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🔴【第1話から読む】Googleフォトで目にした、夫の衝撃動画…3人目妊娠中の私を襲った悪夢
夫の不貞動画を発見した、あいり。発見時、ショックで証拠を残せず、夫に削除されてしまう。翌日、夫を問い詰めるも、逆ギレされスマホを隠されてしまった。後悔と怒りの中、あいりは新たな証拠探しを始め…。
完璧な証拠をうしなってしまった…
その日一日、私はどうすることもできずに過ごした。食事の支度も、子どもたちのお風呂も…すべてが上の空。雄二が帰ってきても、「おかえり」と言うのが精一杯だった。
夜になり、子どもたちが寝静まった後、やっぱり証拠を残しておかなかったことを激しく後悔した。あの動画があれば、雄二を問い詰められる…。そう思って、もう一度タブレットを開いた。しかし、そこにはもう何もなかった。雄二が、すべて削除してしまったのだ…。
「なんで……なんであの時、すぐに保存しなかったの!」
ヒザから崩れ落ち、声にならない叫びがノドの奥で詰まる。目の前が真っ暗になった。完璧な証拠だったのに…。私の手から、すべてがすり抜けていった。
夫に「話がある」と切り出した
「雄二…ちょっと話があるんだけど」
私は感情を抑えきれず、翌日、雄二に話を切り出した。証拠がないから不利だとは分かっていたけれど…。この胸の苦しみを抱えたままではいられなかった。
「なんだよ、急に。疲れてるんだよ」
雄二は私の表情を見て、言わんとしていることを察しているようだった。認めるどころか、突然、逆ギレしてきたのだ。その態度に、私の怒りはさらに燃え上がった。
「タブレット、見たわよ。あの動画、何なの?浮気してるの?」
雄二の顔色が変わった。一瞬、動揺を見せたものの、すぐに尊大な態度に戻った。
「何のことだか分からないな。お前、疲れてるんじゃないか?変な夢でも見たんだろ」
「ウソばっかり!スマホ貸して!見せてよ!」
私がスマホに手を伸ばすと、雄二は必死に抵抗し、まるで子どものようにそれを隠した。その姿が、何よりも雄二の裏切りを物語っていた。
痛恨のミスに後悔…
「浮気してない」と言いながら、その日からスマホを一時も離そうとしない。トイレに行く時も、お風呂に入る時も…肌身離さず持っている。
「どうしてあの時、証拠動画を残しておかなかったんだろう……」
ものすごく後悔した。あれさえあれば、あんな言い訳はさせなかったのに。徹底的な証拠だったのに!あまりにも悔しくて、私は他の証拠がないか必死に探し始めた。
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あとがき:消えた証拠
あいりが夫の不貞行為の動画を目撃しながらも、あまりの衝撃に証拠を残し損ねてしまうという、痛恨のミスが描かれました。完璧な証拠をうしなった後悔と、夫の逆ギレに直面したあいりの心情に胸を締め付けられる展開です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










