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「図々しいと思いませんか?」義実家でダラダラする兄嫁に義妹が物申す|図々しすぎる兄嫁

主人公のさとみは29歳。実の兄の嫁にあたるゆみこは、子育てを理由にさとみの実家を便利な休憩所のように使い、さとみの両親を疲れさせていました。図々しすぎる振る舞いにモヤモヤを募らせ、ついに行動を起こします。『図々しすぎる兄嫁』をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【第1話から読む】「実の娘よりくつろいで帰る」兄の嫁が図太すぎて疲弊する実家|図々しすぎる兄嫁

兄の妻・ゆみことカフェで再会したさとみ。しかし、ゆみこは義両親であるさとみの親に甘えすぎていたことを悪びれる様子もない。さらに「孫のために」と両親に高価な服をねだっていたことを知り、さとみはついに堪忍袋の緒が切れ、本音をぶつけてしまう。

兄嫁と会うことが決まった

友達 ランチ PIXTA

ゆみこさんからの返信はすぐに来た。

「さとみちゃん、久しぶり! ぜひお茶しましょう」

なんて気さくな返信。昔と変わらない笑顔のスタンプに、少しだけ心が和んだ。でも、同時に、この人が本当に母が言うような図々しい行動をしていたのか、にわかには信じられない。

約束の日、近所のカフェでゆみこさんと待ち合わせをした。ゆみこさんは相変わらずおしゃれで、流行のバッグを持っていた。 この日、子どもたちは一時保育に預けることができたという。

「さとみちゃん元気だった?しばらく会えなかったね」

そう言って笑うゆみこさんに、私は作り笑顔で応じる。

「お久しぶりです。お兄ちゃんも子どもたちも元気ですか?」
「うん、元気!この間はお義母さんとお義父さんにお世話になって助かったよ」
「母から聞いたんですけど、お兄ちゃんなしで帰省してたんですか?」

私の問いに、ゆみこさんは少しだけバツが悪そうな顔をした。

「あー、そうなんだよね。パパが忙しすぎて子どもの相手できないし、私は双子で手一杯だからさ…悪かったかな?」
「子育て大変ですもんね、ちょっと母も疲れた様子だったから気になって…」

私は母の話を出せば、ゆみこさんは恐縮してこちらの言わんとしていることを察してくれると思っていた。でも、その予想は外れてしまう。

「そうそう、お義母さんもヘトヘトだったね。ゆっくりしていいって言ってくれるから甘えちゃうんだよね~。漫画全巻読んじゃった!」
「……」

ゆみこさんの言葉に、私は絶句した。

兄嫁の図々しい発言

親子 買い物 PIXTA

子育てで疲れている兄嫁が、うちの実家で少々羽を伸ばすのは別にいいと思っている。でも、家事も育児もすべて丸投げして、疲れた母を働かせて漫画を読むまでしたら、ちょっと図々しすぎないだろうか。

「そういえばこの間、お義母さんと買い物行ったんだー。そしたら、素敵なワンピース買ってもらっちゃった!今日着てきたの」
「……え?」

私は耳を疑った。母から誕生日もないのに、ゆみこさんに服を買ったの?しかもちょっと高そうに見えるワンピースだった。大の大人が、義理の親のお金で服を買ってもらうって普通なんだろうか?娘の私ですら、成人してから母に服をねだったことなんてない。

「お義母さんっておもしろいよね、お正月も『孫に念入りに推し活お願いしまーす』って言ったら、お年玉弾んでくれたし」

ゆみこさんはそう言って笑う。私は、笑えなかった。

母はお正月、このゆみこさんの発言について「ちょっとギョッとしたわ」と言っていた。悪気はないのだろうけど、当然のようにお年玉をねだる姿勢は、あまり一般的ではないだろう。

ついに重い口を開いてしまった

カフェ 友達 PIXTA

「それは、まるで『孫に貢いでください』って言ってるみたいに聞こえますけどね」

私の口から、思わず本音が出てしまった。ゆみこさんは一瞬、ピタリと笑みを止めた。

「え?そんなつもりで言ってないよ、お義母さんたちだってもう年金暮らしじゃない?大変だとは思ってるし」
「そうですか?ちょっとうちの親ばかり大変なのかなと思ってしまいます。私は子育て経験者じゃないからわからないけど、両親がクタクタになるまで子どものお世話や家事を丸投げされちゃうと、正直心配です」
「お義母さんもお義父さんも、孫はかわいいって言ってくれてるし、元気もらえるって…」
「でも、体はクタクタなの見ててわかりますよね?ゆみこさん、ちょっと図々しいって思いませんか?」

私は震える声で言った。ゆみこさんは目を丸くして、私をじっと見つめている。その目に、いつもの気さくな笑顔はもうなかった。

ああ、言ってしまった。言ってはいけないことだったかもしれない。でも、このまま黙っているのは、もう無理だった。 私は、この現状を変えたかった。

私自身の気持ちを、そして何よりも、疲弊している両親の気持ちを代弁したかった。ゆみこさんは何も言わずうつむいて、カフェには重苦しい空気だけが流れていた。

🔴【続きを読む】義実家に夫なしで来てダラダラする兄嫁→事情を知った兄の意外な意見|図々しすぎる兄嫁

あとがき:兄嫁にぶつけた本音

さとみは、ゆみこに直接会って話すことで、モヤモヤを解消しようとします。しかし、そこで聞かされたのは、ゆみこが両親の優しさに付け込み、図々しい振る舞いを繰り返していたという事実。母の「ギョっとした」という言葉の意味を理解したさとみは、ついに本音をぶつけます。正論をぶつけるさとみと、それに戸惑うゆみこ。二人の関係は、修復不可能になってしまうのでしょうか。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】図々しすぎる兄嫁

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