トマトの栄養価は?!
緑黄色野菜の一種である真っ赤なトマトには、栄養がいっぱい含まれています!
主なものとしては、美肌や風邪の予防に効果的なビタミンC、老化を防いでくれるビタミンE、塩分を体外に出すのを助けるカリウム、便秘を防いでくれる食物繊維などがあります。
さらには低カロリーなため、カロリーを摂り過ぎずに体に必要な栄養を摂ることができる万能なお野菜です!
リコピンがすごい!
トマトの持つ豊富な栄養の中でも特に注目されているのが、「リコピン」という栄養素です。「リコピン」は、抗酸化作用を持つ「カロテノイド」という赤色の色素の仲間で、抗酸化作用を持っています。
この抗酸化作用があると、体内で発生する活性酸素を抑え、老化や動脈硬化、生活習慣病といった病気を防いでくれると言われています。
「リコピン」の抗酸化作用はかなり強く、「カロテノイド」の仲間のβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍も!
リコピンがいっぱいのトマト、ぜひ家族みんなで食べたいですね♪
家庭菜園でトマトを育てよう♪
栄養いっぱいのトマトをおうちで育ててみませんか?スーパーに並ぶのとは違い、美味しくて甘い完熟トマトを食べることができますよ♪
家庭菜園でトマトを育てる方法、コツをご紹介します。
栽培に最適な時期は?
一般的にトマトは、4月中旬~5月中に苗を植えると良いとされています。それ以降になっても7月上旬くらいまでに植えられれば、家庭菜園で育てることができます。
30度を超す8月までに、暑さに耐えられるほどに成長していないと暑さに負けてしまうため、7月頃が限界となるのです。
ミニトマトに関しては、別名が「秋トマト」と言われ、8月下旬~9月下旬まで植えつけができます。寒くなっても室内で育てることができるので、植えるのが遅くなってしまった場合はミニトマトにチャレンジしてみてくださいね♪
準備するものはコレ!
では、家庭菜園でトマトを育てるのに必要なものをご紹介します。
- 野菜栽培用の鉢(直径30㎝×深さ30㎝、容量約15 リットル)
- 支柱(長さ150~180cm、太さ11mm)
- 野菜栽培用の培養土(肥料が入っているものが良い)
- 鉢底石
- トマトの苗(初めはミニトマトがオススメ)
トマトの植え方を解説☆
準備ができたら、ついに植え始めましょう!
初めに、鉢底石を鉢底が見えなくなるまで入れ、その上に土を入れます。
次に、ビニールポットに植わっていた根の部分が軽く隠れるようにして、鉢の上から2センチのところまで土を入れましょう。
最後に、株の根元から1~2㎝離れたところに支柱を立てて、トマトの茎と支柱を軽く結んだら出来上がりです♪
トマトの育て方のコツを知ろう!
トマトの苗を無事植えられたら、あとはすくすく大きくなってくれるように、上手に育てていきましょう!家庭菜園でトマトを育てていく上でのコツをご紹介します。
①初心者のうちはミニトマトの苗がオススメ!
トマトは大玉、中玉、ミニトマトの種類がありますが、中でもミニトマトは大玉、中玉のトマトに比べ、実のなる数が多く、家庭菜園に適した品種とされています。
そのため、初めて家庭菜園にトライする場合は、ミニトマトの苗が育てやすく、オススメです☆
②「芽かき」をしてあげよう!
トマトを大きく育てるためにとても大切なお手入れが「芽かき」と呼ばれるものです。
植えてから7日~10日ほどすると、一番中心の軸の枝の付け根から、次々と脇芽が出てきます。「芽かき」は別名「摘芯」とも呼ばれ、この脇芽を手で軽くひねるようにして摘み取ることをいいます。
脇芽を伸ばしっぱなしにしておくと、花芽がどんどん増え、中心の枝の成長が遅れてしまったり、葉が混みあってしまって風通しが悪くなり、病気の原因にもなってしまったりするので、この作業がとても重要になります。
③土は野菜栽培用のものがオススメ!
トマトは肥料を少なめに育てるのほうがいい植物です。そのため、肥料をたくさん買う必要はありません。
野菜栽培用の土には、あらかじめ肥料も適量混ざっているため、初心者のうちは、この野菜栽培用の土を選ぶと追肥する必要もなく簡単です!
トマトを育てる際の注意点って?
最後に、家庭菜園でトマトを育てる上での注意点をご紹介します。これを守って育てれば、きっと美味しいトマトができますよ♪
1.苗選びは慎重に!
上手にトマトを育てるためには、まず最初に良い苗を選ぶのが大きなポイントです。
良い苗は、元気で新鮮な苗を言います。芽や葉っぱが茶色に変色していたりするものは、既に病気だったり、害虫にやられていたりするので、注意が必要です。
葉っぱの裏などもチェックするようにしましょう。
2.光がきちんと当たるところで育てよう!
トマトの生育の適温は、昼間25度前後、夜17度前後と言われており、すくすく育つには、日光が欠かせないものになります。
日照量が少ないと、様々な病気の原因にもなってしまうので、注意が必要です。
例えばベランダの中でも、日が当たりやすい場所を選んで置いてあげるようにしましょう。
3.水やりは控えめに!
大切に育てていると、ついついたくさんお水をあげたくなるものですが、トマトの場合は、実があまり多く水分を含むと甘味が薄くなってしまうため、水はけをよくして、土を乾燥気味にしておくのがオススメです。
お水を控えめにあげて、甘くておいしいトマトを作りましょう!
育てて収穫する喜びを感じよう!
いかがでしたか?難しそうと思いがちな家庭菜園ですが、トマトなら、準備するものもそう多くなく、初心者でも育てやすいのでとてもオススメです。
家庭菜園は、植物が育つ過程を見ることができ、大切に育てたものを収穫して食べる喜びも得ることができます。
普段、お店に並んでいるものしか見ていない子供にとって、家庭菜園で植物を育てることは、様々な初体験をすることができ、とても貴重な経験となります。
ぜひ、お子さんと一緒にトマトを育てて、素敵な親子時間を過ごしてくださいね♪