虐待に敏感なアメリカらしいのは、お風呂や子供部屋も6歳になったら異性とは別にしなければならないところです。赤ちゃんの頃から子供と一緒に入浴する習慣はなく、子供を洗う場合でも親は服を着たままなのが一般的です。
実際に10歳の娘がパパとお風呂に入っていると言って養育権をはく奪された父親もいます。
5.トイレトレーニングをゆるくやる
日本では周囲の子がパンツに変わったのにうちの子はまだ…とか、「まだオムツとれないの?」という、おばあちゃんや周りの人からの何気ない一言にプレッシャーを受けてしまうこともあるというトイレトレーニング。
アメリカでは、オムツの取れる時期に関してはかなりのんびり構えているようです。
「どうせいつかは取れる」といったスタンスで、周りも特に比べたり注目することはないんだとか^^
6.否定的な言葉をなるべく使わない
アメリカでは子どもへの声掛けをする際に、否定的でなくポジティブで肯定的な声掛けを意識します。例えば「~してはいけません」と、行動を禁止するような言葉をかけるのではなく、「~してください」と声掛けをするのです。
このように声かけをすることで、子どもが行う行動に対して消極的になることを防ぐことができるのではないでしょうか。
アメリカでは子どもの子育てに自立を大切にするため、大人が行動を矯正させるようなことはなるべくしないようです。このような子どもへの注意の仕方一つでも国によって違いが出ることは面白いですね。
7.子どもの意思を尊重して失敗から学ばせる
アメリカでは、自分の意思で行動して失敗から学ぶことを大切にします。自分自身で行動を繰り返し失敗から学ぶことで、その失敗した原因や理由を考え、それが成功につながると考えられているのです。
そのため子どもの考えを持って行動したことに対し、褒めることを大切にします。 子どもは大人になる過程で、自分で考えて行動し成功につなげていくためのプロセスを学び、それが自立心を育むことになります。
日本では、他人と協調しながら、和を大切にすることが大切にされる傾向があります。それぞれの良い面があり、 さまざまな考え方を取り入れてみてくださいね。
8.お金を自分で管理する力を身につけさせる
アメリカでは、経済的な自立を促す意味で、子どもにある程度のお金を持たせて自分自身で管理する力を身につける練習をします。
子どものうちから実践的にお金の管理を身につけさせることによって、 日々のやりくりを上手くおこなう練習をするのです。たとえば、月の始めにまとまったお金を渡して、それで日々の日用品などをやりくりさせる取り組みをすることもあります。
日本では、親が子どものお金をすべて把握し管理することが多いと思いますが、小さいうちからお金のやりくりを身につけさせる練習をするのも良いのではないでしょうか。
日本とは随分違うアメリカでの子育て
アメリカと日本の子育ての習慣の違いは、指導の仕方や金銭的な教育の一つをとっても、さまざまな面で見られると思います。
アメリカの主流のしつけである「タイムアウト」という方法や、子どもが泣くことを感情表現の一種としてそのままにしておくなど、文化の違いによって、子どもへの対応の仕方も異なるとわかりました。
アメリカと日本でそれぞれ教育の仕方は異なりますが、 自然な自立を促すために行うことはどの国でも共通的なことではないでしょうか。ぜひ違う国の子育ての方法を知ることで、自分自身の子どもへの対応の参考にしたり、取り入れたりしてみてくださいね。










