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🔴【第1話から読む】中3娘に彼氏!?微笑ましい恋が、まさかの門限破り&塾サボり問題に…|娘の彼氏は論破系中学生
学校との話し合いを経て、親としての覚悟を示した史恵と夫。しかし、その後も彩加の心は揺れ続け、ついには体調まで崩してしまいます。親子の間に漂う緊張感のなか、史恵が目にしたのは、ハヤトくんから娘・彩加への信じがたい暴言の数々でした。
娘の異変。学校での話し合いの余波が心と体に
学校での話し合いの後、私たち家族の間には、どこか緊張感が漂っていました。ハヤトくんの親御さんとの話し合いは、一応の決着はついたものの、彩加がどう受け止めるのか、そしてハヤトくんがどんな行動に出るのか、不安は尽きませんでした。
その日の夜、彩加は自室に閉じこもって、私たちとは口をきこうとしませんでした。やはり、私たちが学校に話したことが、彼女にとってはショックだったのでしょう。
数日後、彩加の様子がさらにおかしくなりました。食欲がなく、顔色も優れません。明らかに思い悩んでいる様子です。
娘が流した涙の告白「ハヤトは優しくなんかなかった」
私は、心配で胸が締め付けられる思いでいました。このままではいけない。そう思い、意を決して、彩加に許可を得てLINEを確認させてもらうことにしました。彼女のスマホをそっと開くと、ハヤトくんとの最近のやり取りが目に飛び込んできました。そこには、彩加への攻撃的なメッセージが並んでいました。
ハヤト「お前の親が、わざわざ学校に言いつけたんだろ」
ハヤト「俺の内申、下がったらどうしてくれるの?」
ハヤト「親に言いつけるとか、彩加って子どもすぎ」
ハヤト「お前のせいで、俺の受験、どうなるかわかんないな」
信じられない内容でした。自分の非を認めず、全てを彩加のせいにし、内申点を盾に攻撃している。あまりの身勝手さに、怒りよりも、ハヤトくんという人間への嫌悪感が募りました。そして、こんな言葉をぶつけられていた彩加の気持ちを考えると、胸が張り裂けそうでした。彩加の返信も、弱々しいものでした。
彩加「ごめんね…」
彩加「私だって、どうしたらいいか分からないよ」
ハヤトくんは彩加の心を深く傷つけ、追い詰めていました。彩加はそのやりとりを見た私に、涙を流しながら、震える声で言いました。
「ママ……ハヤトは、優しくなんかなかった……」
「ママたちが、守ってくれなかったら、大変なことになっていたかもしれない……。ごめんなさい……」
その言葉を聞いた時、私は彩加を強く抱きしめました。本当につらい思いをさせてしまいました。でも、これで目が覚めてくれたという安堵もありました。
彩加は、自らハヤト君に別れを告げる決意をしました。
彩加「ハヤト、私たち、もう別れよう。もう会わない」
ハヤトくんからの返信は「は?なんで?」という短いものだけでした。
この瞬間、ようやく、ハヤトくんという「毒」が、彩加の人生から離れてくれたのです。その夜、夫と私は、彩加を交えて3人で話し合いました。彩加は、全てを正直に話し、私たちに謝罪してくれました。私達も、彩加を抱きしめ、「よく頑張ったね」と労いました。
🔴【次の話を読む】娘の「ごめんなさい」と、希望の合格発表!母が勝ち取った家族の絆と娘の未来
涙の決断。彩加が気づいた本当の毒と親への謝罪
学校での話し合い後、ハヤトくんからの攻撃的なLINEが、彩加の心をさらに追い詰めます。しかし、その身勝手な言葉の数々によって、彩加はハヤト君の本性に気づき、ついに目が覚めます。
親を「毒親」とまで言わせていた彼との別れを決意し、両親に謝罪する娘。人生の中では単なる短い恋とはいえ、大きな岐路だったことでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










