Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】友達なら「タダでいい」?ネイリストの善意を搾取するママ友
再び蘭子から連絡があり、正規料金を条件に予約を受けるが、彼女はプロの価格設定に激怒。「友達なら3000円にしろ」と無理難題を突きつける。敦美が毅然と断ると、蘭子は「がめつい」と捨て台詞を吐いて去る。
お金を払うからと施術を依頼してきたママ友
数日後、再び蘭子さんからLINEが届きました。
『この前のオフ、助かったわ! 今度はフルコースでお願いしたいな。さすがに今度はちゃんとお金払うからさ(笑)』
前回のモヤモヤはありましたが、仕事として正規の料金を払ってくれるなら……と、私は予約を受けました。当日、蘭子さんは前回の遅刻を忘れたかのように上機嫌で現れました。
「今日はね、この雑誌みたいなニュアンスネイルにしてほしいの。パーツも盛り盛りで!」
「わかった。うち、こういうデザインだと基本7000円から受けてるんだけど、大丈夫?」
友達価格でやってほしいと値切りをされる
その瞬間、蘭子さんの顔が凍りつきました。
「えっ、7000円? 高くない? 店じゃないんだし、家でやってるんでしょ?」
「家でも、使っているジェルやパーツはプロ仕様のものだし、光熱費も技術料もかかっているから……」
「えー、でも私、敦美さんとは『本当の友達』だと思ってたのに。友達価格とかないの? 2000円……あ、頑張って3000円くらいにしてよ。それなら毎月通ってあげるから」
私は耳を疑いました。材料費と拘束時間を考えたら、3000円では赤字に近い。何より、自分の技術をそんな安価に叩き売ることは、これまで通ってくださっている他のお客様への裏切りです。
「ごめん、蘭子さん。うちは一律でこの価格って決めてるの。友達だからこそ、仕事としてしっかり向き合いたいし、安売りはできないんだ」
ママ友のお願いを断ったけど…
私が真剣に伝えると、蘭子さんは露骨に不機嫌な顔をして立ち上がりました。
「ふーん、わかったわ。お金、お金って……。敦美さんって、意外とがめついんだね。友達をお金儲けの道具としか思ってないんだ」
彼女は一度も筆を握らせることなく、捨て台詞を残して去っていきました。玄関のドアが乱暴に閉まる音が、私の胸に痛く響きました。
その夜、夫の光義に相談すると「敦美の技術はそんなに安くないよ。毅然としてて正解だ」と言ってくれましたが、翌日から園での空気が一変しました。
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あとがき:「友達価格」という名の呪い
「家でやってるから安い」という勘違い。材料費、光熱費、そして何年もかけて磨いた技術料を無視した「3000円」の提示は、まさに決別フラグです。ここで安売りしない敦美の強さは、既存の顧客への誠実さでもあります。しかし、園内での嫌がらせという、ママ友社会特有の陰湿な報復が始まり、物語は一気に緊張感を増していきます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










