1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. ブログ・SNS
  4. 不倫夫との「再構築」を選んだ妻、心に広がるのは“冷たい満足感”でした

不倫夫との「再構築」を選んだ妻、心に広がるのは“冷たい満足感”でした

この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。主人公・ユイさんは、夫・俊太と2歳の娘・ヒナちゃんとの3人家族。ところがある日、夫の不倫が発覚。「離婚しない」と決めますが、弁護士の力を借り、不倫相手の女へ慰謝料200万円を請求。そして、今後も結婚生活を続けていくために、夫へ誓約書をつきつけます…。『不倫夫に制裁を!』をダイジェスト版でごらんください。

©ママリ

🔴【全話まとめて読む】不倫夫に制裁を!

「今後、あなたが二度と私を裏切らないための担保として、GPSとスマホの暗証番号を共有してもらう」その言葉に、俊太は明らかに動揺しました。

「GPS…? スマホの暗証番号…? それは、ちょっと…」「何をためらうの? あなたは、私が妊娠中や産後という最もつらい時期に、他の女と関係を持っていたんだよね。私がどれだけ傷ついて苦しんだか、あなたはわかってる? これくらいは、当然の要求だと思う」私の厳しい口調に、俊太は何も言い返せなくなりました。彼は、自分の自由が制限されることに抵抗があるのでしょう。でも、私からすれば、これまで通りの行動では信用されないのは当然のことです。

「そして最後に、あなたが二度と不倫をしないという誓約書を書いてもらう」私は、あらかじめ弁護士の先生に作成してもらっていた誓約書を、俊太の前に差し出しました。そこには、以下の内容が明記されていました。

「今後一切、サダコを含む他の女性との不貞行為を行わないこと。違反した場合、私に別途慰謝料を支払うこと。GPS・スマホの暗証番号共有を継続すること」 ※1

不倫夫と再構築するための最低限の「担保」

ユイさんは、夫の不倫は許せませんが、娘のために再構築の道を選びます。そして、結婚生活を続けるために誓約書にサインさせたのです。

一度、裏切った代償は大きいですね。再び信頼を取り戻す日はくるのでしょうか?

胸がざわつく…不倫女からの申し出とは?

示談書を交わしてから数日後のことです。サダコから、弁護士の先生宛に連絡が入ったと、先生から電話がありました。「相手の女性から連絡がありました。慰謝料の件で、一度、ご主人を交えてお話ししたいとのことです」。私は、一瞬、戸惑いました。もう話はついたはずなのに、またあの軽薄な態度を見せられるのだろうか。不安がよぎりました。

弁護士:「ご心配には及びません。おそらく、慰謝料の支払いについて、不倫相手であるご主人にも協力を仰ぎたいということでしょう。念のため、私も同席しますのでご安心ください」

後日、再度、弁護士事務所の会議室で、俊太、サダコ、そして弁護士の先生と私の4人で顔を合わせることになりました。サダコは、前回とは打って変わって、憔悴しきった表情をしていました。俊太は、私の隣で、ただ黙って俯いています。サダコは、震える声で話し始めました。

サダコ:「まず、本当にごめんなさい…。私、200万円、すぐに用意できないんです…」

やはり、そう来たか、と私は思いました。パート勤めでは、簡単に用意できる金額ではないでしょう。減額交渉が始まるのか、と身構えました。しかし、彼女の口から出た言葉は、私の予想とは全く異なるものでした。

サダコ:「俊太さんにも協力をお願いできませんか。俊太さんも、ユイさんがいるのに不倫関係を続けていたことは事実だから…」

その言葉に、俊太が顔を上げ、サダコを見つめました。私もまた、驚きを隠せませんでした。サダコが、まさか俊太に支払いの協力を仰ぐとは。 ※2

パート勤めのサダコにとって、200万円という大金は、そう簡単に用意できる額ではありませんでした。減額交渉が始まるのかと身構えますが、まさか、俊太に協力を仰ぐなんて…。

その後夫は、協力金というカタチで100万円を支払うことに合意。サダコからも100万円が支払われ、合計200万円の慰謝料がユイさんの口座に振り込まれます。

こうして、やっと不倫騒動はいったんの幕を閉じます。そして、ここから夫婦の再構築という、長い道のりが始まります。

制裁をし、妻が得たものとは?

