🔴【第1話から読む】いい嫁アピールの裏の顔!「私がやりますから」笑顔で食事を取り分けるその影で...
義母の還暦祝いの企画を連絡してきた義弟嫁・彩音。実の息子たちの夫や義弟を差しおいて、「いい嫁アピール」のために暴走しているようです。しかし夫・徹が、佳奈子に対しある事情を打ち明けました。
温泉旅行に行けない理由
夫の徹から義母の「ある秘密」を聞いた私。それならたしかに温泉旅行はむずかしいだろうと、納得する。その後、徹から義弟の雅人へ連絡し、4人で義母の還暦祝いについての話し合いをしようと持ちかけた。
週末、我が家にやってきた雅人と彩音をリビングに通す。まず徹は、静かに彩音さんに伝えた。
徹「考えてくれたことはありがたいが、温泉旅行は無理だ」
彩音「どうしてですか?お義母さんだって羨ましそうにテレビで観てたんですよ」
義兄にも負けじと応戦する彩音。しかし、次の発言でハッとした。
徹「母さんは昔、大やけどをして酷い痕があるんだ。だから大浴場には入りたがらない」
彩音「やけど?」
それは私も初めて知る、義母の秘密だった。
大やけど痕を隠していた義母
義母には肩から腰にかけてまで、広範囲にわたるやけど痕があるらしい。奇異な目で見られたり、他人に不快な思いをさせるのでは…と、彼女は大浴場を控えている。だからこそ、テレビの温泉を羨ましそうに観ていたのだろう。
彩音「知りませんでした…」
徹「まあ、母さんも隠してたから仕方ないさ。それにしても雅人、お前からきちんと話してなかったのか?」
雅人「ごめん。彩音に任せればいいと思ってたから」
彩音の暴走に拍車をかけていたのは、雅人の人任せな部分や言葉足らずなせいもある。ふがいない弟に、徹は苦笑をもらした。
徹「おいおい、還暦祝いは息子の俺たちが考えるべきだろう」
雅人「そうだな…ごめん」
雅人も反省したので安心した。そのとなりで急に大人しくなった様子の彩音に、私は声をかけた。
みんなで還暦祝いを考えた
佳奈子「それでね、徹とも話し合ったんだけど、温泉付き客室にしたらどうかなって」
個室に温泉がついている旅館なら、義母もよろこぶだろう。
彩音が企画してくれた旅館にももちろんあるが、ただでさえ高級ホテルなのに、さらに温泉付きとなれば価格は跳ねあがる。そのため、もう少し値段に手が届く、それなりの旅館をいくつかピックアップした。
佳奈子「パンフレットも持ってきたの。この中から話し合って決めない?」
徹「あと、プレゼントは俺と雅人で考えるよ。母親の還暦だ。きちんと俺たちで選びたい」
私たちの言葉を受けて、彩音は黙りこむ。何か言い返されるだろうか…と覚悟したとたん、彼女は涙ぐみ、謝罪した。
彩音「ごめんなさい…」
予想外の展開に、私は驚いた。
🔴【続きを読む】還暦祝い旅行は大成功!必死にアピールしていた義弟嫁の「ある事情」
あとがき:反省した様子の義弟嫁
息子たちだけが知る「義母のやけど痕」という事情。これではプレゼントの温泉旅行も、義母にとっては悲しいものになっていたかもしれませんね。1人で暴走せずに、まわりとしっかり話し合って決める大切さに、彩音も気づいたのでしょうか。流した涙の、そのわけとは…。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










