アメトーークで話題になったドラえもん芸人
アメトーークで度々テーマになる、ドラえもん。
2016年3月3日には「のび太のパパ&ママ芸人」がオンエアされ、放送にインスパイアされたドラえもんファンの方が、とあるシーンをツイッターで紹介し、話題になりました。
その理由は、普段サブキャラクターとしてあまり触れられないママ・玉子さんの、親としての姿に共感が集まったためです。
あなたは、のび太のパパママのような行動が、地震が起きた時にとれるでしょうか?
いつも怒ってばかり…映画で見せたのび太ママの"母としての姿"
ツイッターで紹介されたのは、2007年公開の「映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~」。子どもだったらただのワンシーンに見えるかもしれませんが、親の気持ちがわかるようになった今観てみると、心にグッとくるものがあります。
突然の震災にママがとった行動は・・・
シーンは、家族との夕食を食べている場面。すると、大きな地震が起き、ビールが倒れ湯飲みが割れます。
玉子さんは素早くテーブルの下に入り、動転するのび太を必死に抱き、机の下にもぐります。
のび太は、湯飲みが落ちる間一髪のとこで隠れ、玉子さんに庇われます。
シーンとしては短いものの、家族の絆を描写する大事なワンシーン。
ドラえもんものび太と同様にかばうパパの背中も、涙を誘いますね。
このシーンに何を感じる?ネットでは感動の声
このシーンに対し、共感や感動のツイートが集まりました。
子どもの頃の視点とはまた違い、大人の視点でみるドラえもんは涙腺にきますね。
なかには、もうすぐあれから5年目を迎える、3.11を彷彿とする方もおり、誰にとっても印象深いシーンである模様。
年を重ねて味わい深くなるシーン
3.11を思い出す方も
この視点は女性ならでは?メガホンを取った女性監督
このシーンは、実は映画リメイク前の旧作や原作では、描かれていません。
家族の絆の描写を入れたのは、映画版ドラえもんで初の女性監督・寺本幸代さんでした。
彼女は女性ならではの感性を生かし、さりげなくもグッと胸にくる描写を取り入れています。
その感性が、今回の地震シーンを入れるきっかけとなりました。
(寺本幸代監督)
ドラえもんとのび太の関係を、映画の隠れた柱としてきちんと描きたいなと思っていました。 出典: doraeiga.com
(寺本幸代監督)
「心情や人と人の関係を丁寧に描くという部分で、『女性らしい』という評価がいただけたのかなと思っています」 出典: eiga.com
「新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち」
あの日から5年。防災意識、大丈夫ですか?
ドラえもんのワンシーンで、3.11を思い出した方も多いのではないでしょうか。
一つの節目となる5年目は、もうすぐ。
いま一度防災を意識し、もしもの時に母親として玉子さんのように冷静な対応ができるか、練習や心構えを整えておきましょう。