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【悲報】お局は令和になっても君臨する…ケーキ店にいた鬼指導オバサン|お局さん、今は令和です
ようやく剥がされる「加藤さん」の化けの皮。自分のミスを葉月に押し付けようとしたお局・加藤さんを、お客さんと店長が指摘します!見られていると思っていなくても、気付かれないと思っていても、そういう悪事ほどバレるものです――。
「ミスは誰にでもある」では済まないこともある
「加藤さんに予約の連絡をした」
お見せの常連・新藤さん言葉を聞いた瞬間、私の中で「もしかしたら加藤さんが…」という思いが浮かびました。
葉月「加藤、ですか」
新藤「ええ。確認取っていただけますか?」
葉月「かしこまりました。大変申し訳ございません。少々お待ちください」
店長は私に、お客様の傍に残るように支持し、加藤さんを呼びに行きました。
新藤の子ども「お母さん、ケーキ無いの?」
新藤「今聞いてきてくれるから、ちょっと待ってね?」
葉月「申し訳ございません…」
新藤「いえいえ、お姉さんは悪くないじゃないですか」
葉月「ですがお店の連帯責任でもありますので…」
加藤さんのミスを私が謝ることに複雑な感情はありましたが、新藤さんは真っ当な方だったので、私に対して優しくお声がけくださいました。そしてなんと新藤さんは少し言いずらそうに「加藤さんって多分、あの奥様的な感じの人ですよね?」と尋ねてきたんです。
常連さんなので大体のお店の人の顔は覚えていたそう。「加藤」という名前は加藤さん以外にはいないので、私は苦い表情をしながらも頷き応えました。すると進藤さんはポロリと本音をこぼしました。
新藤「電話の時ちょっと不安だったんですよね。忙しそうでちょっといい加減だったというか。最後に一通り復唱して確認しながら、メモしたんですけどね」
葉月「そうだったんですね。重ね重ね、申し訳ございません…」
お店が忙しくてもていねいな接客を心掛けるというのは当たり前のことです。《忙しそうだな、申し訳ないな》とお客様が感じ取ってしまうほどの対応がどんなものだったのか、普段の加藤さんの接し方を見ている分、容易に想像ができました。
いつかボロは出るもの
数分して、店長が加藤さんと一緒に戻ってきました。流石に慌てて謝罪をするのかと思っていたのですが、加藤さんの第一声は耳を疑うものでした。
加藤「あー、加藤です。そのご予約の件、この子に伝えたんですけど失念しちゃってたみたいですねー。私も確認すればよかったですー」
葉月「…え?」
信じられなかったです。第一声に謝罪の言葉がないのも、人に責任をなすりつける言い訳も。《あ、この人駄目だ》と、心底思いました。ピリついている店長とお客様を前に、どんな言葉を出せばいいのか。加藤さんの嘘を否定したいのに、不意に殴られた衝撃で何も言葉が出てきませんでした。
加藤「ねぇ、伝えましたよね?橋本さん」
いつもの圧がより私を硬直させ、悔しい気持ちに唇を噛みしめながらも、「もう面倒くさい。どうでもいいか」という気持ちになってしまい、諦めて口を開こうとした瞬間…。
店長「加藤さん、違うよね」
いつも穏やかな店長が、初めて聞く声のトーンで鋭く否定しました。
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あとがき:いつかは剥げる、化けの皮
本作品は、ママリユーザーさんの体験談から再編成した作品です。ストーリーのメインである葉月さんは、新人の頃からお局パート主である加藤さんの態度に傷つき、とても悩んでいました。
育児休暇を経て再び葉月さんが職場に復帰してからも、より一層酷くなるお局パート主の態度。大人な葉月さんはなんとか我慢をして過ごしてきましたが、ストレスは限界を迎えていました。そんな中、発覚したのは加藤さんのミス。誰にでも間違いはあるものですが、この期に及んで人に罪をなすりつけようとする態度は、許されるものではありません。
案の定、店長はすぐに加藤さんのウソに気づいて咎めてくれました。どんなにうまく取り繕ってごまかしたつもりでも、真実でないことを言っていればどこかでぼろが出てしまうものですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










