさんと出会ってから、まるで別人のように浮かれているように見えた。確かに、彼女は幸せそうに見える。でも、その幸せは、誰かの不幸の上に成り立っている…。そう思うと、私はどうしても心から祝福できなかった。
ある日、夫のタケルに何気なくリサの話をしてみた。
「ねぇ、タケル。もし、親友がね…誰かを傷つけるようなことをしてたら、どうする?」
タケルは、私の言葉の裏にあるものを察したようだ。
「状況によるけど、まずは話を聞くんじゃないかな…。でも、本当にそれが親友にとって良くないことなら、きちんと伝えるべきだとは思うよ」
「でもさ…もしそれで、友情が壊れたらどうする?」
「それは、その時になってみないと分からない。でも、シズカがそこまで悩むってことは、大切な親友なんだろ?だったら、なおさら、真剣に向き合うべきじゃないの?」
タケルの言葉が、私の心に突き刺った。私は、リサに強く言えない自分を、どこか正当化しようとしていたのかもしれない…。「親友を失いたくない」その気持ちが、私の口を閉ざさせている。しかし、このまま黙っていていいのだろうか…?リサの幸せを願う気持ちは本物だ。だけど、この「幸せ」の形は、本当に彼女にとって良いものなのだろうか?自問自答を繰り返す日々が続いた。
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あとがき:友情が壊れるとき
以前にも、既婚男性との恋愛に陥っていたリサ…。その時はつらい目にあって、リサも冷静さを取り戻すことができたようです。しかし、再びリサは不倫の道へと進んでいきます。既婚男性との旅行に浮かれるリサ…。
シズカはそんなリサの様子を見て、そのうち自分の子ども…アイを蔑ろにするのではないか…と危機感すら覚えます。
シズカは、親友の幸せを祝福したい気持ちはありつつも、その幸せが誰かを傷つけて成り立っているという事実から、目を背けることはできませんでした。そんなシズカの気持ちに夫のタケルは寄り添うように言葉をかけます。
シズカは、本当のことを伝えたら、「友情が壊れるかも」「親友をうしないたくない」という自分の気持ちに気づきました。
「友情が壊れる」ことを想像すると、とても怖いですよね。その友だちが自分にとって大切であればあるほど、理屈では割り切れない、怖さや悲しさがあるのではないでしょうか。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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