🔴【第1話から読む】スポ少コーチの夫が教え子の母親と【不倫】した結果→【逃亡】の過去|スポ少で不倫する夫の末路#1
不倫騒動の話の中、乱入した子どもたちは夫・武に今までの不満をぶつけます。それを見て「武は必要ない父親だ」と判断した真奈美。徐々に家庭内の空気が変わります。
慰謝料を払い、不倫相手は去った
その後、私は桃子さんに対して慰謝料請求を起こした。以前もしたことがあるので、手続きをスムーズに行えてしまうのが悲しい。きっちり片をつけねばと頑張った結果、取れた慰謝料は100万。支払いは半分ほど武が立て替えたようだ。
もともとクラブに力を入れていなかった桃子さん側が退会し、武はサッカークラブに残ることができた。今回は私が早めに不倫の芽を摘んだので、幸いママ友に伝わることもなく、この噂話が立つことはなかった。
武「真奈美。俺、心を入れ替えていくよ」
騒動終息後、武はそんな言葉を吐いたがもちろん信じていない。私は無機質な心のまま「そうしてね」と答えた。
裏切った父親の不遇なその後
それから、憐れな武の生活が始まった。私は彼のお弁当作りを一切やめ、笑顔を向けなくなる。武に対する愛情はゼロを通り越してマイナスになり、無言で対応することが多くなった。
武:真奈美、冷たいな…
真奈美:そう?
もちろん子どもの前ではそこまでひどくしない。しかし、子どもたちも父親に対して以前のように懐くことはなくなった。思春期に入ったミツカに関しては、武に対して相当な反抗をして、ことあるごとに不倫した過去をほじくり返す。
ミツカ:えらそうにしないでよ、家族を裏切って不倫したくせに
これには私も庇いようはない。最初に落ち度を見せたのは武の方だ。そしてユウタも、サッカーではなく別のスポーツに興味を持ち始める。友達が誘ってくれたスイミングが忙しくなり、スポ少はやめてしまった。
武:ユウタ、サッカーやろうよ
ユウタ:俺、今からスイミングだから
庭の片隅で、1人リフティングする武の姿を、冷ややかに見る。寂しさアピールしても無駄なのだと、いつ気づくのだろうか。
夫は家族も生き甲斐も失う
騒動から2年後、武はサッカーコーチをやめた。以前の街での不倫の噂が、サッカークラブを超えて伝わってきそうになり、逃げるように自ら退会したのだ。コーチという立場も手放した武。同い年でサッカーを楽しめる仲間が彼にいないことに、ふと気がついた。きっと同世代と仲良くなれないから、コーチという立場で生き甲斐のサッカーとつながっていたのだ。しかしそれも、2度の不倫で潰してしまう。
家での居場所も彼にはない。あれから子どもたちは「パパは敵、ママの味方でいる」というスタンスになり、彼を無視している。私も正社員で仕事を続けており、貯金はだいぶ貯まってきた。子どもたちが成人を迎えたら「熟年離婚」を視野に入れてもいいかも…と、こっそり企んでいる。
酷い話―――?でも、これらすべて、因果応報。今も武は、夢中になれるものもなく、孤独に日々を潰している。子どものコミュニティで不倫を2度も犯した男の憐れな未来を見物しながら、私は私の幸せに向かって生きていく。
あとがき:不貞行為の罪は一生消えない
不倫した後の再構築を不倫した側は「許された」と思うものですが、それは違います。今回の武のように、一見許されたかのように見えても、心では拒絶され、家庭内で孤立してしまうこともあるのかもしれません。
真奈美の選択は、すぐに断罪できる「離婚」よりも、真綿でゆっくり絞めあげるような「復讐」へと導かれたようです。熟年離婚で復讐が完遂されたあとは、彼女もまた穏やかな日常を取り戻せるでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










