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妊娠5か月で穏やかな日々を送る主人公・美也子(31歳)のもとに、元カレの達治から突然「会えないか」と連絡が来る。断ると、達治は驚くべき発言をし始めて―――。
夫との出会いは職場だった
私は美也子(31歳)。夫の良一と2人で暮らしていますが、もうすぐ、家族がもう1人増える予定です。良一は33歳。職場で出会った彼とは、恋に落ちてトントン拍子に話が進み、お付き合いから数か月での「授かり婚」で結婚しました。まだ新婚です。
実は私には元カレの達治という存在がいました。私も達治も飲食店勤務で知り合い、良一はその飲食店の店長でした。達治とは実は半年前まで付き合っていたのですが、達治が全然仕事に来なくなったり、来てもやる気がなかったりして。そんな無責任な姿勢に私が愛想を尽かすような形で別れることになったんです。
その直後、事情を知っていた良一からアプローチを受けて、今に至るというわけ。良一は仕事熱心で真面目で。達治にはないものを持っていました。お付き合いこそ短いけれど、職場ではいつも頼りにしていた存在だったので、結婚が早すぎるとは思いませんでした。
幸せな日々を曇らせる一通の連絡
私はちょうど今、妊娠5か月。だんだん感じられるようになってきた胎動に、幸せを噛みしめています。
そんな、穏やかで満たされた日々に変化が起きたのは、何の変哲もないある日の午後。突然、達治からの連絡がきたのです。「会えないか」――たったそれだけの、簡潔なメッセージでした。
「え…達治?」
スマホの画面を見て、思わず声が漏れた。良一はまだ帰宅していなくて、家で1人。私は困惑しました。
「なんで今さら…」
達治とは別れてから連絡を取り合うことなんて、一切ありませんでした。今さら何の用だというのでしょうか。
「俺の子?」元カレの無神経な言葉
メッセージのプロフィール画像は、前とは違ってスーツ姿です。少しは真面目に働くつもりになったのかもしれません。
「ごめんね。もう会わないよ。知ってると思うけど、私は店長と結婚して、もうすぐママになるんだ」
そう返信を打ち込みました。既読はすぐについた。そして、数分の沈黙の後、彼の驚くべき返信が届いたのです。
「それって…俺の子じゃないの?」
―――は?思わず手が震えました。彼と付き合っていたのは半年前まで。この子を妊娠した時期とは違います。それに、夫とお付き合いをしたのは正式に達治とは別れてからで、二股だなんて断じてしていません。
この呆れた勘違いにどう返信しようか―――。穏やかだったはずの私の日常に、急に嵐の予感が立ち込めてきたのを感じました。
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あとがき:幸せの静けさを破るノイズ
美也子さんの平和な日常に、突然飛び込んできた元カレのLINE。「俺の子じゃない?」という一言は、穏やかな妊婦生活を送る彼女にとって、最大級のストレスになったでしょう。夫の良一さんとの信頼関係はありますが、元カレの存在が過去のイヤな記憶と罪悪感を呼び起こします。
達治さんのこの行動は、単なる未練なのか、それとも何か別の意図があるのか。良一さんの帰宅前にこのモヤモヤをどうにかしたいという美也子さんの焦りが、物語の緊迫感を高めます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










