初診料と診察料の違いは?
初診料とは、診察の内容に関係なく、初めての診察時に支払うべきとされている料金のことを言います。初診料は1回目のみ徴収されます。
2回目以降に支払うのが診察料(再診料)で、さらに尿検査や超音波検査など、必要に応じて受けた検査費用が発生します。
妊娠は病気ではないと判断され、原則的には健康保険が適用されず10割負担となります。そのため、母子手帳交付までに行われる妊娠の判定や診察においては全額を負担することになります。
母子手帳をまだもらっておらず、補助券なしで1回目の妊婦健診を受けた先輩ママたちによると、1回あたり5,000円はかかったとのこと。1万円以上かかったという声もありました。
- 愛育病院「妊婦健診費用のご案内」愛育病院(http://www.aiiku.net/departments/for_women/obstetrics_and_gynecology/ninpukenshin_price.php)
- 的野ウィメンズクリニック白楽「妊婦健診の費用とよくある質問」的野ウィメンズクリニック白楽(https://www.matono-womens.com/treatment/ninp/cost)
産婦人科の初診料の相場は?
また、そもそも初診料も診察料も病院ごとに異なります。受診前に初診料や診察料の金額、検査にかかる費用などを調べて用意しておくと安心ですね。
主な産婦人科のホームページを確認した限りでは、初診料の相場は5,000円から1万5,000円程度です。初回の妊婦健診時にはもう少し余裕を持って2万円くらい持っていけば安心でしょう。
また、産婦人科によっては支払いにクレジットカードを使えず、現金のみの対応になる場合もあります。念のため最初は現金を用意しておきましょう。
- 豊島産婦人科「外来のご案内」豊島産婦人科(http://toyoshima-sanfujinka.com/home/patient-and-visitor-guide/17/)
- 岡村産婦人科「妊娠がわかったら」岡村産婦人科(http://www.okamura-clinic.or.jp/other/first.html)
- 愛育病院「妊婦健診費用のご案内」愛育病院(http://www.aiiku.net/departments/for_women/obstetrics_and_gynecology/ninpukenshin_price.php)
産婦人科の診察料が安くなる時とは?
妊婦健診は基本的に自費診療となるため、健康保険は適用はされません。ただし、妊娠高血圧症や切迫早産など特別な問題が起きた場合は、検査や治療にかかわる費用のみ保険適用となります。
妊婦健診を受ける場合は、お住まいの自治体からの補助券を使用することができます。健診費用の差額分は産婦人科の窓口で支払うことになります。
- 的野ウィメンズクリニック白楽「妊婦健診の費用とよくある質問」的野ウィメンズクリニック白楽(https://www.matono-womens.com/treatment/ninp/cost)
- 愛育病院「妊婦健診費用のご案内」愛育病院(http://www.aiiku.net/departments/for_women/obstetrics_and_gynecology/ninpukenshin_price.php)
産婦人科で妊娠検査を受けるべきタイミング
生理周期が毎月ほぼ変わらない場合、高温期が続き生理が1~2週間遅れていたら妊娠の可能性があります。
しかし、妊娠検査は保険が適用されないため、妊娠に気づいていても遅いタイミングで産婦人科を受診しようと考えることもあるかもしれません。
実際、妊娠検査薬で陽性だったからと産婦人科を受診しても、胎芽(妊娠初期の赤ちゃん)や心拍確認までできない可能性があるため、再度受診することになります。
ただし、必ずしも正常妊娠であるとは限らないため、いずれにせよ妊娠検査薬で陽性が出たら産婦人科で正確な診断を受けることが大切です。
- フィオーレ第一病院「妊娠したかな?と思ったら」フィオーレ第一病院(http://daiichi.sekisaikai.jp/modules/page2/index.php?id=2)
- 坂本産婦人科クリニック「妊娠かなと思ったら」坂本産婦人科クリニック(http://www.sakamotolc.net/ninshin/447.html)
持ち物や服装は?
初めて産婦人科を受診するときに持っていくものは以下の通り。
- 健康保険証
- 現金
- 基礎体温表を記載している方は基礎体温表、最終月経日を記載したメモ
健康保険証はどこの病院にかかる場合でも同じですが、産婦人科によっては、クレジットカードが使えない場合もあるので、現金があると安心です。
ほかの特別な持ち物は必要ありませんが、基礎体温をつけている方は基礎体温表や最終月経日を記載したメモなどを持っていくと、医師の質問に答えやすくなるでしょう。
また、服装は検査のために下半身が着脱しやすい物が望ましく、ゆとりのあるスカートなどがおすすめです。
初診で行われる検査とは?
産婦人科の初診で行われる基本的な検査は、以下の通り。
- 問診
- 尿検査
- 触診
- 内診
- 超音波検査
- 血液検査
流れとしては、受付をして問診表を記入、医師の診察で問診から始まり、必要に応じて各種検査を行っていきます。
妊娠しているかどうかを調べるには、尿検査と内診・超音波検査だけで済む場合もありますが、感染症にかかっていないかを調べる血液検査や、ホルモンを推測するための検査などを別途行う場合もあり、病院によっても内容が異なることがあります。
ほかの病院で血液検査をしている場合は、検査結果を持参すれば検査不要になることもあるので、受診する病院のホームページなどをチェックすることをおすすめします。
- 杉山産婦人科「診療内容」(https://www.sugiyama.or.jp/reproduction/consult/,2022年12月17日最終閲覧)
- ユニ・チャーム「初めての診察ってどんなふうに進むの?」(https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/inspection/pm0022.html,2022年12月17日最終閲覧)
産婦人科の初診料・診察料は事前に確認を
妊娠かも?と思って産婦人科に検査に行く人の中には、産婦人科に初めて行く方もいらっしゃるでしょう。産婦人科ではどんな検査をするのか、費用はどのくらいかかるのか、妊娠かもしれないという期待もある中、初めての病院にかかるのは不安が大きいことと思います。
妊娠の診断では保険が適用されないため、病院の初診料としては少し高額かもしれませんが、診断は早めに受けたほうが安心ですので、今回の記事を参考に、準備をしっかりしてなるべくリラックスして受診してみてください。
初診料や検査内容は病院によって異なることもあるため、心配な場合は受診する前にあらかじめ調べておくと安心ですよ。