私の出産エピソード
2015年7月23日に第一子の男の子を出産しました!21歳の新米ママです。出産は普通分娩で、35時間かかりました。
簡潔にまとめると、今までに味わったことのない痛みにびっくりでもう何が何だかわかりませんでした(笑)痛すぎましたが、今は我が子が可愛くて仕方がありません。
とっても幸せいっぱいですが、私は妊娠が原因で持病持ちになってしまいました。みなさんには私と同じ経験をしてほしくないので、持病の事も含め、私の出産エピソードをご紹介したいとおもいます。
妊娠してから出産、産後のエピソードについてです。出産の形は人それぞれです。私の場合はこうでした!ということが書いてあるので、参考がてら目を通してもらえると嬉しいです。
1.妊婦健診では何も問題なかったのに…
妊娠がわかってから後期になるまでは、小さな産婦人科に通っていました。通っていた産婦人科では分娩はできないので、後期を迎え、分娩の出来る病院へと移りました。
毎回健診でも問題なく、我が子も順調に育っていました。37週を迎えた頃に急に足が浮腫み、靴も履けないくらいになりました。妊娠37週での検診で尿蛋白がかなり降りていて妊娠中毒症が疑われ、赤ちゃんを早めに出そうと言われ、内診でぐりぐりを受けました。
それから1週間経ち、妊娠38週4日で出産することになりました。
2.旦那と実母に支えられた陣痛
妊娠38週2日に検診があり、ここでも内診でぐりぐりされ、それから陣痛がはじまりました。検診後、お腹が痛かったのですがまだ大丈夫だろうと一回家に帰り、ご飯の支度などをしなが旦那の帰りを待っていました。
ちょっとずつ痛みの間隔が短くなって来て、夜中に病院に電話をして『浮腫み、尿蛋白がある為今すぐ来てください。』との事で旦那に連れて行ってもらい、そのまま入院となりました。
そのまま朝まで寝て、旦那は仕事へ行き、交代で実母が来てくれました。赤ちゃんを早く出そうという事で陣痛誘発剤の点滴をしました。これがもう痛くて痛くてたまらなかったです。
昼から夜にかけて点滴をして子宮口が4センチまで開きましたが、夜中は点滴を取られ痛みに耐えながら朝を迎えました。
夜は旦那が来てくれてずっと付き添ってくれました。旦那も仕事終わりで疲れている為何度も寝そうになっていました。陣痛の隣で食事を取られ臭いで吐き、旦那もご飯食べることが出来ず結構しんどそうにしていましたが、一生懸命背中をさすってくれたりしてくれました。
この日の夜中が1番の苦痛でした。
痛すぎて寝る事もできず朝を迎え、朝からまた点滴をしました。旦那は仕事休んでくれて、実母も来てくれ、二人から支えてもらいとても心強かったです。
お昼前に子宮口は8センチまで広がり、ものすごく痛い波がきて、『痛い』と叫ぶと同時に破水しました。パーン!と部屋中に響き、部屋の中にいるみんなが破水したとわかるくらいの音でした。
破水してからは思ったより早くに出てきました。
3.破水から45分で出産
破水してから分娩の準備がすぐに始まり、もう頭が触れられるくらいまで降りて来ていたみたいで、結構焦っていました。
助産婦さん、実母、旦那が支えてくれて呼吸を整えながら必死の出産でした。会陰切開がとても怖かったのですがもうそれどころではなく、『今すぐ切って!』と言い急いで麻酔をして切ってもらいました。
もうとにかく早く赤ちゃん出したくてたまらなかったです。切ってから4.5回いきんで出てきました。破水から45分で我が子と対面です。
お昼に3037グラムで元気にうまれてきてくれました。とっても元気に産声をあげていて可愛いすぎました!実はこの日は旦那の誕生日でもあり、旦那と我が子は同じ誕生日となりました。
旦那と実母の二人が立ち会ってくれて、なかなか出来ない経験をさせてもらいました。立会いをした旦那の感想はもう少し後にご紹介します。
立会い出産をして良かった
立会い出産には賛成派と反対派にばっさり分かれますね。私は立会い出産でしたので、旦那の感想をそのままみなさんに伝えたいとおもいます。
生まれた直後は感動で泣いていました。落ち着いてからどうだった?と聞くと…
『陣痛中は、俺は何も痛くないしただ眠たいだけで、だいぶお前にあたられまくってイライラしたけど、我が子が生まれる大切な瞬間に一緒にいれてよかった。赤ちゃんを生むことの大変さがよくわかったし、これからは今まで以上にもっと大切にしたいと思う。立会いしてよかった。』と言っていました。
立会いしたことにより私たちは、絆がより深まりました。私は立会いに賛成派です。旦那にも大変さをわかってもらえたし、絆も深まったのでほんとに立会いで良かったと思います。
4.産後に発覚した病気
産後すぐ40度まで熱が上がり、出血が多かったらしく輸血をしました。疲れ果てて爆睡していたのであまり覚えていませんが、大変だったみたいです。
妊娠中毒症かと思われていた浮腫み、尿蛋白はいっこうにおさまらず、ひどくなるばかりでした。妊娠中毒症であれば出産したらなおるみたいですが、私の場合は酷くなるばかりでした。
腎臓に異常があるのではないかと言われ、腎臓内科の先生に診てもらうことになり、産後すぐに転院となりました。
転院してからすぐに腎臓の検査をして病名がわかり、一生治るものではないと言われました。尿蛋白がもれてしまっておさまらない状態で、点滴や薬でも一向におさまらず産後すぐから10月の半ばまでの約3ヶ月間ずっと入院でした。
生まれたばかりの我が子にも会えず、1ヶ月検診後は病院で会うことは出来ましたが、出産してから我が子とお家で暮らせるようになるまでの3ヶ月間は苦痛でした。
病気について
私の場合は妊娠が原因といわれ、とても稀なタイプだと言われました。私がなってしまった病気は、塩分の取り過ぎなどでおこる病気みたいです。
現在は食事制限があり、塩分のあるものは食べることが出来ません。妊娠中に塩分の取り過ぎには、本当に注意していただきたいです。
妊娠していることによって、腎臓にかなりの負担がかかっているうえに、塩分の取り過ぎで余計に腎臓に負担がかかると、腎臓の働きが悪くなり耐えきれなくなってしまいます。妊娠中は本当に食事に気を使った方が良いです。
私は産後すぐに我が子と会えなくなりとても悲しい思いをしたし、我が子にもさせてしまい、私の入院中に面倒をずっと見てくれていた旦那や実母にもとても迷惑をかけてしまいました。
みなさんには同じ思いをしてほしくないので、本当に妊娠中は無理をせずに、ゆっくりとして、食事に気を使ってください。
出産は命がけ
私はほんとに出産は命がけだなと実感しました。病気になったということがあるので余計にそう思うのですが、母体にかなりの負担がかかるし、出てくる赤ちゃんも命がけで必死で出てきてくれます。
出産にはお母さんと赤ちゃんの二人の命がかかっています。簡単なことではありません。
これから出産を控えている方、妊活している方へと伝えたいです。本当に大変でした。何が起こるかわからないので、余計に怖いですが元気に出産に臨んでほしいです。
私は退院してまだ1ヶ月しか経っていなくて、我が子との生活はまだまだ始まったばかりです。旦那もとても子育てに協力してくれていて、これからの生活を目一杯楽しみたいと思います。