Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】結婚式を挙げないと伝えたら→「はぁ?」実母の怒り方にショックを受ける|お宮参りで実母と絶縁しました
お宮参りの当日、義両親と待っていためぐみの元に、実母から「やっぱり行かない」という短いLINEが届く。良太の両親に会いたくないという身勝手な理由に、めぐみは良太や義両親へ申し訳なさを感じ、その場で涙をこらえる。
自己中な実母の言葉に心を痛める
結婚式の件以来、私は実母との連絡を最小限にしていた。その後にあおいが産まれ、お宮参りの話が出たときも、私は正直、実母に来てほしくなかった。
実母は孫には会いたいと連絡してきているものの「嫌いな人たちと食事はしたくないから食事会はパス」と、言われていた。良太には「お母さんは忙しくて食事会は出られないの」と当たり障りなく伝えた。
「良太くん、ごめんね。お母さんがあんな人で…」
「大丈夫だよ」
良太は、そう言って笑いかけてくれた。この人と結婚して本当に良かった。
一向にやってこない実母
そして、お宮参りの当日。私は着物を着て、あおいを抱っこしていた。良太も、スーツを着て、義両親も正装で実母が来るのを待っていた。
「めぐみちゃん、お母さんはまだなの?」
義母が、そう言って、心配そうな顔をした。私は、義母に「もう少し待ってみます」と、笑顔で答えた。しかし、実母は一向に現れない。私は、実母に電話をかけるが、電話に出ない。
「おかしいな…」
私は、不安を感じながら、スマホの画面を見た。すると、実母からLINEが届いていた。
「やっぱり行くのやめたわ、気が進まないから」
たった一言。私は、そのLINEを見て、頭が真っ白になった。
「え…?」
罪悪感が募ったお宮参り
私は、慌てて実母に電話をかける。
「お母さん!どうしたの?何かあったの?」
私がそう聞くと、実母は、イライラした声で言った。
「昨日準備してたらあちらのご両親のこと色々思い出しちゃってね、やっぱり虫が好かないし会いたくないのよ」
私は、実母の言葉に、何も言えなくなった。もう何を言ってもムダだ。そう思って電話を切った。
「ごめんね、良太。本当にごめん…」
私は、良太にそう謝った。良太は、何も言わずに、ただ私の手を取った。私は、義両親にも「急用で…」と謝罪した。
義両親は「来れないのなら仕方ないよ」と言ってくれた。しかし、私は、義両親の優しい言葉に、さらに罪悪感を覚えてしまう。
「初孫のお宮参り…どうして…」
私は、涙をこらえながら、あおいを抱きしめた。
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あとがき:届いた一言のLINE
本話は、実母の自己中心的な行動が、主人公めぐみとその新しい家族全体を巻き込む形で描かれている。お宮参りという大切な節目に、身勝手な理由で参加を拒否する行為は、めぐみにとって深い絶望と羞恥心をもたらす。結婚式に続き、再び良太の家族を軽視する姿勢は、もはや修復を望めないほどに二人の関係を悪化させる。この出来事は、めぐみが実母との関係を根本的に見直す、決定的なきっかけとして機能している。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:まい子はん










