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「もしかして、あなたね?」不倫旅行先に妻が襲来→逃げ場をなくした職場不倫男女の【無様な末路】

主人公・由美子は、今の職場で大きな悩みを抱えています。それは、後輩・春奈と既婚の男性社員・田中の不倫。仕事中にも関わらず、必要以上に顔を寄せ合う2人。同じ職場の同僚たちは、見て見ぬふりをしていました。しかし田中は、ついには仕事でも春奈をひいきするように。そのせいで、由美子は無理なスケジュールで大口取引先のプレゼンを急きょ、請け負うことに。徹夜で準備した甲斐もあり、取引先の女性・森永さんから高い評価を得ます。さらに、森永さんは由美子の疲れた様子に気づき、食事に誘ってくれたのです。由美子はお酒の力を借り、社内での不倫カップルに疲弊していることを森永さんに告げます。すると翌日…。『社内不倫カップルの末路』をダイジェスト版でごらんください。

【全話まとめて読む】社内不倫カップルの末路

翌日。
気が重いながら出社しようとすると、会社の前に森永さんが立っていました。驚く私に、「今日は私が御社にご挨拶に来ました」と彼女は説明しました。しかしそんな話は聞いていません。
どうやら彼女いわく、先ほど部長にだけ話を通したそうです。それも、部長に極秘で会うため他者には伏せておいてほしいと。
訳が分からない私に、森永さんは改めて尋ねました。

「由美子さん。あなたが私に話してくれたことは、すべて真実ですね?」
「は、はい。間違いありません」
「なら結構。これ以上、あなたが気負うことはありません」

彼女と一緒にオフィスに向かうと、オフィスはいつも通りの「それ」でした。田中さんが春奈さんのデスクに腰掛け、コーヒーを片手に楽しげに談笑しています。

「おっ、由美子さんお帰り。昨日どうだった? 森永の鬼婆にこってり絞られ…」

田中さんは、私の背後に立つ人物に気づかず、いつもの軽薄な笑みを浮かべて近づいてきました。
しかし、私の横から一歩前に出た森永さんの姿を見た瞬間、彼の顔から血の気が、滝のように引いていくのが目に見えました。手にしたコーヒーカップが、カチカチと音を立てて震えています。

「え……っ!? お、お前……いや、君、どうして、ここに……っ!?」
「『どうして』ですって? 私の仕事場に、私の夫が勤める会社の社員が営業に来た。そしてせっかくならビジネスパートナーとして会社の様子を見せてもらいにきた。ただそれだけのことよ、驚くようなことじゃないでしょう?」

森永さんの声は、低く、しかし驚くほど遠くまで響きました。オフィス中の社員が、一斉にこちらを振り返ります。「夫」という言葉が放たれた瞬間、空気が物理的に重くなったように感じました。
私もあまりの展開にぽかんとするしかありませんが、二人の攻防はゴングを鳴らしてしまったようです。

「あ、いや、これは、その……」

森永さんは、田中さんのデスクに置いてある温泉饅頭を手に取りました。

「箱根、出張ではなくて旅行だったそうね?」

田中さんは口をパクパクとさせ、隣にいる春奈さんは状況が飲み込めず、ただ青ざめて立ち尽くしています。どうやらごまかすほどの頭も回らないようです。 ※1

社内が修羅場に!不倫男の妻が登場

まさか、取引先の女性・森永さんが田中の妻だったなんて、驚きです。森永さんは、由美子が漏らした「箱根旅行、15~16日」という言葉に引っかかりを覚え、大胆な行動に出たようです。

いつもは軽口ばかりの田中も、今回ばかりは動揺を隠し切れません。

容赦ない、反撃の始まり

「森永さん……あ、いえ、奥様……えっと、田中さん……?」

さすがに私は混乱して口にしてしまいました。すると森永さんは「ああ」と思い出したように口にします。

「結婚して私も田中姓になりましたが、仕事上色々面倒で旧姓である森永を名乗っているのです」
「な…なるほど」

私が勝手に納得しているうちに、森永さんは辺りをきょろきょろと見回しました。その視線がたまたまそこにいた春奈さんに止まると、森永さんはずかずかと彼女に近づきました。

「もしかして、あなたね?」

すべてを悟ったらしい春奈さんが、震える声で「えっと…その…」と口を開きました。彼女もまた、誤魔化す余裕がないようです。
その瞬間、森永さんの視線が、憐れみを含んだ氷のような光で春奈さんを射抜きました。

「なるほど、電話で散々聞いた声だわ。まさかあなたが不倫相手だったなんてね…主人から、仕事ができなくていつも泣きついてくるから、適当に食事に誘ってなだめている『迷惑な後輩』がいると聞いていたけれど……なるほど、こういうことだったのね。やっとすべて繋がったわ」

