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時には子供を突き放す?『一流の育て方』で明かされた正しい幼児期の子育てとは

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キャンプに行っても「何をすればよいのか分からない…」

孤独 PIXTA

親が子供の身の回りの仕事を全てやってしまうと、その時はその仕事がうまくいっても、長い目で見て子供をダメにしてしまうようです。

本の筆者の息子さんは友達とキャンプに行った時、周りの子達がチームワークよく準備をしている中、何をしてよいのか分からずずっと見学していたそうです。
彼が実家を出る引越しの際も、何から始めて、どうやって動けばいいのか全く分からず、右往左往だったとか。

そういえば彼が小学生の時、遠足や宿泊行事の用意は当然のようにママがやっていたかも…?

ついつい忙しくて「自分でやったほうが早い!」なんて思っていたけれど、今思えば子供がやってもそんなに変わらないし、だんだん自分でできるようになってくるはずだったのに…。

子供が小さい時は「ついつい」色々なことをやりすぎてしまうのですね。

過保護にならず、子供にたくさん失敗させてあげる

過保護の最大の問題は、子供の失敗の機会を奪ってしまうことだと言われています。
失敗しなければ覚えられないことも、それを自分でする機会がなければ学ぶこともできないですよね。

親としては分かりきった失敗に飛び込んでいきそうな我が子を止めてあげたい気持ちでいっぱいになりますが、子供の幸せのためと思い、ぐっと我慢するようにしましょう。

一番大切なのはパパママの愛情を与えること。その方法とは?

家族 PIXTA

子供にきちんとしたしつけをすることは大切だけれど、実際その考え方は各家庭によって違いますよね。
けれどどんな人間になってほしいと思ったとしても、子供に絶対に必要なものがあります。

それが「自信」です。

「自分は愛され、信頼され、受け入れられる」という深い自信を小さい頃から育てていくことで、明るく前向きに生きることができるのです。

「自分は人から受け入れられるんだ!」という思いは、実は小さい頃からパパとママにもらってきた無償の愛にあります。

実はこのような自信を持つ人々の家庭環境を聞くと、ある明確な共通点があることが研究によって明らかになりました。
今回はそのうち4つを紹介します。

1. ママの笑顔で、子供を明るく前向きに育てる

「どんなに大変なときでも楽しいことをするチャンスは逃さないような能天気な雰囲気が家庭内に溢れていました。」と語る東大の学生。

成績が悪かったとしても「勉強しなさい!」なんて言われたことはなく、ただ「結果はいつも自分に返ってくる」ということだけを教えてくれた、常に明るく前向きなご両親に育てられたようです。

明るくおおらかな家庭で育った子供は、そうでない子供たちと比較して強い自信が備わっている場合が多いことがデータで証明されたことをご存知ですか?
その強さはそのまま子供の幸せに直結するものです。

そのような環境で育った人たちが持っている自信の強さを、そうでなかった人が得るのには何十年もかかると言われています。

子供をプラス思考で明るい性格に育てたければ、小さい頃からそのような家庭を作っていくことが大切で、それを達成するために、まず誰よりもパパとママがそうあるべきなのかもしれません。

パパとママの間の喧嘩を子供に見せない

喧嘩 PIXTA

ご両親が喧嘩をしていることで、子供ながらに「本当に悲しい…」と思った経験はありませんか?
パパとママが言い合いをしているのを、子供がじっと見ていることはありませんか?

両親の仲が良いと「基本的に、人間はみんないい人だ」という明るい性格になると言われています。

この明るい性格を持っているからこそ他人を信じることができるし、他人を信じるから相手からも信じてもらえる。
そうして「信頼ポイント」が溜まっていくことで、子供は幸せになれるのではないでしょうか。

パパがママをけなしたりする環境で育てると子供は人間不信になる可能性が高くなるのです。

そうは言っても、全く喧嘩をしない家庭というのも難しいですよね。
喧嘩をしてしまう場合は、その状況を子供に見せないだけでも良い効果があると言われています。

2. 他の子供と比べない

「お姉ちゃんはこんなことができるのにあなたはできないのね…」
ついつい言ってしまう言葉ですよね。

兄弟や友達と比較して親からけなされたような幼児体験は、大人になってもずっと心に残ることが少なくないようです。
子供は他人と比較されるだけで、親から愛されていないように感じ、傷つくもの。

もちろんパパもママも、どの子供も等しく大切な存在であるとは思うのですが、思っていても言葉に出さなくては子供には伝わりません。

家事や仕事で忙しいパパママなので、すべての子を平等に可愛がり、平等に叱るのは無理だと思うのですが、親にとってはどの子も平等に大切な存在だというメッセージを言葉に出すようにしましょう。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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