1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. ブログ・SNS
  4. 「今は1人になりたい」逃げた夫が送ってきた不倫の“テンプレート謝罪文”|夫のゲーム不倫計画を暴いた話

「今は1人になりたい」逃げた夫が送ってきた不倫の“テンプレート謝罪文”|夫のゲーム不倫計画を暴いた話

主人公・沙織は夫・和也と幸せな結婚生活を送っていたはずだった。しかし、夫がゲームを始め、協力戦闘アプリにハマったことで、夫婦関係に思いもよらないヒビが入ることに…。『夫のゲーム不倫計画を暴いた話』をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【第1話から読む】「すきになりそう本当に」— 寝室の隣で夫が送っていた「見知らぬ女」との甘い密約|夫のゲーム不倫計画を暴いた話

コンビニから帰ってきた和也の顔を見た瞬間、沙織の怒りは頂点に達した。しかし、和也は全く悪びれた様子がない。証拠を突きつけられた後の彼の行動は、沙織が最も恐れていた「不倫する男のテンプレート」そのものだった。謝罪の言葉ではなく、自己保身の言い訳を並べ、ついには「一人になりたい」と家を出ていく。そして、沙織の脳裏には、和也がこれから向かう予定の「研修」という二文字が、恐ろしい未来の予兆として浮かび上がってきた。

ドア PIXTA

血の気が引いた夫が並べる「悪いことはしていない」という稚拙な言い訳

和也が帰宅し、沙織が黙ってスマートフォンを突きつけると、彼の顔から血の気が引いた。しかし、彼はその場で謝ることはしなかった。

「何だよこれ。別に悪いことはしていないだろ」
「最近知り合って、たまたまLINEしてただけだから」

彼は目をそらし、次々と稚拙な言い訳を並べた。沙織は、この期に及んで自分の非を認めようとしない和也の姿を見て、さらなる嫌悪感を覚えた。

「悪いことしてない?既婚者って隠して、他の女に好きになりそうってLINEしてるのが?」

沙織は声を震わせた。

「子どもたちの父親として、おかしいと思わないの?」

和也は沙織の追及から逃れるように

「今は1人になりたい」

と言い残し、家を飛び出していった。その後、彼からLINEでメッセージが届く。

「魔が刺した。信じてもらえないのは充分承知だけど、実際なにかするつもりもなかったし、事実として気持ちは一切ないから」

「気持ちはない」が嘘だと確信。気づかなかったら確実に会っていた

スマホ PIXTA

沙織は鼻で笑った。まさに、不倫をする人間が必ず口にするテンプレートのような言葉だ。そして、沙織は気づいてしまう。和也は10月から半年間、研修で家を離れる予定になっている。その研修先は、あの女性が住んでいる県からわずか二つ隣の県だったのだ。

「ああ、もし私が気づかなかったら、この半年間で絶対に会っていた」
「最初はゲームで一緒にプレイするだけだったのに、話している間に本気になったんだ」

沙織は確信した。LINEの中でも「10月どうのこうの」といった会話があった。和也は、気持ちはないと言い張るが、たった一週間で個人的なLINEを交換し、親密な言葉を交わす時点で、下心があったのは明白だ。研修先での「たまたま」を装って、彼女と会うつもりだったのだろう。

沙織の心は、和也の言い訳と、裏切りの計画を確信するに至ったことで、冷え切ってしまった。このままでは、彼は半年の検収後に戻ってこないかもしれない―――。

🔴【次の話を読む】「気持ち悪い」夫を「子どもたちの父親」として割り切る母親の冷たい決意

「気持ち悪い…」不倫夫を“子の父親”として割り切る、母親の冷たい決意|夫のゲーム不倫計画を暴いた話

関連記事:

「気持ち悪い…」不倫夫を“子の父親”として割り切る、母親の冷たい決意|夫のゲ…

主人公・沙織は夫・和也と幸せな結婚生活を送っていたはずだった。しかし、…

音を立てて崩れた信頼

喧嘩 PIXTA

この第2話では、夫・和也の幼稚な言い訳と、沙織の鋭い洞察力が対比的に描かれます。和也が口にした「魔が刺した」「気持ちは一切ない」という言葉は、沙織にとって自己保身以外の何物でもありません。特に、和也が研修で女性の近くの県に行く予定だったという事実は、沙織に「未遂」が偶然ではなく、時間の問題だったという危機感を与えます。沙織は、すでに和也の言葉を一切信用しておらず、彼の行動の裏にある下心と無責任さに、強い拒絶反応を示すことになります。

🔴【全話読む】夫のゲーム不倫計画を暴いた話

🔴【今読まれています】電車に乗っていたら…「となり」友人が口パクで伝えたかったこと|電車内で凍り付いた話

おすすめ記事

「小説」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧

ブログ・SNSの人気記事