入学準備ドリルとは何か
「入学準備ドリル」とは、小学校へ入学する前の子どものために作られたドリル。国語や算数、道徳など、小学校で学ぶ内容が一冊にまとめられていて、小学校1年生の基礎を幅広く学べる内容になっています。
ただし小学校入学前の子でも、できることには差がありますよね。ひらがなが書けるかどうか、足し算や引き算ができるかどうかなど、子どもの学力にあわせて難易度を選べるようになっていることも入学準備ドリルの特徴です。
入学準備の勉強はいつから始めるのがおすすめ?
小学校の予習としてぜひ取り組ませたい入学準備ドリル。皆さんは一体いつから準備を始めているのでしょうか?
一般的には、小学校入学前の冬休みや春休みから始める方が多くなっています。小学館の「まなびwithラボ」の調べによると、学習準備を意識し始めた時期は、「年長さんから」が42%、「年少・年中さんから」が45%という結果でした。
入学準備をしっかりとさせたいというパパママは、入学の一年前くらいからドリルを始めると良さそうですね。ただし、子どもが楽しみながら取り組めるよう工夫してあげることが大切ですよ!
- 小学館 マナビコ「小学校入学前、学習の入学準備はいつから?先輩ママに調査!」(https://manabi-with.shopro.co.jp/manabico/nyujun2018/,2022年5月11日最終閲覧)
入学準備ドリルのおすすめを紹介!
入学準備を始めたい方に向けて、おすすめのドリルを紹介します。「Z会」「くもん」「学研」のほか、子どもが楽しんで学べそうなものをピックアップしました。たくさんある教材の中で迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
【Z会のドリル】小学生わくわくワーク入学準備
最初に紹介するのは、Z会のドリルシリーズです。入学に備え、国語力と算数力の基礎が身に付きます。好奇心と感性の両方を省くメール経験学習がついているので、親子で楽しみながら学べるのがポイント。
また、近年は英語学習が欠かせません。こちらのドリルにはネーティブな英語に触れられる英語教材もついてきます。具体的に子どもに対してどのようにアドバイスすれば良いのか、具体的な声かけサポートがついてくるのもうれしいですね。
【くもんのドリル】くもんのはじめてみましょう!小学校の入学準備ドリル
くもんでは入学準備教材として、算数と国語の2教科分の入学準備ドリルが販売されていますが、小学校で勉強をするための基本を学ぶならこちらがおすすめ。
鉛筆の持ち方、机に向かう姿勢など基本的なことから始められ、ひらがなのなぞり書きや数字の読み書きへと進み、最終的には足し算のやり方や時計の読み方も覚えられるようになっています。
「ひらがな・カタカナれんしゅう表」や「できたねシール」など、付属の教育グッズで楽しく学べそうですね。
【学研のドリル】頭脳開発×学研教室 入学準備
1年生じゅんびブックや、かいてけせる おけいこボード、くるくる とけいボード、ひらがな・かたかな・かん字ポスターなど、7大特別教材がついてきます。かわいいじょうぎセットもついているので、ワクワク感が高まりますね。
学べるのは、国語と算数のほか、生活と英語があります。英語学習に力を入れたいと考えている方のため、連動するアプリもあります。おためしワークとして、プログラミングやお金に関する知識についても学べる内容です。
日本一楽しい入学準備ドリル うんこ入学準備ドリル
うんこを題材とした珍しさが話題のうんこドリルシリーズからも、入学準備ドリルが出ています。
子どもが楽しみながら勉強を進められるように、すべての問題がうんこと関連しているのが特徴。国語と算数、生活の3教科が学べる内容となっており、バランスよく取り組めます。
うんこキャラクターがかけるテンプレートなど、付録も楽しいです。入学準備に取り組みたいと考えているけれど、子どもが前向きになってくれないようなときにも活用してみてはいかがでしょうか。
すみっコぐらし学習ドリル 入学準備~小学1年のひらがな カタカナ
サンエックスの人気作品「すみっこぐらし」のイラスト付きで楽しく学べるドリルです。特に、1年生の国語に対ししっかり備えたいと考えている方に向いています。ワクワク感を持って取り組めるように、かわいいシールが78枚もついているのが特徴。
塗り絵のほか、しりとりやパズル、なぞなぞなど、ゲームを楽しみながら学べる工夫が詰まっています。ひらがなはもちろん、カタカナの書き方や筆順、それらの文字を使った言葉などが掲載されているドリルです。
楽しみながら脳を活性化させる おんどくれんしゅうちょう
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5~6歳が音読の練習をするのに活用できるドリルです。「はっきりとよみましょう」「ゆっくりとよみましょう」など、読み方のポイントもわかりやすく掲載されています。
1日5分から取り組めるので、入学準備として短時間から始められるドリルに挑戦したい方もチェックしてみてはいかがでしょうか。
目で文字を見て、声に出して読み、それを耳で聞くことにより、視覚・聴覚を刺激できるのが特徴。ただ読むだけではなく、間違い探し、がんばりシールなどの工夫もされています。
入学準備で家庭学習の習慣を身につけるポイント
小学校入学準備ドリルを用意したら、お家での学習を習慣づけるためのポイントを押さえて、学習を継続できるようにしましょう。家庭学習の習慣を身につけるためのポイントは次の3つです。
- 小学校入学前までに習慣づけること
- まずは基本を身につけること
- 「勉強は楽しい」という意識をもたせること
「基本を身につける・勉強は楽しい」の実体験
筆者には小学3年生、1年生の子がいますが、どちらも「入学準備」の教材を親子で取り組みました。「もじ」や「かず」については「50音を読める」「1~10までの数の概念がある」という部分を一緒に楽しくできたらよいな、と思っていました。
たとえば、50音はお気に入りの絵本を子どもに読んでもらって、「すごく上手だね、とっても楽しかったよ」と声かけをしていました。
数はおやつをみんなに配る、という取り組みをしました。子ども自身を「先生」にしてわかったことを教えてもらう(発表してもらう)とやる気もとても上がって楽しそうでした。
利用中の通信教育やタブレット学習を取り入れるのもアリ
家庭学習の習慣は、学年が上がるほど身につきにくくなることもあるので、入学前に習慣づけてあげてもよいのではないでしょうか。
「こどもチャレンジ」や「月刊ポピー」などの通信教育を利用したり、タブレットで遊びながら学習する方法を取り入れたりすると、学習習慣が身につきやすくなるでしょう。
いろいろな入学準備教材を活用して基礎を身に着け、応用編もどんどんわかるようになると、達成感とともに「勉強って楽しい!」と思ってもらいやすくなるかもしれません。
入学準備ドリルを使って楽しく家庭学習を!
小学校入学準備をするなら、人気の入学準備ドリルを使って楽しく家庭学習をすることから始めましょう。
この記事でご紹介した「Z会」「くもん」「学研」の3つの入学準備教材は「入学準備」としての内容が充実しているので、たくさんの教材から「どれを選ぶ?」と迷っているパパママにはきっと参考になるはずです。
もちろん、子どもが楽しく勉強できるよう工夫されているので、小学校入学準備として勉強の習慣を身につけさせたい場合にもおすすめ。入学準備ドリルで勉強の楽しさを知ってもらえれば、小学校に入学した後も安心ですね。