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敷地内同居でも“境界線ははっきりと”、義母とした重大な約束|アポなし義母はお断り

妊娠9か月、切迫早産で静かに過ごすなずな。しかし、敷地内同居の義母による過干渉に、心は休まる暇がありません。優しい夫に相談しても「悪気はないよ」と流され、孤独とストレスは募るばかり。そして、ついに体に異変が。この出来事をきっかけに、すれ違っていた夫婦の心は再び通じ合い、敷地内同居は新たなステージに向かいます。『アポなし義母はお断り』をごらんください。

🔴【第1話から読む】朝食中に「ドアをこじあけて…」敷地内同居でモヤモヤする嫁|アポなし義母はお断り

優斗は義母から合鍵を返し、訪問時間を厳守させることに。ストレスが原因だったと知った義母は、なずなへの思いやりを見直します。夫の優しさに触れたなずなは再び愛情を感じ、夫婦で問題に立ち向かうことを誓うのでした。

夫が変わった

夫 真剣 PIXTA

病院から自宅に戻ってから、夫は変わった。 いや、変わったというより、本来の優斗に戻ったのかもしれない。

「母さん、なずなが退院したからって、また勝手に家に入らないで」
「玄関を開けるのは、俺がいる時だけにして」

夫は、義母にそうはっきりと言った。 義母は、最初は納得しないような顔をしていたが、夫が真剣な顔で話しているのを見て、何も言わかなった。

「もう、合鍵は預かっておくから」

夫はそう言って、義母から合鍵を返してもらった。 義母は、少し寂しそうな顔をしていたが、夫の言葉に何も反論しなかった。

義母からの謝罪

おばあちゃん PIXTA

そして、夫は義母の訪問時間を決めたり、頻度を調整するように言ったりしてくれた。

「敷地内同居だけど、境界線をはっきりさせよう。そのほうがいい関係でいられるから」

義母の思いにも寄り添う優斗の言い方は、とても良いと思った。義母は、私の体調不良にストレスがかかわっているという話を聞いて、さすがにショックを受けたようで、自分の責任も感じてくれたようだった。

「なずなちゃん、本当にごめんね」

義母は、私にそう言って、謝ってくれた。 私は、義母の謝罪を受け入れた。 義母は本当に良かれと思って一連の行動をしていたのだと思うし、憎めない人だった。 ただ、少し無神経なだけなのだ。

再構築に可能性を感じる

嫁 姑 PIXTA

私たちは、義母との関係を再構築することにした。 義母は、週に1回の訪問を厳守し、インターホンも決まった時間にしか鳴らさなくなった。 リビングの扉を閉めていても、無理やり入ってくることはなくなった。

「なずなちゃん、これ、お土産よ」

義母はそう言って、私が好きだったお菓子を買ってきてくれることもある。夫も、義母と私の間でうまく調整してくれるようになった。 私が義母のことで困っていると、すぐに察知して、義母にそれとなく言ってくれる。

私は、夫の優しさに触れて、改めて夫への愛情を感じた。敷地内同居の関係性は難しくて、不満はすぐに完全には解決しないかもしれない。 でも、私たちなりの良い距離感で、気持ちよい関係性を築いていけたらと今は思っている。

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あとがき:関係の再構築

優斗さんがなずなさんを守るという決意を言葉と行動で示してくれて、本当に安心しましたね。二人の絆が深まり、物語が新たな局面を迎えるのを感じます。敷地内同居という問題は簡単ではないですが、夫婦で向き合っていく姿に希望が持てます。これからも応援したくなりますね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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