二度寝した時の基礎体温、どうするの?
基礎体温とは体が安静にしている、活動していないときの体温のことを指します。寝ているときに体温を測るのは無理なので、寝ている間の体温に限りなく近い朝一番、体を起こす前の体温を測ります。
しかし二度寝をしてしまい測れない、あるいは夜中に目覚めてそのまま寝た場合は夜中に測るべきかどうか、という疑問もあります。
基礎体温はあくまでも最初に「起き上がる前」の体温です。もし一度目覚めたときにトイレなどに行くようであれば、その前に測らないといけません。
あるいは一度目覚めたときでも起き上がらないのであれば、二度目に目覚めたときに計測すれば問題ありません。
正確な基礎体温を測るには
二度寝をした時以外も、正確な基礎体温を測るために気をつけたいポイントをまとめました。
検温前・検温中に起き上がったり、歩き回ったりしない
目覚めた後に取りに動かなくてもいいように、体温計はベッドの横など枕元に置いておくといいですね。起き上がると体温が上昇して正確な計測ができません。
起床時間がいつもと違っていても起き上がる前に毎日検温する
できるだけ同じ時間に起床するほうが基礎体温の正確性が増すとされています。とはいえ仕事の都合や体調により、いつもより早く起きなければいけなかったり、いつもより遅い起床になることもあるでしょう。
そのような場合も、起き上がる前に測ります。測った時間もメモしておくとより参考になるでしょう。
舌の裏の一番奥で測る
体温計の先を舌の裏の舌小帯(中央のすじ)の脇にあてて測ります。いつも同じ位置で測りましょう。
別の位置で測ると基礎体温に多少の誤差が出るとされますので、気を付けてください。
体調などもメモしておこう
体温と一緒に体調や寝不足などの情報も書いておくと、後で見た時に役立ちます。出血やおりものの変化なども気付いたことがあればメモしておきましょう。
まずは3ヶ月、気楽に続けましょう
正確な基礎体温を測ることは大切ですが、神経質になりすぎると続きません。時間がずれたり、1日くらい測り忘れたりしても、グラフになれば体の異変はわかります。とりあえず3ヶ月続けてみましょう。
基礎体温のグラフから、ホルモンバランスの乱れや女性系の病気に気づく可能性もあり、早めの対応もできます。気になることがあれば産婦人科などかかりつけ医に相談しましょう。