🔴【第1話から読む】「光熱費が払えなくて…」毎月のように金を無心する実母→限界感じて【着信拒否】|家族に借金する両親
問題は解決へ向かうが、貴子は「毒親の血を引く自分に、3人目の子どもを持つ資格があるのか」と葛藤する。しかし、夫と兄の温かい言葉が彼女を救って…。
望んだ3人目を諦めるべきか悩む
騒動から数週間。兄から幸弘さんには貸したお金の全額が振り込まれました。
父や母からのお金の無心はなくなり、家の中には表面上の平穏が戻りましたが、私の心は晴れません。 実は、以前から幸弘さんと「3人目の子どもが欲しいね」と話していたのです。 でも、両親はあんな状況で、兄にまで迷惑をかけている状態で、家族を増やしたいなんて考えて良いのでしょうか。
私は幸弘さんに話を切り出しました。
「3人目のことなんだけど。やっぱり、諦めようと思う」
夜、寝室で切り出すと、幸弘さんは驚いたように私の顔を見ました。
夫の優しい本音
「どうして?貴子も楽しみにしてたのに」
「だって、私の親があんなだし、お金のことも……。お兄ちゃんや奥さんにも迷惑かけて、うちだけ子ども増やしたいなんて図々しいよね…」
幸弘さんは私の手を優しく握りました。
「貴子、それは違うと思うよ。お義父さんやお義母さんの借金の問題は、貴子の問題とは別だよ」
「でも……」
「貴子が気になるなら、お義兄さんにも話してみたらいいんじゃないかな?」
兄の心強い言葉に胸が熱くなる
幸弘さんの助言もあって、後日、兄と会った際に話してみることにしました。
「お兄ちゃん、実は……3人目のことを悩んでるの。お兄ちゃんや奥さんに迷惑をかけた状態で、うちばかり子どもがもっと欲しいなんて、図々しいよねって…」
私が正直に打ち明けると、兄は笑いました。
「なんだよ、それは貴子には関係ないことじゃないか」
「でも、お兄ちゃんには返済のことで負担をかけて……」
「それは俺が決めたことだし、もともとは親父とお袋の不始末だろ?嫁だって、貴子がそんなことで遠慮してるって言ったらびっくりするよ。甥っ子でも姪っ子でも、増えたらうれしいとしか思わないぞ」
兄の力強い言葉に、視界が涙で滲みました。父と母に対してはネガティブな感情ばかりですが、優しくて強い兄がいてくれることには改めて感謝しなくてはいけないと思った瞬間でした。
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あとがき:過去の影を払拭し、自分の人生を肯定する
負の連鎖を自分の代で止めたいと願う貴子の葛藤は、真面目に家族を想うからこそ生まれる痛みです。「自分だけが幸せになっていいのか」という罪悪感。そこに寄り添う幸弘さんとお兄さんの言葉は、全ての女性にとっての福音のようです。親から受けた傷があっても、新しい命を望み、愛を育むことは決して無責任ではない。自分自身の幸福を許していいのだと、優しく背中を押される回です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