田中さんは、家では春奈さんのことを「足手まといな部下」として扱い、会社では彼女を「俺の愛人」として自慢していたのです。二重の裏切り。二重の侮辱。

「おおかた、私に会わせたら万が一のことが…と思って由美子さんに行かせたのね。まあ私にしても、あなたよりは由美子さんに来てもらって仕事としては正解だったけれど」

春奈さんは目を見開いて硬直していました。何も言えないようです。

「部長。いらっしゃいますか」

森永さんは動揺する周囲を無視し、奥の個室を睨みつけました。慌てて飛び出してきた部長に対し、彼女は一切の容赦なく宣告しました。

「私的な件で業務時間を割くのは本意ではありませんが、御社のコンプライアンス、および私の契約に関わる重大な事案です。今すぐ、この不届きな夫と、そちらの女性、そして監督責任のあるあなたと、四人で話をさせていただきます」

田中さんは膝から崩れ落ち、春奈さんはその場に座り込んで号泣し始めました。嵐の前の静けさは終わり、すべてを焼き尽くす審判の時が訪れたのです。 ※2

田中と春奈が裁かれるのは、当然です。そして、社内不倫に気づいていたにも関わらず、「臭い物に蓋を」し続けた部長にも責任があります。部長が見て見ぬふりをしたせいで、由美子は徹夜での仕事を強いられたのです。

社内を乱した不倫騒動は、ようやく幕がおりそうです。

社内不倫カップルの悲惨な末路

森永さんの決断は、感情に流されることのない、冷徹かつ完璧なプロフェッショナルのそれでした。
彼女の会社は、我が社との契約を即座に打ち切りました。「公私混同が甚だしく、不実な社員を『エース』と呼び放置している企業とは、長期的な信頼関係を築くことは不可能である」という通告は、業界内にも瞬く間に広まり、我が社の評判は地に落ちました。

営業部のエースという肩書きで守られていた田中さんは、一転して会社に甚大な損失を与えた「戦犯」となりました。さらに、社内で不倫を自慢していたという事実が、森永さんの周到な調査によってすべて明確に証拠化され、言い逃れの余地はありませんでした。部長がなあなあにしていても、彼よりさらに上層部は許しはしなかったようです。
田中さんは即座に地方の閑散とした支所への配属が決まり、事実上の解雇に近い降格と、大幅な減給処分を受けました。もちろん、森永さんからは離婚を突きつけられ、多額の慰謝料と資産の大部分を失ったそうです。

一方、春奈さんもまた、地獄を見ることになりました。
彼女は森永さんから正式な手順で不貞行為による慰謝料を請求されました。二十代の若手社員に、そんな大金を支払う能力はありません。
さらに、田中さんが裏で彼女を「迷惑な後輩」として妻に報告していた事実を知った彼女は、精神的に完全に崩壊してしまいました。結局、彼女は責任を取る形で退職を余儀なくされ、慰謝料の支払いのために夜の世界へ転職したと風の噂で聞きました。

退職の日、春奈さんはオフィスの全社員のデスクを一つ一つ回り、深く頭を下げていました。

「皆様、本当に申し訳ありませんでした。私の軽率な行動が、皆様のこれまで築き上げてきた信頼を壊してしまいました。心からお詫び申し上げます」

その瞳からはかつての輝きが消え、まるで魂が抜けたような、痛々しいほど虚ろな表情でした。彼女は確かに道を踏み外しましたが、不倫という過ちを除けば、本当に明るく、人に好かれる才能のある子だったのです。
田中さんのような軽薄な男に「アクセサリー」として消費され、最後にはすべてを失う。その結末が自業自得だとしても、私には、やりきれない空しさが残りました。 ※3

なぜ、田中も春奈も、不倫がバレたときのリスクを考えなかったのでしょう?仕事を失うこと、慰謝料を払わなければいけないことなど、容易に想像できたはずです。想像力が欠けた人の行動、理解できませんね。

不倫は、本当に愚かな行為です。職場に私情を持ち込むなんて、あり得ません。今回、騒動に巻き込まれてしまった由美子は本当に気の毒でした。ようやく元凶が去り、ひと安心ですね。これからは、自分の仕事に集中できるといいですね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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引用元一覧

  • ※1 ママリ「「なんで?」社内を訪れた意外な人物。すべてが明るみになるとき|社内不倫カップルの末路」(https://mamari.jp/78893,2026年5月13日最終閲覧)
  • ※2 ママリ「「なんで?」社内を訪れた意外な人物。すべてが明るみになるとき|社内不倫カップルの末路」(https://mamari.jp/78893,2026年5月13日最終閲覧)
  • ※3 ママリ「因果応報!不倫カップルに鉄槌が下される|社内不倫カップルの末路」(https://mamari.jp/78894,2026年5月13日最終閲覧)

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