🔴【第1話から読む】「光熱費が払えなくて…」毎月のように金を無心する実母→限界感じて【着信拒否】|家族に借金する両親
平穏を取り戻したはずの貴子だったが、偶然見つけた通帳から、夫・幸弘が義父へ内緒で送金を繰り返していた事実を知る。夫の善意を利用した両親の卑劣な手口に、貴子はショックと悔しさで涙が止まらなくて…。
何気なく開いた通帳
両親に「もうお金は貸さない」と連絡してしばらく経ったある日の午後。掃除をしていた私は、棚の奥に見慣れない通帳があるのを見つけました。
「あれ、これ…幸弘さんの古い通帳?」
普段、家計のことは彼に任せきりで、通帳の中身を覗くことなんてありません。でも、表紙に「教育資金」と手書きされた文字を見て、ふと中を確認したくなったのです。子どもたちの未来のために、どれくらい貯まっているのかしら……。
ページをめくった瞬間、私の指が止まりました。
定期的に引き出されていたお金
数か月前から、定期的にまとまった金額が振り込まれて、残高が少しずつ減っていました。
「10万……20万……?振込先は……えっ」
振込先の名前は、私の父でした。
目の前が真っ暗になりました。私と兄が借金を拒否して安心している裏で、夫にまで父がお金の無心をしていたのです。それも、私が両親に借金を拒絶するメッセージを送ったあとにも、振り込みの履歴がありました。
父は夫にもお金を無心していた……
その夜、帰宅した幸弘さんに通帳を見せ、事実を問いただしました。
「幸弘さん、これ……どういうこと?お父さんに、お金振り込んでるよね?」
幸弘さんは一瞬戸惑ったような顔をしましたが、すぐに困ったように笑いました。
「……見つかっちゃったか。ごめん、内緒にしようとしたわけじゃないんだけど」
「どうして?私、あんなに悩んだ断ったのに…」
「もともとは半年くらい前に『知人の借金を肩代わりしてしまってお金がない』って泣きつかれてね。貴子やお義兄さんに心配かけられないから秘密で頼むって言われて振り込んだんだ。そうしたら何度も無心されるようになって…」
「幸弘さんの善意につけ込むなんて…」
「ごめん、俺はもう両親亡くしてるからさ、貴子の親に親孝行するつもりでつい…」
こんな夫の優しさにつけこみ、借りたお金をパチンコで溶かす父。情けなくて、悔しくて、涙が止まりませんでした―――。
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あとがき:優しさが「毒」に加担してしまう時
一番の理解者であるはずの夫が、まさか裏で毒親に手を貸していたなんて……。貴子の絶望は、単なる金銭問題以上の裏切りだったはずです。夫・幸弘さんの優しさは尊いものですが、それが「逃げ道」となって親の依存を助長させてしまう皮肉。
このエピソードは、夫婦間で価値観を共有することの難しさと、優しさの使い道を誤ることの危うさを鋭く描き出しており、胸が締め付けられます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










