家電製品の平均寿命は何年?買い替え時期の目安とは?
生活必需品である家電製品の平均寿命をご存知でしょうか?「家電製品の寿命は10年」という固定観念はありませんか?
実際は、その10年よりも短命な家電製品の方が多いんです!正確な買い替え時期の目安を知っていれば、出費に備えて貯金しておくこともできますね。
それでは、家電製品の平均寿命と、買い替え時期の目安について見ていきましょう。
①テレビ
テレビの平均寿命は6~7年です。バックライトが急に暗くなってきたら、買い替えの目安と言えるでしょう。買い替え時期の平均は7.4年です。
②エアコン
エアコンの平均寿命は7~10年です。夏場、冷房をつけているのに部屋が冷えなくなったら、そろそろ買い替えの時期でしょう。買い替え時期の平均は10.7年です。
③洗濯機
洗濯機の平均寿命は7~8年です。洗濯の途中で停止するなど、最後までスムーズに運転できなくなったら買い替え時期が近づいています。買い替え時期の平均は8.3年です。
④冷蔵庫
冷蔵庫の平均寿命は8~10年です。買い替え時期の平均は9.9年ですが、20年近く使い続けている家庭も少なくありません。食品を詰め込みすぎないことが、長持ちのコツのようです。
⑤電子レンジ
電子レンジの平均寿命は9~10年です。内部にあるマグネトロンの寿命が約10年ですが、買い替え時期の平均は13.2年。長期的に使用できる場合が多いようです。
⑥炊飯器
炊飯器の平均寿命は5~7年です。分量どおりにしてもご飯が焦げ付くようになったら、買い替えのサイン。買い替え時期の平均は約9年です。
⑦掃除機
掃除機の平均寿命は7~8年です。掃除している最中に電源が入らなくなったり、ほこりをキレイに吸わなくなったら、買い替えましょう。買い替え時期の平均は6.9年です。
⑧デジタルカメラ
デジタルカメラの平均寿命は3~5年です。充電できなくなったり、電源が入らなくなったりしたら、買い替え時期が迫っています。買い替え時期の平均は約5年です。
⑨パソコン
パソコンの平均寿命は5~7年です。買い替え時期の平均は5.8年です。フリーズが頻繁に起きたり、ハードディスクのランプが激しく点滅するようになったら、早めに買い換えましょう。
⑩ビデオカメラ
ビデオカメラの平均寿命は5~6年です。ちゃんと撮影できなくなったり、勝手に電源が落ちるようになったら、買い替えのサイン。買い替え時期の平均は6.4年です。
買い替え時期には、家電リサイクル法を上手に活用しよう!
現在使用している家電製品が寿命を迎えたら、最新機種に買い換えることを検討することになるかと思いますが、買い替えの際には「新しいものを購入したら古いものを捨てる」のではなく、「古い家電はリサイクルする」という意識を持つようにしましょう。
特に、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品は、「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」という法律に基づいてリサイクルすることによって、まだ使える部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減らして資源の有効利用を推進することができるのです。
また、古い家電製品を処理する際に便利な「家電リサイクル法」についても知識を深めておきましょう。
家電リサイクル法の対象となる家電製品は4つだけ!
家電リサイクル法とは、一般家庭などで使用していた家電製品をリサイクルし、資源を無駄にしないための法律です。
廃棄物をできるだけ減らすために、有効利用できる材料などをリサイクルしてから廃棄処分します。ただし、家電リサイクル法の対象となる家電製品は4つだけ!
- テレビ(液晶・プラズマ・ブラウン管を含む)
- エアコン(業務用は除く)
- 洗濯機・衣類乾燥機
- 冷蔵庫・冷凍庫(業務用は除く)
上記、4つの家電製品が家電リサイクル法の対象となります。
家電リサイクル法における注意点とは?
まず、家電製品を買い替える際に、「使用していた家電製品を購入したお店」、あるいは「家電製品を買い替えたお店」に、引取りを依頼します。
その際、店頭にて「家電リサイクル券」の必要事項を記入します。古くなった家電製品を回収に来た時に記入する場合もあります。
次に、廃棄する家電製品を回収してもらうためには、収集・運搬にかかる料金とリサイクル料金を支払わなければなりません。
近年、高額請求をする悪質な業者も増えていますので注意しましょう!
家電の寿命が近いときに起こる危険なサイン
家電の寿命の目安となる年数はありますが、その年数を超えていても故障などの不具合がないまま使い続けられることもあります。買い替えにはお金がかかりますが、まだ使えるからと使い続けていることには危険性もあるので、寿命の目安を過ぎた家電を使う場合には注意が必要です。
寿命を超えた家電はある日突然動かなくなることがありますし、部品の経年劣化によって発火や誤作動などが発生する可能性もあり危険です。古くなった家電から異音や振動がする、電源コードやプラグが熱を持っているなど、ふだんと違う症状が見られたら、早めに買い替えを検討してください。
家電を買い替える際におすすめの時期
実際に家電を買い替えるきっかけにはどのようなものがあるのか、ほかの人の意見も気になりますよね。ママリに寄せられた体験談から、買い替えのおすすめのタイミングについて見ていきましょう。
決算時期を狙う
決算時期だったのもあったからかもしれません。
決算の1ヶ月くらい前からあちこちの電気屋を回って、これとこれでいくらになるか、という話を聞いて一番安いところで買いました😊
今使っている家電が寿命を迎えそうなら、なるべく安く買えるタイミングで買い替えをするのがお得ですね。一般的な家電の価格は、ネットのショッピングサイトや価格比較サイトなどで最安値を確認することができますが、いくつかの電気屋さんを回って確認するとネットの最安値より安く買えることもあります。
特に、こちらの体験談のように、決算時期を狙って価格チェックをすると販売されている家電が値下げされていることもあるのです。決算期は、企業によっても異なり一般的には3月ごろですが、大型家電量販店では2月や8月のこともありますので、ぜひ実際に足を運んでチェックしてみてください。
新製品発売時期の前に購入する
決算時期がよくわからない場合には、こちらの体験談のように新製品発売時期の前に購入するのもおすすめです。新製品の発売時期は、冷蔵庫なら8月から9月、エアコンなら10月から11月、洗濯機なら6月から7月ごろとばらつきがありますが、新製品が発売されると少し前の旧モデル製品が型落ち品として値下げされやすくなります。
型落ち品でも、少し前のモデルなら性能的にそれほど違いがあるわけではないので、どうしても最新機種がほしいというわけではなければ、新製品発売のタイミングで値下げされた商品を購入するのも検討してみてはいかがでしょうか。
新機種の家電製品に買い換えることで、節電になる場合も!
長く使っている家電には愛着もあり、使い慣れているのでつい寿命の目安の年数を過ぎても「まだ使えるから」と使い続けてしまいがち。でも、耐用年数を超えた家電は突然壊れることもありますし、発熱や発火の恐れもあるので壊れる前に買い換えることをおすすめします。
また、長く使い続けた家電製品から省エネタイプの新機種に買い替えると、それだけで電気代が節約されることも少なくありません。家電製品もどんどん進歩していますので、不便だったところが改善されていたりこれまでになかった新機能が使えたり、使いやすさに驚くかもしれませんよ。
まずは、今お使いの家電の寿命を確認することから始めてみてください。
- 経済産業省「家電4品目「正しい処分」早わかり!その家電、きちんと捨てないと・・・」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/kaden_recycle/fukyu_special/,2024年1月12日最終閲覧)