「誰にも言わないで」涙の告白…同級生がイジメ被害を打ち明けたら何ができる？ [ママリ]

「誰にも言わないで」涙の告白…同級生がイジメ被害を打ち明けたら何ができる？

著者・ツマ子(＠tumakonofamily)さんのこの作品は、同級生のいじめを目撃し、悩んだ体験談が描かれています。他人から嫌がらせを受けている時、応戦や周囲に助けを求める場合もありますよね。しかし一方で、今後の関係性や家族に心配を掛けたくないなどの理由で、周囲に対してすぐに助けを求めたり、被害を訴えたりできない場合もあります。もし、学校や職場など「限られた人間関係」の中でイジメ起きていることを見つけたら、実際私たちにはどんな行動がとれるのでしょうか。もし、被害者から「言わないで」とお願いされたら、どんな行動がベストなのでしょうか。

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【1話目から読む】イジメを目撃したら

涙ながらにイジメ被害を打ち明けた同級生の本音

主人公のツマ子は、小学2年生へ進級し、新しいクラスになったのを機にBちゃんとKちゃんという友人ができました。この2人はもともと友人同士だったようですが、ツマ子は一緒に過ごす中でBちゃんとKちゃんの間には微妙な関係性があることに気づきます。その関係性とは「おそらくKちゃんはBちゃんにいじめられている」というものでした。

できるだけKちゃんとBちゃんと2人きりにさせないように配慮していたツマ子ですが、ある日、Kちゃんのお道具箱の中に「髪の毛」が入っていることに気づきます。その髪の毛は多分、Kちゃんのものだろうとツマ子は察するのですが…？

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ツマ子(＠tumakonofamily)さんのインスタグラム

帰り道、Bちゃんと別れた後に「もしかして…」と髪の毛がお道具箱の中にあったことの真相を聞いてみたツマ子。しかしKちゃんからは「誰にも言わないで」と返事が来ます。自分自身が誰かから嫌がらせを受けている場合、いろいろな理由から「他の人には言わないで」と言ってしまうことはありますよね。

ただ、その被害を見てしまったのに「言わないで」と言われた側は「本当に黙っておいて良いのだろうか」と悩みます。今回のように子ども同士のトラブルの場合、「言わないで」と言われた子はどうすれば良いのか分からなくなってしまいそうですよね。こうしたケースでも、子どもが信頼できる「相談の場」があることはとても大事です。

それが学校の人間でも、保護者でも、近所の誰か、習いごとの先生、誰でも構いません。子どもが安心して相談できる場を、大人たちは社会としてしっかり作っておきたいですね。