Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】中3娘に彼氏!?微笑ましい恋が、まさかの門限破り&塾サボり問題に…|娘の彼氏は論破系中学生
彩加の彼氏・ハヤトから届いた、親を侮辱するようなメッセージにショックを受けた私と夫は、これ以上見過ごすことはできないと判断し、学校に相談することにしました。担任や学年主任の協力を得て、数日後、学校の会議室でハヤトの両親との話し合いが実現します。
「毒親」呼ばわりに怒り爆発 娘を守るため、ついに学校と連携へ
娘の彼氏・ハヤトくんからのあまりにひどいメッセージ、そして彩加がハヤトくんにぞっこんで、私たち親を「毒親」とまで言っている事実。これ以上、この問題を放置するわけにはいかない。私と夫は、夜遅くまで作戦会議をしました。
「こんな言い方をする子に、彩加を任せておくわけにはいかないわ」
私がそう言うと、夫も深く頷きました。
「ああ。それに、親を『毒親』呼ばわりするような人間が、彩加のそばにいるのは許せない。このままでは彩加までおかしくなってしまう」
話し合った結果、まずは学校に相談することにしました。生徒間のトラブル、特に保護者への侮辱発言となると、学校も黙ってはいないはずです。そして、何より、ハヤトくんの保護者と直接話をする機会を設けてもらうことが一番だと考えました。
「15歳は自己責任」ハヤトの母が放った一言に、私の怒りは限界に達した
翌日、私たちは学校へ向かい、担任の先生と学年主任の先生にこれまでの経緯を全て話しました。ハヤトくんからのメッセージを見せると、先生方も顔色を変え、驚きを隠せない様子でした。
「このようなメッセージは、看過できません。すぐにこの男子生徒の保護者の方と連絡を取り、話し合いの場を設けさせていただきます」
先生方の協力も得られ、数日後、学校の会議室でハヤトくんの保護者との話し合いが行われることになりました。私たち夫婦と、ハヤト君の父親と母親、そして先生方が同席しました。ハヤトくんの親御さんは、私たちを見るなり、どこか困ったような、疲れたような顔をしていました。
夫が、ハヤトくんからのメッセージの内容を読み上げました。相手の父親は、それを聞くと、少し顔をしかめました。母親は俯いて、何も言いません。
「うちのハヤトが、そんなことを……すみません」
相手の父親は、そう言って謝りましたが、どこか他人事のように聞こえました。先生方が、ハヤトくんの最近の学校での態度や、学習面での変化についても話してくれました。そして、ハヤトくんの親御さんが口を開きます。
「私たち夫婦共働きで、仕事が多忙なもので……。なかなかハヤトのことに目が届かなくて。放任主義というわけではないのですが、正直、ある程度自由にさせていましたから……」
ハヤトくんの親御さんは仕事で多忙なため、ハヤトくんはほとんど野放し状態。私たちは、この発言に続く言葉を聞いて、がく然としました。
「でも、もう15歳なんだし、ある程度は自己責任なんじゃないですか?」
静かに見えたハヤトくんの母親が、ふとそう言い出したのです。その言葉に、夫の怒りが爆発しそうになりましたが、私がぐっと手で制しました。
「いいえ、そんなことはありません」
私が反論しました。
「今は中学3年生です。受験期で、将来を決める大切な時期です。まだ自立していない子どもが、恋愛で勉強をおろそかにしたり、親に無礼な態度を取ったりしているのに、注意しないのが親の責任でしょうか」
私の言葉に、ハヤトくんの母親の顔色が少しずつ変わっていくのが分かりました。夫ができるだけ冷静な口調を保って続けます。
「彩加には、将来の夢があります。その夢をかなえるために、今頑張らなければならないんです。正直申し上げて、あなたの家の息子さんとは、娘を付き合わせたくない」
そう言い切った時、ハヤト君の父親の顔はどんどん赤くなり、バッと立ち上がったと思うと「どうもすみませんでした」と一言だけ言って、部屋を出て行ってしまいました。それを見たハヤトくんの母親は「息子によく言い聞かせます」と言って父親を追いかけていきました。
話し合いははっきりとした決着がついたとは言えませんが、私たちにとっては意味のあるものとなりました。正直「この親にして、この子あり」そう思わざるを得ませんでした。
その日の夜、彩加はハヤトくんから不穏なLINEが届いたと言っていました。
ハヤト「うちの親、なんで怒ってんの?」
彩加 「ママたちが学校に言いつけたみたい」
私は、そのやり取りを見て、複雑な気持ちになりました。
🔴【次の話を読む】ついに「毒親」彼氏の攻撃開始!内申を盾に娘を責めるハヤトの衝撃LINE
「この子とは付き合わせたくない」親としての覚悟がぶつかる、学校巻き込みの最終対決
この話では、ついに学校を交えた家族会議が実現します。ハヤトくんの親が、多忙ゆえにハヤトを野放しにしているという実情が明らかになり、教育方針の違いが浮き彫りになります。
主人公夫婦が、娘の将来のために毅然とした態度で「息子さんとは付き合わせたくない」と伝える場面は、親としての強い愛情と覚悟が伝わります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










