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「ほんと、聞き上手」褒められても嫌悪感→ママ友ランチでイラっとした展開|もう誘いたくないママ友

ママ友・里奈からの誘いに違和感を覚え始めた主人公・真由は、角が立たないよう少しずつ距離を取ろうとする。しかし、やんわり断っても勢いを緩めない里奈。そんな中で提案された、2人きりのランチ。場所を変えれば関係も変わるかもしれないと期待した真由でしたが…。『もう誘いたくないママ友』第3話をごらんください。

🔴【第1話から読む】はじめての違和感|もう誘いたくないママ友

里奈が真由の家ばかりを訪れ、愚痴や不満を一方的に話す関係に疑問を抱いた真由。対等ではない関係に気づき、距離を置こうと考え始めていた。そんな中、里奈から外食ランチに誘われて―――。

「もう誘わない」と決めていても

チャット PIXTA

もうわが家には誘わないと決めた私は、遊ぼうと声をかけてくる里奈さんをかわすのに必死だった。

「今日は夫が家にいるから公園で遊ぼう」
「支援センターに新しいおもちゃが置いてあるみたいだよ」

家に誘いたくないだけで、外で遊ぶ分には特に困ることはない。だから外で会いたいのに、どうにかして家に来ようとする里奈さん。

「別の日はおうちの都合どう?」
「結菜は陽向くんの家がいいって言ってるのよ」

困っていたある日、里奈さんから珍しくこんな提案があった。

「今度さ、2人でランチ行かない?子ども抜きで、たまには息抜きしようよ」

少し意外だった。家じゃないなら、気分も変わるかもしれないし、いいかも。そう思って、私は承諾した。

場所が変わっても、関係は同じ

カフェ ママ友 PIXTA

当日、入ったのは駅近くのカフェ。おしゃれな内装に、静かな音楽。家に呼んだわけではないから準備も片付けもないし、気軽に楽しめると思った。でも、結果として私は里奈さんに嫌悪感を抱くことになる―――。

「聞いてよ〜、最近ほんと疲れててさ」

席に着くなり、里奈さんのマシンガントークが始まった。義母の話、園の先生の話、他のママのうわさ。話題は途切れず、私は終始相槌係だった。

「真由さんって、ほんと聞き上手だよね」

そう言われたとき、褒められているはずなのに、なぜか胸が重くなってしまう。話は次第に、子どもの話へと移っていく。

「結菜、最近もうひらがな読めるようになってさ」
「教えてもないのに、勝手に覚えてるのよ」

「すごいね」と返しながら、私は陽向の顔を思い浮かべた。陽向はのんびり屋で、マイペース。上手にできることもあるけれど、年齢並みにできないと感じることも、まだたくさんある。

「陽向くんは、どう?」

そう聞かれて、正直に答えた。

「うちは、まだかな。焦らずでいいかなって」

すると里奈さんは、少し首を傾げて笑った。

「まあ、男の子だもんね、遅い子多いっていうよ」

その言い方が、妙に引っかかった。明確にバカにされているわけではない。でも、“うちはできてるけどね”というニュアンスが、言葉の端々に滲んでいる。

里奈さんと話していると、なんだか疲れる。私はAIロボットのように相槌だけを求められているような気がして、なんとなく嫌悪感があった。家に誘ったわけではなくても疲れるなんて、私はもしかすると里奈さんとは合わないのかもしれない。

「疲れる存在」だと気づいた瞬間

疲れた PIXTA

ランチが終わり、店を出たとき、私はどっと疲れを感じていた。

「また行こうね」

里奈さんは満足そうに言ったけれど、私は曖昧に笑うだけだった。
帰宅して、玄関のドアを閉めた瞬間、深く息を吐いた。

―――疲れた。

それは、身体の疲れじゃない。気を遣い続けた、心の疲れだった。

ソファに座り、天井を見上げながら、私はようやく自覚した。

(ああ、私……この人といると、疲れるんだ)

その事実を認めた瞬間、胸の奥が少しだけ軽くなった気がした。嫌いになる必要はない。でも、無理に付き合い続ける必要もない。そう思えたことが、私にとっては大きな一歩だった。

まだ何かを決めたわけじゃないけれど、でも確かに、私の中で、里奈さんに対する考え方が少しずつ変わり始めていた。

🔴【続きを読む】図々しいママ友に会うのは「気が重い」→ついに気づいた自分の【本音】|もう誘いたくないママ友

あとがき:嫌いじゃない。でも、しんどい

人間関係は、「好き・嫌い」だけでは割り切れないものです。

第3話で真由が気づいたのは、里奈を嫌いになったからではなく、「一緒にいると疲れる」という感覚でした。それは、とても些細で、でもとても大切な違和感です。

無理に我慢し続ける関係よりも、自分の心を守る距離感を考え始めること。その小さな自覚が、真由の中で確かな変化を生み始めています。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】もう誘いたくないママ友

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