🔴【第1話から読む】「母は絶対に裏切らない」と信じていた…“月数万円の援助”が招いた、家族のまさかの崩壊
家族を騙してお金を得ていた義母。家族にバレて見捨てられつつある状況で、何を語るのでしょうか。
信じていた義母に、夫と私がダブルで騙された話…まさかの「推し活」に10万円
義母に騙されていたことが分かり、夫も義姉も激怒して連絡を絶っていました。私も、義母の身勝手な行動に、怒りを通り越して呆れていました。
「あまりのことで、これまでのお義母さんへの気持ちが吹き飛びそう」
私は、夫にそう言いました。夫も、義姉も、同じ気持ちだったでしょう。私たちは、夫と義姉と私とで、今後のことを話し合いました。
「このままでは、また同じことを繰り返される。もう、二度と騙されたくない」
私たちは、義母に、これ以上援助はしない、と告げることを決意しました。義母に電話をかけ、夫が代表して、はっきりと伝えました。
「母さん。もう、今後の金銭的な援助はしないから」
私の言葉に、義母は最初戸惑っていましたが、夫が「もう、俺たちには信用がないから」と、はっきりと言うと、義母は黙り込んでしまいました。
「姉ちゃんからも聞いたよ。更新料の件も、推し活の件も、全部知ってるから」
夫の言葉に、義母は、ようやく自分のしたことの重大さに気づいたようでした。
「ごめんね…本当に、ごめんなさい…」
義母は、電話口で、心底反省している様子でした。いつもは強気な義母が、弱々しい声で謝る姿に、私は少しだけ心が揺れました。
義母の金銭要求を断ち切った私たち…最後に届いた「手編みのマフラー」に涙
その後、義母は、本当に反省しているようでした。
高額なブランド品をねだることもなくなり、推し活もやめ、新しいパートの仕事に一生懸命励んでいる、と義姉から聞きました。ある日、義母から荷物が届きました。開けてみると、手編みのマフラーが入っていました。
「本当にごめんなさい。あれから自分がしたことに向き合っています。家族が私に優しくしてくれることに対して、つい甘えてしまいました。こんな歳になって恥ずかしい思いです。迷惑をかけた償いにはならないけど、心を込めて編みました。いつか、また孫たちと会える日を楽しみにしています」
同封された手紙を読んで、私は少しだけ泣いてしまいました。義母は、本当に反省し、つつましい暮らしをしているようでした。
この一件を通して、私たちは、義母との関係を見つめ直しました。そして、お金で繋がる関係ではなく、本当の信頼関係を築くことの大切さを学びました。これからは義母の状況を見ながら、家族としての交流を静かに続けていきたいと思います。
「ごめんなさい」…絶縁寸前の義母が最後に送った“あるプレゼント”
最終話では、夫と義姉が義母に「今後の援助はお断り」と告げ、義母が心から反省する様子が描かれます。そして、つつましい暮らしに戻った義母から手編みのマフラーが届くという、感動的な結末を迎えます。この物語は、金銭トラブルが引き起こした家族の絆の危機と、それを乗り越えた先にある、真の家族のあり方を問い直す物語です。










