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公園で消えた娘の「シール帳」親友親子の"不自然な沈黙"が意味するものとは…|娘のシール帳が盗まれた

千里(29)は、娘・みちるが大切にしていた「シール帳」を紛失したことから、平穏な日常のうら側に潜む歪みに気づき始めます。公園で一緒にいたのは、信頼していたはずの"親友"たち。しかし、なくしたはずのシールが、別の形で見つかったとき、ママ友たちの「知らない」という言葉は鋭い刃へと変わり…。子ども同士のトラブルに、親はどう向き合うべきか。友情とウソ、そして、誠実さの境界線を問う作品、『娘のシール帳が盗まれた』第1話をごらんください。

©ママリ

🔴【全話読む】娘のシール帳が盗まれた

千里は、娘のみちるが、親友のリナ・ななかと公園で遊んでいる最中に、大切な「シール帳」を紛失したことを知る。周囲には、3人しかいなかったはずなのに、ママ友に連絡しても「知らない」の一点張りで……。

「シール交換」は友情の証

シール帳 PIXTA

「ママ!見て、このぷっくりシール。リナちゃんとななかちゃんと交換したんだよ!」

6歳の娘、みちるが目をかがかせて差し出したのは、パンパンにふくらんだシール帳。

最近の小学生女子にとって、これはただの「文房具」じゃありません。"友情の証"であり、自分のアイデンティティーそのもの。

私は千里、29歳。夫の雅也と、好奇心旺盛な娘・みちるの3人で暮らしています。

「わあ、かわいい!これ、パパとこないだ買ったやつも入ってるね」

「うん、大切なんだー。世界にひとつだけの、みちるの宝物なの」

そう言って笑う娘を見て、私もしあわせな気持ちになっていました。

大事なシール帳をなくしてしまった娘

小学生 女子 横顔 不安 PIXTA

みちるには、いつも一緒に遊んでいる、「リナちゃん」と「ななかちゃん」という親友がいます。

下校中も、休日も、3人はいつも一緒。

私も、リナちゃんのママ、ななかちゃんのママとは「ママ友」として、良好な関係を築いている……そう信じていました。

平和な日常に亀裂が入ったのは、一か月前のこと。

「ママ、シール帳がないの」

夕食前、みちるが泣きそうな顔で部屋から出てきました。

「えっ…いつものリュックの中は? 習いごとのバッグは?」

家中をひっくり返して探しましたが、どこにもありません。

「今日、リナちゃんとななかちゃんと公園で遊んだとき……ベンチにおいたまま、鬼ごっこしちゃったの…。気づいたときには、なくなってた」

シール帳の行方に胸がざわつく

携帯 女性 悩む PIXTA

胸の奥が、つめたい風に吹かれたようにザワつきました。

「そのとき、周りに他に人はいた?」

「ううん……3人だけだったよ」

みちるは、ポロポロと涙をこぼしました。私はすぐに2人のママにLINEをしました。

「みちるのシール帳が見当たらないんだけど、何かの拍子にまぎれ込んでいたりしないかな?」

返信はすぐに来ました。

「えーっ!大変!リナに聞いたけど見てないって。見つかるといいね」

「ななかも知らないって言ってるよ。だれかに持っていかれちゃったのかな……」

2人の返信は、どこか他人ごとのように感じられました。

もちろん、私の思い過ごしかもしれません。でも、あの公園には3人しかいなかった…。だれかが目をはなしたスキに、持ち去ることは容易だったはず。

「……信じたいけど、なんだかイヤな予感がするの」

夜、帰宅した雅也に相談すると、彼はまゆをひそめました。

「子どものすることだ、どこかにおき忘れただけかもしれない。でも……もし、確信があるなら、もう少し様子を見てみよう」

うしなわれたシール帳。みちるの悲しそうな横顔を見るたび、私の中の「違和感」という名の種は、少しずつ芽を出し始めていたのです。

🔴【続きを読む】「限定シール」が一致?娘の"宝物"を盗んだ人物の正体は…母親の決意

【全話読める】
娘のシール帳が盗まれた

あとがき:ママ友という「危うい均衡」の上に立って

「ただのシール」と言ってしまえばそれまで。けれど、親にとって、わが子が目をかがやかせて集めた宝物は、何物にも代えがたいものです。

それをうしなった娘の涙を見たとき、胸がしめ付けられるような痛みを感じるママも多いはず。「仲良し」だと思っていたママ友からの、どこか他人ごとな返事。その一言に潜む違和感が、平穏な日常につめたい風を吹き込みます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】娘のシール帳が盗まれた

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