「ユイ、今日は俺が食事作るよ?」「ヒナのお風呂、俺が入れるよ。ユイはゆっくり休んでて」夫は以前よりも、さらに家事や育児に積極的に関わるようになりました。彼の言動の一つ一つに、以前のような疑念を抱くことはもうありません。私を裏切った過去の罪は消えませんが、彼なりに償おうと努力していることは伝わってきます。

彼の顔に、時折、私の顔色をうかがうような表情が浮かぶのを見るたびに、私の心には冷たい満足感が広がります。本来ならこんな関係ではなく、安心しきって家族でいられるのが一番です。でも今は、こうでもしてくれないと安心することはできません。この状況も彼自身の行動の結果なのです。

私は彼に与えたペナルティーが、私たち夫婦が再び信頼関係を築くための「保険」として機能することを願っています。ヒナのためにも、もし今後何かあれば、迷いなく彼を切れるようにひっそり準備をするつもりです。

そして、サダコ。彼女からの連絡は一切ありません。最後に会った場でも、彼女は不倫行為について詫びなかった。その本性には、今も吐き気を覚えます。きっと彼女の家庭にも亀裂が入っているのではないかと思います。100万円という大金が消えて、夫が気づかないわけがないと思うので。 ※3

再構築の道を選んだユイさん。夫は反省しているようですが、ユイさんが感じるのは「冷たい満足感」だけ。いかに、この選択が苦渋の決断だったのかを物語っています。

その後、サダコの家庭がどうなったのかはわかりませんが、きっと向こうの家庭も大変な騒ぎになっているに違いありません。自分がしたことの重さ、味わってほしいものです。

夫の裏切りを経験したユイさんは、離婚をしても・しなくても、ツラかったに違いありません。ただ「自分とわが子のために、したたかに生きていく」と、つづっています。母として、とても強いユイさんへ、エールを送りたくなる作品です。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

【衝撃実話】夫の不倫相手は「結婚式にも来た女友達」…スマホ画面を突きつけた私が見た夫の“震える顔”|不倫夫に制裁を!

関連記事:

【衝撃実話】夫の不倫相手は「結婚式にも来た女友達」…スマホ画面を突きつけた…

この作品は、ママリに投稿された体験談をもとに編集部が再編したお話です。…

【全話まとめて読む】
不倫夫に制裁を!
「やばいねお父さん…」父親の不倫を知った高校生息子、母の弱音に「それは違う」|夫の愛人はママ友

関連記事:

「やばいねお父さん…」父親の不倫を知った高校生息子、母の弱音に「それは違う…

40歳のちかこは、4人のかわいい子どもたちの育児と、毎日の生活費に追われる…

おすすめ記事

「漫画」「不倫」 についてもっと詳しく知る

引用元一覧

  • ※1 ママリ「「まだ反省が足りない」夫の不倫に妻が課した“ペナルティー”、GPS共有、誓約書の内容に夫は絶句|不倫夫に制裁を!」(https://mamari.jp/69476,2025年7月31日最終閲覧)
  • ※2 ママリ「「慰謝料200万、用意できない…」不倫相手が夫に“まさかの無心”!その後の展開に、妻が驚いたワケ|不倫夫に制裁を!」(https://mamari.jp/69477,2025年7月31日最終閲覧)
  • ※3 ママリ「不倫夫と不倫相手に「制裁」下した妻。始まった“新しい日常”で感じる「冷たい満足感」|不倫夫に制裁を!」(https://mamari.jp/69478,2025年7月31日最終閲覧)

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧

ブログ・SNSの人気記事