Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】中3娘に彼氏!?微笑ましい恋が、まさかの門限破り&塾サボり問題に…|娘の彼氏は論破系中学生
娘・彩加の生活が乱れ、塾や門限を守らなくなった原因は、やはり彼氏のハヤトくん。心配が募った末、母は思い切ってハヤト君本人にメッセージを送るのですが…。
娘を変えた恋に、親が介入を決意した日
彩加の門限破りや塾のズル休みが続く状況に、私と夫は本当に頭を抱えていました。何度話し合っても、彩加は口では謝るものの、行動は全く変わりません。むしろ、親の言うことを聞かなくなっているようでした。
「彩加、本当はハヤトくんと会っているんじゃないの?」
そう聞いても、「友達と遊んでるだけ」と目を逸らすばかり。でも、どう考えても、友達と遊んでいてこんなに遅くなるはずがありませんし、塾を休んでまで会っている相手は、ハヤトくんしか考えられませんでした。夫も、私と同じ気持ちでした。
「このままじゃ、彩加の将来が心配だ。受験もあるのに、これじゃ志望校にも入れなくなってしまう」
私達夫婦は、何度も何度も話し合いました。どうすれば、この状況を変えられるのか。彩加に直接言っても効果がないなら、もう直接、彼氏本人に伝えるしかない。そう考えるに至りました。思い切って、娘のLINE経由で、ハヤトくん本人にメッセージを送ることにしたんです。
母の丁寧なメッセージに返ってきたのは、信じがたい正論攻撃だった
彩加をなんとか説得し、私は、慎重に言葉を選んでメッセージを送信しました。
「ハヤトくん。彩加の母です。いつも彩加がお世話になっています。彩加の門限や塾のことで、心配していることがあります。受験期でもあるので、良ければ一度、お話しませんか?」
親として、冷静に、しかし真剣な気持ちを伝えようとしました。しかし、返ってきたハヤト君の言い分は、あまりにもひどいものでした。
「門限を守って塾に行けというお話ですよね?それって、あなたたち親の勉強をさせたいという勝手な欲望ですよね?」
「わたしたち子どもは親に感謝はしていますが『ここまで育ててやったんだから言うことを聞け』という見返りの発想は良くないと思います」
「自分たちの言うことを聞かなくなることを恐れて強要的な権力で支配するのはあまりに人間として未熟ですね」
「子どもが勉強しないとしても、最終的に苦労するのはその本人。あなたにはなんの影響もない。」
「あなた方の勝手な見栄と世間体と支配欲から、子どもの自由を奪うのはやめてください。」
メッセージを読んだ瞬間、頭に血が上るのがわかりました。これは、中学3年生が書く文章なのでしょうか。誰かに吹き込まれたか、あるいはネットの情報鵜呑みにしているのか。それにしても、あまりにも見下したような言葉の羅列です。
「何これ……信じられない……」
夫もメッセージを読んで顔を真っ赤にしていました。
「こんな生意気なガキ、絶対に許せない!」
夫は怒りに震えていました。こんなひどい言い方をする彼氏と、彩加を付き合わせておくわけにはいきません。私たちはすぐに彩加にハヤトくんはあなたにふさわしくないと伝えました。しかし、彩加は簡単に了承しません。
「いやだ。ハヤトは悪くないよ。私のことを思って自由にさせようとしてくれてるの」 「ハヤトは本当に優しいんだよ」
彩加は、まるで洗脳されているかのように、彼にぞっこんでした。別れさせるならもう学校も行かない、塾も行かない、とだだをこね、部屋に閉じこもってしまいました。深夜、彩加のLINEをこっそり確認すると、そこには夫婦の悪口が書かれていました。
ハヤト「お前の親、まじ毒親じゃん」
彩加「だよねー、ほんと最悪」
そのやり取りを見た時、私の胸は張り裂けそうになりました。あの子はこの彼氏に騙されている。親を「毒親」とまで言わせてしまっている。このままでは、彩加の人生が、本当に取り返しのつかないことになってしまう。その夜、夫は怒りに震えながら、ハヤトくんの親に連絡しようとしました。
夫「こんなメッセージ送りつけてくるなんて、親の顔が見てみたい!」
私は感情的になる夫を必死に止めました。冷静に、事を運ばなければ。
🔴【次の話を読む】家族会議、そして学校へ!「親を侮辱する彼氏はいらない」衝撃の学校での話し合い
親への直談判に返ってきたのは、権利を振りかざす中3の暴言だった
娘の度重なる門限破りや塾のサボりに悩んだ史恵と夫は、意を決して娘の彼氏に直接メッセージを送ります。しかし、返ってきたのは、中学生とは思えないほど親を侮辱し、権利を主張する衝撃的な内容でした。この非常識な彼氏に娘がぞっこんで、親の悪口を言っていることが発覚する展開は、読者の怒りを誘い、物語の緊張感を一気に高めます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










