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🔴【第1話から読む】最強の"シンママタッグ"が崩壊?アプリ男と同棲を強行した親友
数か月後、玲奈から謝罪の手紙が届く。恭司の言葉で目を覚ました彼女は、工場ではたらきながら、自立の道を歩み始めていた。サユミは返事を出さないまま、手紙をそっとしまう…。
ある日、友人から届いた手紙
あの嵐のような夜から、数か月。
季節がめぐり、ポストに一通の手紙が届いていました。差出人は”玲奈”でした。
おそるおそる中を開くと、そこには、以前のトゲトゲしさは消え、どこかよわよわしくも、しっかりとした筆跡で、謝罪の言葉がつづられていました。
変わり始めた友人
「サユミ、あの時は本当にごめんなさい。
最低なことを言ったと、今は心から恥じています。
あの夜…恭司さんに言われた言葉が、ずっと頭からはなれませんでした。
私が今まで「愛」だと思ってすがってきた男たちは、だれもあんなふうに、私や子どもを守ってくれなかった。
そんなダメな男たちに子どもをあずけて、たのしんでいた自分が…目の前の不安や孤独から逃げていた自分が、どれほどおろかだったか……やっと気づきました」
手紙によると、玲奈は夜の仕事を辞め、今は地方の工場で寮生活を送りながら、まじめにはたらき始めたそうです。
いつか母親として、もう一度子どもたちに会わせてもらえる自分になるため…一から、自立を目指すと書いてありました。
かつて、「最強のチーム」だった私たち
「……彼女、やっと自分と向き合えたんだね」
手紙を読みおえた私に、恭司さんはやさしくほほえみました。
「人は、底を打ってはじめて気づくこともある…。彼女が自分の足で歩き始めたなら、きっとだいじょうぶだよ」
私はその手紙をそっと引き出しにしまいました。
返事は出しません。私には、守るべき「今」があるからです。
まどに目をやると、恭司さんとシン、リンが庭でたのしそうにプランターの世話をしています。おなかの中の赤ちゃんも、ポコッと元気にうごきました。
(玲奈…玲奈…さよなら。元気で…)
かつて「最強のチーム」だった私たちは、別々の道を歩むことになりました。
玲奈がうしなったものは、もう元には戻らないかもしれない…。彼女もそれはいたいほど、理解しているでしょう。
彼女が、大切なものから目をそむけてきた代償は大きい。でも、きっといつか…彼女なら、彼女の「答え」を見つけることができるはず。
私はしあわせになることをおそれず、このあたたかな日常を大切につみかさねていく…。
それが、私自身の選んだ「答え」なのだから。
🔴【第1話から読む】最強の"シンママタッグ"が崩壊?アプリ男と同棲を強行した親友
あとがき:選んだ「答え」の先に
物語の結末は、安易な仲直りではありません。「返事を出さない」という選択は、おたがいが「一人の人間」として、自立して生きていくための最終ステップです。
底を打った玲奈が、虚飾をすててどろくさく生き始めたことに、一筋の希望が感じられます。
かつての「最強のチーム」は解散しましたが、それぞれが自分の足で「答え」をさがしつづける日々…。読後感に広がるのは、きびしい現実をのり越えた女性たちへの、しずかなエールです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










