🔴【第1話から読む】「ママ…」息子のゲームソフトが消えた→直前に遊びにきた“新しい友達”の異変|友達のものを盗む子
学校が仲介し、息子の友達の家で息子のゲームソフトの捜索が始まりました。しかし他にもたくさん、とんでもない事実が見つかったようです。
相手の親が捜索した結果…
学校から連絡が行ってから数時間、私の携帯電話は沈黙を守っていました。時計の針が進むたびに、白井さんがまた「証拠がない」と突っぱねているのではないかという不安が募ります。夕飯の支度をしていても、包丁を持つ手が落ち着きません。
ようやく携帯が鳴ったのは、外が暗くなり始めた頃。白井さんから直接着信がありました。学校から連絡先を聞いたとのことでした。
「……松本さん。あの、ソフト……あったんです。本当に、申し訳ありません……」
電話口の白井さんの声は、今にも消え入りそうでした。
絶望と信じたくないという思いが混じり合った、掠れた声。彼女は、自分の家で「あるはずのないもの」を見つけてしまったのです。
「学校から連絡をいただいて、最初は信じられなくて。でも、それを金太に伝えると……あの子の様子がおかしいから、部屋を……」
白井さんの話によれば、彼女は必死に否定する金太くんを怪しんだ結果、押し切り部屋を徹底的に捜索したそうです。
「うちは教育方針でゲームを一切禁止にしていて。だからあの子が持っているはずがないと、ずっと思っていました……」
しかし、金太くんの部屋のクローゼットの奥、使い古したスポーツバッグの底から、悠也の名前シールが貼られたソフトが見つかりました。それだけではありません。そこには、あるはずのないゲーム機本体と、何枚ものソフトが隠されていたのです。
子どもながらの悲痛な本音
「問い詰めたら、本体は私の父親がこっそり買い与えたことがわかりました。私には秘密でと。
それでこっそり遊んでいたものの、ソフト1つだけでは物足りなくなったようで。でも私にゲームがほしいと言えなかったのでしょうね…。私が部屋に入ると、あの子は必死にそれを体で隠して……。松本さんのシールを見た瞬間、私、目の前が真っ暗になりました」
白井さんは嗚咽を漏らしていました。自分の子どもを正しく育てていると信じていた親のショックは、計り知れません。金太くんを問い詰めると、彼は泣きじゃくりながら白状したそうです。
「みんなが持っているソフトが欲しかった」
「ママは絶対に買ってくれないから借りるつもりだったけど、やめられなくなった」
と。
「ゲーム禁止」という厳格な家庭環境が、彼の中で歪んだ欲求へと変わってしまった。それは同情すべき点かもしれませんが、彼が選んだ手段は、最も卑劣な「友人を裏切る」という行為でした。
「松本さん、今からお詫びに伺わせてください」
30分後、チャイムが鳴りました。玄関を開けると、そこには髪を振り乱し、目に隈を作った白井さんと、地面に縫い付けられたかのように俯く金太くんが立っていました。金太くんの手には、悠也のシールが貼られたソフトが、大切そうに、でも汚らわしいもののように握られていました。
「悠也くん、ごめんなさい……本当にごめんなさい」
絞り出すような金太くんの声。かつての自信満々な態度は消え、ただ怯える小さな子どもの姿がそこにありました。
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あとがき:罪を認めたものの…
意外にも母親はまともだったのもあり、謝罪にきた白井一家…ですが、問題は息子の悠也の気持ちです。いったい悠也はどう感じるのでしょうか。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










