胎教って?
胎教とは、妊婦がお腹の中の赤ちゃんとコミュニケーションを取ることで、胎児により良い影響を与えようとすることをいいます。
妊娠中にママが穏やかな気持ちで幸せを感じるようなことは、赤ちゃんにとっても悪いことではありません。
それを人によっては「生まれる前からの英才教育」と考える方もいれば、「生まれる前の親子のコミュニケーション」ととらえる方もいます。
- 福岡産婦人科情報館「妊娠中の食事や運動、胎教」福岡産婦人科情報館(http://www.f-fujinka.com/pregnancy/life.html)
- 京都市日本保育協会「マタニティ」子どもの健やかな成長のために(http://happy-kids.jp/maternity/care.php)
- ユニ・チャーム、ソニー生命、千趣会「「胎児には記憶がある!だから、安産と胎教のススメ」の巻」プレママタウン(https://www.premama.jp/tokushu/life_style/006/index.html)
胎教が与える効果って?
個人差がありますが、胎教によって赤ちゃんの脳を刺激することで、好奇心旺盛な子に育ったり、夜泣きが少ない、育てやすいといった声があります。ただこれには科学的な根拠はありません。
胎教をしなきゃいけないと神経質になってしまえば本末転倒です。妊婦さんが常に穏やかな気持ちでいられることが大切でしょう。可能な範囲で気が向いたときにやってみる程度の気持ちで十分ですよ。
具体的な胎教方法は?
具体的に胎教にいいとされているものにはどんなものがあるのでしょうか?
1.音楽を聴く
リラックス効果のある音楽をお母さんが聴いてそれに合わせて鼻歌を歌うと、赤ちゃんが安心できて胎教に効果的であるそうです。
音楽の中で一般的に良いとされているのはクラシックですが、お母さんが聴いて心地よく感じる音楽を聴いて、リラックスできれば良いそうですよ。
2.話しかけたり絵本を読み聞かせる
まずは簡単な挨拶をしたり、名前を呼んで話しかけたりしましょう。内容は日常の些細なことで構いません。
また、本を読み聞かせてあげるのもひとつの方法です。本を読めばお母さんもリラックスできますよね。簡単なストーリーのものを感情を込めて読むと良いそうです。お母さんが読んで楽しめるものにしましょう。
3.お腹をさすったり軽くたたく
お腹の中の赤ちゃんがお腹を蹴るなど活動的になり始めたら、たたき返したりなでてあげたりするなどのコミュニケーションをとってみましょう。キックゲームもおすすめです。
赤ちゃんとコミュニケーションをとれば、愛情ホルモンが分泌されてより良い影響をあたえるとともに、より赤ちゃんが身近に感じられ、母親としての自覚が芽生えてくるでしょう。
4.軽い運動をする
外に出て散歩などの軽い運動をすることもおすすめです。お母さんのリフレッシュにもつながりますよ。
歩く際のリズム感などは必要ないため、無理をせず軽い気持ちでお母さんが楽しめる程度にしましょう。それだけで赤ちゃんも十分にリラックスできますよ。
胎教はいつから始めるべき?
妊娠5ヶ月頃におすすめの胎教
赤ちゃんがお母さんの声を聞こえるようになるのは5ヶ月頃とされています。このころはまだ聴覚が発達しきっていないのでお母さんやお父さんの声で十分に効果があります。具体的には、
- おはよう、おやすみと挨拶する
- 思っていることをそのまま話しかけてみる
- 家族の一員としてニックネームで呼びかける
- 料理中や家事中に状況を説明するように伝える
お母さんが一人で行っても効果はありますが、赤ちゃんがお腹の中で動くようになり胎動を感じたらお父さんにもお腹に触ってもらって声も聞かせてみるのも良いでしょう。
妊娠6ヶ月~7ヶ月頃におすすめの胎教
個人差はありますが、だいたいこのころから赤ちゃんの聴覚が以前に増して発達してきますので音楽を使った胎教が特に良いとされています。
- 適度な音量の音楽を聴く
- 絵本を読む
- キックゲームをする
- 適度な運動をする
クラシック音楽が胎教の中で一番有名ですが、一番大切なのはお母さんがリラックスできるかどうかです。クラシックに限定せずにJ-POPなどを聞いたりするのも良いでしょう。
キックゲームとは、赤ちゃんがお腹を蹴ったときに、蹴られた場所をポンッと叩いて「キック!」と言い、また蹴ってきたら「上手だね~」と褒めます。これを何度か繰り返した後、蹴られるより先にお腹を叩いて「キック!」と言うと、赤ちゃんがキックするようになるというコミュニケーションです。
まだお腹の中にいる赤ちゃんと上手にコミュニケーションができるようになれば、より妊娠生活が楽しくなりますよね!無理をしない程度に楽しみながら是非やってみてください。
胎教は好きなタイミングで始めましょう!
妊娠初期はつわりがあって胎教まで考えられない人も多く、胎動も感じにくい時期です。
無理にやろうとせずに、妊婦さんの体調に合わせてそろそろやろうかな?と思い始めたくらいが始め時だと考えていても問題はないでしょう。