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「これはおかしい」SNSに姪の写真を“わが子として投稿”する義姉の異常性|義姉になりすましされた話

SNSで日頃から娘との生活をアップして楽しんでいる主人公・ユミ。しかしある日を境に、他のSNSで自身になりすまし被害に遭ってしまいます。なりすましをやめない義姉に、ユミがとった決断とは?『義姉になりすましされた話』第4話をごらんください。

🔴【第1話から読む】絵文字や記号がない「いいね」の意味は?SNSの返信が心にひっかかった日|義姉になりすましされた話

主人公・ユミになりすまし、SNS投稿を続けている疑惑がある義姉・カオリ。親族の奇行が続き、ついにユミと夫・タロウの夫婦喧嘩にまで発展していきます。

夫婦喧嘩

喧嘩 PIXTA

タロウからのメッセージを送った翌日、なりすましアカウントはまだ投稿を続けていました。

「今日は娘と夫と、三人で動物園へ。初めて見るゾウに娘も大興奮でした」

投稿されていた写真は、過去に家の近所を散歩させていたときの娘の足元の写真。お気に入りのキッズシューズをメインに撮影したはずの写真でした。最近動物園になど行っていません。その写真は、まるで私とマミの生活をねつ造しているようでした。

「タロウ、これはやっぱりおかしいよ、すぐやめてほしい!」

私はタロウに訴えかけました。しかし、タロウの反応は、私の期待に沿うものではありませんでした。

「でもまあ、顔は隠してるんだし…そのうち飽きるんじゃない?」

私はそんなに悠長に考える余裕はありませんでした。

「何言ってるの?マミの生活を勝手にねつ造されてるんだよ?まるでこの人の子みたいに。おかしいよこんなの!」

私は大声で叫んでしまいました。タロウは私の剣幕にひるんでいるようでした。

「親戚にこんなことされてるなんて嫌すぎる。これを許すって言うなら、タロウの実家との同居の話は無しにしたい」

同居の話は、少し前にタロウが提案してきたものでした。もともと義実家との関係性は悪くなかったので、私はいずれ同居も良いかな、と考えていました。しかし、もうそのような気持ちはどこにもありません。

私の言葉に、タロウはハッとした顔をしました。まるで、ようやく事態の重大さを理解したようでした。

夫の対応

男性 PIXTA

「わかった。俺がもう一度、姉さんと話すから」

タロウと改めて相談し、タロウはその日の夕方、一人で義実家へと向かいました。タロウの後ろ姿は、いつもよりも小さく、心細く見えました。タロウが帰ったのは、夜遅く、マミが寝静まった頃でした。彼の顔は、まるで長い旅から帰ったように、とても疲れていました。

「どうだった?」

私は、タロウに尋ねました。彼のお顔から、事態が簡単に解決したわけではないことを察しました。

「姉さんと話してきた。ユミがどれだけ困っているか、ちゃんと伝えた。アカウントは消したし、もうこんなことはしないって」

確認すると、アカウントはすでに削除されていました。

「よかった……」

私は、心から安堵しました。でも、カオリさんが一体どんなつもりでこんな行動をしたのかわからず、得体の知れない気持ち悪さは残っていました。

🔴【続きを読む】「最初は軽い気持ちで…」姪を“わが子”としてSNS投稿した義姉の白状|義姉になりすましされた話

あとがき:姪の写真をわが子と偽るのはなぜ?

姪の写真を勝手にSNS投稿していた義姉。行為そのものはやめてくれても、理由がわからないままでは気味の悪さが残ってしまいますよね。夫が主人公の味方をしてくれたのは良かったものの、親族づきあいには不安が残りそうな気配を感じるエピソードでした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】義姉になりすましされた話

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