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探偵の報告通り、不倫相手の夫が親権裁判を起こし、雄二は慰謝料請求と懲戒免職ですべてをうしなった。あいりは立場が逆転した雄二に優しく接し…。
不倫に制裁がくだるとき
探偵から報告を受けてまもなく、事態は一気に変わった。
「あいり…その…金を貸してほしい…」
歯切れの悪い雄二の言い方ですべてを察した。どうやら相手の夫が、弁護士を立てて慰謝料請求の裁判を起こしたようだ。
探偵の読みは当たった。当然、雄二にも慰謝料が請求され、会社にも事態が知れ渡った。雄二は懲戒免職。そして、多額の借金を背負うことになった。
ゲス不倫の結末
不倫相手の女性は、親権も仕事もなくした…。文字通りすべてをうしなったのだ。当初、慰謝料を請求しようと思っていたが…自分のまいた種で不幸になった彼女を見て、私の怒りはかなりうすらいでいた。
数日後、母の立ちあいのもと、改めて雄二と話し合った。リビングの空気は重く、雄二はまるで別人のように小さくなっていた。以前の尊大な態度はどこへやら…完全に立場が逆転した。
「雄二さん、どうするつもりなの?」
母が静かに問いかけると、雄二は顔を上げることすらできず、蚊の鳴くような声で答えた。
「……申し訳ない……本当に、申し訳ない」
プライドも何もかもぺしゃんこにつぶされてしまったようだ。かつての自信に満ちた雄二の面影はそこにはなかった。多額の借金…仕事も家族からの信頼もすべてをうしなった雄二は、ただただ憔悴しきっていた。
夫に課した罰とは
私はそんな雄二をじっと見つめた。憎しみよりも、むなしさと…そして、ある種の達成感が胸の中に広がっていた。
「雄二、これからどうするか、ちゃんと考えて」
私はあえて、心から優しく接した。まるで、何事もなかったかのように…。雄二は、私の言葉にビクリと肩を震わせ、ゆっくりと顔を上げた。その目には、深い絶望と、そして、私に対するおびえのようなものが浮かんでいた。
そう、これでいい。ずっと罪悪感を抱きながら生きていけばいい…。それが、私が雄二に与える最大の罰であり、復讐だ。
私はこの家族を守るため、これからも強く生きていく。おなかの赤ちゃんも、きっと私を応援してくれているだろう。
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あとがき:崩壊と再生、そして家族の選択
あいりが探偵と共に集めた証拠が、ついに雄二と不倫相手に決定的な打撃を与えました。不倫相手の夫による慰謝料請求…雄二の懲戒免職と多額の借金。すべてをうしない憔悴しきった雄二に対し、あいりが選んだのは「心から優しく接する」という、ある意味最も残酷な罰でした。
夫に対して罪悪感を抱かせながら生きていく道を選んだあいりの強さと、家族の再生に向けた決意が描かれています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










