🔴【第1話から読む】「ママ…」息子のゲームソフトが消えた→直前に遊びにきた“新しい友達”の異変|友達のものを盗む子
いざという時のための「罠」を用意した遙。果たして、息子のゲームを盗んだと思われるお友達はその罠にかかるのでしょうか?
罠にかかったものの、「どう認めさせるか」
数日後、再び金太くんが家に遊びに来ました。
「こんにちは!」と元気に挨拶するその声が、以前とは違って聞こえます。私は平静を装いながら、2階へ通しました。
「おやつ持ってきたよ」
30分ほど経ってから、わざと足音を立てずに部屋を覗くと、2人は夢中でゲームをしていました。金太くんは私の顔を見ると、一瞬だけビクッと肩を揺らし、すぐに視線を逸らしました。その僅かな違和感を見逃さないよう、私は様子を観察し続けました。金太くんのリュックは、悠也のベッドの脇に置かれています。
金太くんが帰ると、さりげなく悠也を促してゲームがちゃんとあるか確認しました。
「……ママ。またなくなってる」
悠也の声は震えていました。今度は、名前シールを貼ったばかりの、対戦ゲームのソフトが消えていました。やはり箱だけ残されているようです。
2人で遊んだあとに別のソフトで遊ぼうと本体から引き抜いたあと、悠也はソフトを見ていないとのこと。トイレに行って戻ったら、金太くんは次のゲームに夢中だったといいます。
この状況でも、悠也は金太くんを疑ってはいないようでした。
「どうしてかな…ママ、すぐ箱にしまわなくてごめんなさい」
「大丈夫。お母さんちょっと確認してみるね」
私はすぐに白井さんに電話をかけようとしましたが、スマートフォンを置いて踏み止まりました。桃子さんの例を見れば、ゲーム機を買い与えていない白井さんがまともに取り合うとは思えません。私は学校に間に入ってもらおうと考えました。
学校への協力要請
翌日、先生にアポイントを取って学校に向かいました。
「先生、実は息子の友人のことでご相談が……」
私は、悠也の家で二度もソフトがなくなったこと、田中さんの家でも同様の被害があったこと、そして今回は名前シールを貼って対策していたことを全て話しました。
「白井さんにお伝えいただけますか?息子の名前シール付きのソフトがないかきちんと確認をしてほしいと。取り合ってくださらない場合は、窃盗として警察に相談も考えています」
担任の先生は息を飲んでいました。強い言葉を使いましたが、私はクレーマーになりたいわけではなくてただ、盗まれた物と、踏みにじられた息子の心を取り戻したいだけでした。
「承知いたしました。私から連絡します」
「今、ここでお願いできますか?」
担任の先生は丁寧に、白井さんに連絡してくれました。しかし電話を切る時にはかなり疲れた様子でした。
「とりあえず、探してはみると。でも絶対ありえないからと言われました…」
想像通りでした。もし学校へ何か連絡があれば状況を伝えてくださるようお願いし、私は帰路につきました。
もしも金太くんがしたことが事実なら、学校に事実を伝えることで人生の傷をつけてしまうのではという恐怖も感じていました。しかし、嘘と盗みが野放しにされることの方が、彼にとっても不幸だとも思うのです。
私はただ、事態が良い方向に進むことを祈ることしかできませんでした。
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あとがき:大事なのは第三者も含めること
無事学校も味方につけられて、後は本人たちに認めさせるのみとなりました。果たしてうまくいくのか…ドキドキですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










