🔴【第1話から読む】「自宅焼肉で3000円請求した結果」→ママ友と「泥沼絶交トラブル」に
絶縁から1か月。凛子が他のグループでも金銭トラブルを起こしていたとしり、佳子は自分のただしさを確信する。ムリなつきあいをやめたことで、心に余裕ができた佳子は…。
気持ちもおちついてきた…
凛子との絶縁から、1か月がたった。
ふしぎなものだ。あんなにショックで、世界がおわったような気分だったのに…今の私は、おどろくほどおだやかな気持ちで過ごしている。
夫のアドバイスを聞いてから、私は自分の考え方を少し変えた。
「価値観が合わなくなるのは、だれのせいでもない。生きていれば、環境も立場も変わる。それは仕方のないことなんだ」
そう自分に言い聞かせると、肩の荷がふっとかるくなった。
友人の後日談
ある日、別のママ友からランチにさそわれた。
「今度、みんなで駅前のイタリアン行かない? パスタとピザ、シェアしようよ」
その言葉に、以前の私なら「お会計はどうしよう」と身がまえてしまったかもしれない。
でも今はちがう。
「たのしみ!わり勘でいいかな?」
普通に答え、普通にたのしむ。それだけのことが、こんなに自由で清々しいものだなんて。
実は、後日談があるのだ。共通の知人から聞いたのだが、凛子は他の友人グループでも「会計トラブル」を起こしていたそうだ。
「招かれたんだからはらいたくない」「車を出してもらったけど、ガソリン代を請求されるなんて思わなかった」
彼女のそんなふるまいに、周囲も次々とはなれていっているとのことだった。それを聞いた時、「ああ、私だけじゃなかったんだ」と、心の底からスッキリした。
私がわるいのではなく、彼女自身の「もらうのがあたりまえ」というあまえが、彼女を孤立させていったのだ。
たいせつな友人の見極めかた
ブロックした彼女のSNSを二度とのぞくことはない。彼女が今どこで何をしていようと、それは私の人生には関係のないこと。 今の私には、守るべき家族がいて、価値観を共有できる夫がいて、そしてあたらしく出会う人々がいる。
30代からの友人付き合い。 それは、数ではなく「質」なのかもしれない。
おたがいに自立し、尊重し合える関係。 気をつかいすぎるのではなく、対等でいられる関係。
そんなつながりを、これからは大切にしていきたい。
「ママ、公園行こう!」
「はいはい、行こうね。宏大、準備できた?」
「おう、おかしと水筒持ったぞ」
わらい合う家族の声を聞きながら、私は確信した。 あの時、勇気を持って関係をたち切ってよかった。
合わない人とムリに距離を詰めるより、自分をたいせつにしてくれる人をたいせつにする。 それが、一番の「スカッと」する解決策だ。
(さようなら、凛子)
青空を見上げながら、私はそっと心の中でつぶやいた。
(あなたのしあわせをねがうほどお人好しにはなれないけれど…私は私で、最高にしあわせな人生を歩んでいくから)
🔴【第1話から読む】「自宅焼肉で3000円請求した結果」→ママ友と「泥沼絶交トラブル」に
あとがき:本当のしあわせは、すぐとなりにある
物語の最後、凛子さんの「その後」を聞いて、思わずヒザを打った読者の方もおおいのではないでしょうか。佳子さんがわるいのではなく、彼女自身のふるまいが招いた結果だった…これこそが最高のデトックスです。
30代からの友人関係は、数ではなく「価値観の共有」が何よりの宝物。がまんして合わせるよりも、等身大の自分でいられる場所を大切にする。佳子さんの清々しい笑顔が目にうかぶような、納得の結末となりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










