Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】デキ婚義弟夫婦の家賃滞納、もう27歳の大人なのに…「光熱費・給食費も…」義母の立て替えにモヤモヤ
義実家を無料学童扱い?弟嫁の態度にあぜん
弟夫婦の生活状況は、見れば見るほどひどいものでした。特に驚きなのは、子育てに対する無関心さ。弟嫁の連れ子である年長の男の子と小学生の女の子は、頻繁に義両親に預けているらしいのです。
義母にはとてもなついているそうで、義母が楽しそうに孫の話をしてくれるのは嬉しいのですが、聞けば、ほとんど毎日、義実家で過ごしていると。子どもたちを預けている間、弟嫁は独身時代のように自由を謳歌しているという話も聞こえてきました。
「またメグミさんは友達とランチに行ってたのよ」
「今度は、遠くまでライブに行くって言うから、泊まりで預かってるの」
義母には出先から帰宅予定時間だけが送られてくるそうです。大したお礼の言葉もなしに。
義母からそんな話を聞くたびに、私の心には黒いモヤが広がりました。自分たちの生活もままならないのに、子供を預けてまで遊ぶお金はどこから来るのでしょう。家賃や光熱費、子どもたちの給食費まで滞納する状況なのに…。
たびたび持ち上がる「離婚問題」にも呆れるばかり
「花ちゃん、大変なの……。」
ある日、義母から電話がかかってきました。声のトーンは暗く、すぐに義弟夫婦の話だと思いました。
「ケンジとメグミさんがまた喧嘩したみたいで…」
「どうやらまたお金の問題みたいなのよ…」
義母もパートで働いているとはいえ、裕福なわけではありません。そんな義母が弟夫婦の生活費や遊ぶ金の心配をしているなんて、見ていて本当に悲惨です。どうしてそこまで甘やかせるのか、理解に苦しみました。そんな金銭トラブルが原因で、弟夫婦の間では夫婦喧嘩が絶えず、たびたび離婚問題になっています。
「ケンジが怒って出て行った」
「メグミさんが離婚するって言い出して…」
義母から聞かされる彼らの近況は、いつも同じパターン。夫婦喧嘩をして、弟が家を出て、弟嫁が離婚したがる。でも、しばらくするとまた何事もなかったかのように、また同じような生活が始まる。これが、もう何度も繰り返されています。そんな家庭にいる弟嫁の子どもたちがかわいそうに思えてきます。
今年2月には、今までで一番深刻な事態になりました。子どもを置いて弟嫁の方が家を出ていき、1週間も戻らなかったというのです。
「今度こそ、離婚だろう」
家族みんながそう思っていました。私たち夫婦も、さすがに今回はもう無理だろうな、と。ところが、その連絡があった数日後、義母から信じられないような連絡がありました。
「あのね、メグミさん。考え直したみたいで、戻ってきたのよ」
もう27歳の、子どもがいる大人がやることには思えません。ただただ呆れ果てました。
生活が立ち行かないのに「赤ちゃんができた」
そして、それからしばらくして、義母には弟嫁からとんでもない連絡が入りました。
「お義母さん、私たち、赤ちゃんができたみたいなんです」
そう、弟嫁が義母に真っ先に報告したといいます。義弟にとっては初めての実子。一家としては当然おめでたいことなのでしょうが、私はまともに喜べませんでした。私たちも3人の子を育ててきて、子育てにはどれだけお金がかかるか、身に染みています。全く生活できていない彼らが、なぜもう1人子どもを持てるというのでしょうか。
経済面を心配する返信をした義母に対し「大丈夫!産みたいです!」と言っているという弟嫁。その「大丈夫」の中には、義母から得ている支援への期待も入っているのではないでしょうか。だとしたら都合が良すぎるように思えます。
あの家庭の一番の稼ぎ頭は弟嫁だったのに、妊娠したらしばらくは仕事もできないでしょう。弟の収入だけで4人暮らしをまかなうのは限界があります。ますます私たち義両親からの援助が必要になるのは、誰が見ても明らかなのです。
夜、夫にその話を伝えると、夫は眉間に深いシワを寄せていました。
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あとがき:たとえ別世帯でも気になる、義弟夫妻の経済状況
弟夫婦の金銭問題は、子どもの養育にも影響を及ぼし、義両親からの援助が常態化している現状が浮き彫りになりましたね。
自分たちの経済力で子どもたちを養えていない状況下での3人目の妊娠。生活できていないにもかかわらず、その報に「信じられない」と複雑な感情を抱く主人公の思いが理解できます。せめて親がしている贅沢をやめ、遊ぶお金を生活費に回せば生活は立ち直るのかもしれませんが、それは本人たちの意志なしにはどうしようもないこと…。こんな状況を目の当たりにしたらモヤモヤしてしまいますよね。
※このお話はママリに寄せられた体験談をもとに、個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。