🔴【第1話から読む】浮気性夫と離婚したのに「なんでこんなことに…」→友人が抱える深い悩み|友人の元夫はストーカー
平治の本性は、過去の暴力や異常な所有欲にまみれた典型的なDV加害者だった。恐怖で身動きが取れない夏乃に対し、祥子は「それは愛ではなくストーカーだ」と断言。専門家の力を借りるべく、弁護士の紹介を決意する。
完全にストーカー化した元夫
「あの男、完全にストーカーだよ」
私は夏乃の実家を訪ね、真剣に切り出した。平治の行動は、もはや未練なんてかわいいものではない。
思い返せば、彼は昔から「所有欲」が異常だった。2人がまだ同じ職場で働いていたころの飲み会を覚えている。夏乃が上司や他の男性社員と楽しそうに話しているのを見ただけで、平治は突然キレて、ジョッキを叩きつけた。
「俺の女に何してくれるつもり?」
真っ赤な顔で暴れ回り、数人の上司に押さえつけられる平治の姿は、失笑を通り越して恐怖だった。
ストーカーの元夫はDV気質もあった
あの時、夏乃が必死に謝って回ったから大事にはならなかったけれど、あれは明確な「警告」だったのだ。
「離婚話の時も、平治がごねたんでしょ?」
「……うん。離婚を切り出したら『浮気したのはお前のせい』って言ってきたり、急に暴れて壁を殴ったり…。かと思えば急に泣き出して、見捨てないでくれって言いだしたり…」
夏乃が語るエピソードの一つ一つが、典型的なDV加害者のそれだった。
弁護士に相談することを勧める
そして今、彼は「夏乃が自分以外の男と会うこと」に拒否反応を示し、異常な行動を取ろうとしている。夏乃はもう、あの男の妻ではないのに…。
「夏乃、あなたは浮気なんかしていなかったし、離婚後に佐藤くんと会うのは何も問題ないんだよ」
「でも、彼、何をしでかすか分からないよ。もし佐藤くんにまで被害がいったら……」
「うん。だからこそ今、専門家の手を借りないといけないと思う。何か起きてしまう前にね」
私は夏乃に、知り合いの弁護士を紹介することにした。
「夏乃が優しいから、彼は付け入るの。その優しさを、自分を守るための強さに変えて」
夏乃は小さく頷いた。その瞳には、恐怖の中にわずかな決意の光が宿っていた。
あとがき:その愛、実はただの「支配」です
平治のようなタイプは、相手を自分の一部だと思い込んでいるから質が悪いですよね。過去の回想シーンを通じて、彼の異常性が一過性のものではなく、根深い性格であることを浮き彫りにしました。祥子が放った「優しさを強さに変えよう」という言葉は、同じように苦しむ多くの女性に響くメッセージとして込めました。ここからいよいよ、反撃のターンが始まります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










