🔴【第1話から読む】夫のスマホに隠された地獄 「風邪で寝る」日に女と密会…10年間の裏切りが暴かれた夜
夫の不倫をLINEで知ってしまった千佳。怒りと悲しみを抱えたまま、子どもとともに祐大を見送るしかなかった。子どもの泣き声に心を締め付けられながらも、千佳は真実を暴く決意を固めます。
裏切りを知っても、笑って送り出すしかなかった朝
祐大が単身赴任先へ戻る日が来ました。あのLINEを見て以来、彼を見るたびに腹立たしさと吐き気がこみ上げてくるのに、私には何もできない。タクシーが迎えに来て、玄関で別れの時。
「パパ、行かないでー!」
2歳の子どもは、パパがまたいなくなるのが寂しくて大泣きしました。その小さな姿を見て、私の胸は締め付けられました。子どもにとっては、この裏切り者の祐大でも、たった一人の大好きな父親なんです。子どもの無邪気な涙が、私の我慢していた感情のダムを決壊させました。子どもを抱きしめながら、私も情けなくて、悔しくて、涙が止まりませんでした。こんな裏切りを知っているのに、笑顔で送り出さなければならないなんて。私はなんて情けないんだろう。
「信用できひんの?」と笑う夫。妻がGPSを起動した夜
祐大が出張中の夜、電話で話す機会がありました。少し時間があったので、私はさりげなく、彼に探りを入れたんです。
「ねぇ、そっちで何か変わったこととかないの?変な誘いとか受けてない?」
私の言葉に、祐大は笑いながらこう答えたんです。
「えー、ないない!こんな50のおっさんを誰が相手すんねん。どんだけ信用できひんの?」
その言葉を聞いた瞬間、私はもう、悲しくなり、辛くなりました。堂々と「一切ない」と嘘をつかれたんです。私の疑念を払拭しようとするどころか、まるで私が妄想しているかのように、逆にこちらを責めるような言い方。この人、本当に何てことをしているんだろう。この嘘を信じなければならない私なんて、まるで馬鹿みたいじゃないか。
私は、スマホの家族共有機能でできるGPS機能を使い、監視を続けることを決めました。夫が出張中に、絶対にあの女と密会し、体の関係をもつはず。それを、この目で確かめてやる、と。
最近、祐大は熊本へ1ヶ月ほど出張すると聞きました。LINEのやり取りを見ると、あの不倫相手の女の実家が熊本のようで、その女も今、熊本に帰っているらしいんです。これは、もう完全にクロだ。絶対会いますよね、この二人。私の疑念は、日に日に確信へと変わっていきました。
🔴【次の話を読む】熊本の宿に潜む罠!GPSが示した"いつもと違う場所…完璧な夫の不倫現場を直撃
あとがき:夫のウソを暴くという妻の決意
夫のスマートフォンには、裏切りの痕跡が刻まれていました。夫の許しがたい態度に憤慨した彼女は、真実を確かめる決意をします。LINEの履歴、そして夫の言葉。すべてが千佳に、残酷な現実を突きつけました。
千佳は、怒りや悲しみの中で立ち止まらず、冷静に夫の裏切りに向き合っていきます。夫のウソを暴き、真実を突き付けるための監視の先には、つらい事実しかないでしょう。それでも千佳は、家族の今後のために真実に向かっていくのです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










