産後の一大イベント・退院。特別な一着を用意しよう!
赤ちゃんとママの退院の日、退院前には病院で記念写真を撮ることが多いです。
病院によっては赤ちゃんだけのショットをたくさん撮影してくれることも。勿論ママとのツーショット、パパとママと退院時に来てくれたご家族全員との集合写真を撮ってくれる病院もあります。
退院という晴れの日、赤ちゃんにもママにも特別な日ですから、可愛い服を用意したいですよね。私は出産前にベビーグッズを揃える時に、白いセレモニードレスを1着購入しました。
セレモニードレスって?
退院時の赤ちゃんの服装は2パターンに分かれます。白いセレモニードレスを着せるか、新しいカバーオールを着せるか。
「セレモニードレス」とは、赤ちゃん用の晴れ着のことです。退院して自宅に帰る時や、お宮参りの時などに着せてあげる特別な衣装になります。ちなみに「初めて神様の前にお参りする時には、なにものにも染まらない色を」という意味から、セレモニードレスの色は白が基本となります。
「1日のためだけに、お値段の張るセレモニードレスを用意するのはちょっと…」と迷っている方は、普段から使える白色のカバーオールを用意してもいいでしょう。
退院前にセレモニードレスを着せられるか病院に聞いてみよう
退院時にセレモニードレスを着せるのが一般的かと思いきや、病院によっても違う場合もあります。
私自身は第一子を総合病院で出産しました。スタッフの方に聞いてみたところ、「どちらでも構いません。しかし、当日はお産だけでなく、手術もありバタバタしている…」とのお答え。家族と相談した結果、セレモニードレスは着せずに白色のカバーオールを着せて退院することになりました。
そして、第二子は一般的な産婦人科クリニックで出産。その時もスタッフの方に聞いてみたら「セレモニードレスで退院される方が多いですが、普通のカバーオールで退院される赤ちゃんも多いですよ」とお答えいただきました。せっかく購入してありましたので着せたいと思い、第二子はセレモニードレスを着て退院しました。
退院する時には産院で綺麗に着せていただき、たくさん写真を撮っていただきました。やはりセレモニードレスを着せると華やかで、良い記念になります。
退院時の赤ちゃんとママの服の選び方
では、ベビーグッズのお店にセレモニードレスを見に行ったり、インターネットで「セレモニードレス」と検索したりしても、一体どれがいいのか分からず、お値段が高い方がいいのか?安いのはあんまり良くないの?と悩みますよね。
記念写真を撮るんだから、ママの服も正装にすべきなの?でも産後すぐの体形では着るものが限られてくる…。
私が実際にこだわった赤ちゃんの服とママの服の選び方をご紹介します。
赤ちゃんの服の選び方
私が用意したのは、オーガンジーコートとツーウェイオール、フードの3点セレモニーセットです。オーガンジーレースのコートは、暑い日や退院で車に乗る時に邪魔でしたら、簡単に着脱できます。男女共用で使うことができました。
では、退院時に用意する赤ちゃんの服のポイントを3つご紹介します。セレモニードレスも普段使いのカバーオールについても同様です。
① 素材
新生児の赤ちゃんの肌は非常にデリケートです。外からの刺激ですぐに肌が荒れてしまいます。できるだけ肌に当たる部分の素材は、綿100%で日本製など肌触りの良いものを購入しましょう。
低刺激なオーガニックコットン100%の素材を使ったセレモニードレスもあります。
② サイズ
「もしかしたらお宮参りの時にはとても大きくなっているかもしれない!」「できれば百日参りの時にもセレモニードレスを着せたいから、大きめサイズを買っておこう!」なんて思って、70cmや80cmの大きなサイズの服を購入してしまうと、退院時の新生児の赤ちゃんにはとても不格好で不似合いになってしまいます。
できるだけ50~70cmのフリーサイズと記載されているサイズのものを買いましょう。ピッタリサイズの方が赤ちゃんも着心地が良く、写真うつりも良くなります。
③ 季節
退院時は、赤ちゃんがはじめて外気に当たることになります。デリケートな新生児の赤ちゃんには、温度調節には気をつけなければいけません。セレモニードレスには春夏用・秋冬用等があります。赤ちゃんが生まれる予定の季節によって、いいものを選んでくださいね。
ちなみにセレモニードレスの他に用意すべきなのが、肌着・靴下です。ドレスが汚れるのが気になる方は真っ白のスタイも用意しましょう。
夏は長肌着の上にセレモニードレス(もしくはカバーオール)を着せます。冬は短肌着の上に長肌着、その上にセレモニードレス(もしくはカバーオール)というように着せましょう。
男の子もドレスを着るの?
男の子もセレモニードレスを着せちゃうの?と疑問に思った方もいらっしゃると思います。
ほとんどの方が、男女兼用のセレモニードレスを選ばれるようです。産まれてくる子が男の子だとしても、フリルのついたドレスを着せるのがおかしいということはありません。フリフリのついたドレス…、男の子は新生児の今しか着ることができませんから、あえてフリル付きを選ぶのもアリだと思います。
しかし、「男の子なのにフリフリのドレス…」と抵抗のある方には、タキシードタイプやセーラー服タイプも男の子らしいセレモニードレスも販売しています。シンプルで可愛らしいので、お宮参りや百日参りでも着せやすいですね。
タキシードタイプのセレモニードレス
男の子にピッタリ!シンプルなタキシードタイプのセレモニードレスです。フリフリのドレスに抵抗がある方におすすめです。
セーラー風デザインのベビードレス2点セット
男の子にピッタリ!セーラー服デザインのセレモニードレス。シンプルなデザインで、小さな白いネクタイがとても可愛らしいです。
生地も赤ちゃんに優しい綿100%で、スナップボタンの付け方を替えるとカバーオールにもなる2wayタイプ。
ママの服の選び方
さて、赤ちゃんはセレモニードレスや綺麗なカバーオールを着せることが決まりました。退院時に記念写真をたくさん撮るからママは何でもいいか…ということにはなりませんよね。
退院時、私は白のAラインのチュニックに、ボトムスはレギンスにしました。赤ちゃんに合わせて白いトップスにしたのと、退院してもまだお腹が出ていることを予想して、ゆるめのラインのトップスに、お腹周りが楽なレギンスにしました。産後間もなく退院するママが多いと思いますので、退院時に正装を用意する必要はありません。
家に帰ってもすぐにゆっくりできる格好が良いかと思います。赤ちゃんを初めて連れて帰る退院時って、意外と気を使って大変です。
ママの服装も3つのポイントを抑えておきましょう。
① 素材
赤ちゃんの服と同じく、素材って意外と大事です。
赤ちゃんを抱っこすると、ママの服に赤ちゃんの頬が当たります。たとえば、ママの服がニット系のチクチクする素材だと、赤ちゃんの頬がジュクジュクと荒れてしまった…!なんてこともあります。
赤ちゃんの肌を守るために、ママの服も綿100%等の肌触りのいいものにしましょう。
② 授乳がしやすい服
授乳後すぐ帰宅できれば良いですが、タイミングや自宅までの距離によっては、退院時の服装のままで授乳することになるかもしれません。授乳服があれば一番ですが、わざわざ授乳服を購入しなくても、前開きのシャツや普通のシャツでも大丈夫です。授乳ケープを用意しておくとより安心です。
ただし、授乳口のない普通のワンピースは、とても授乳しづらいので注意してくださいね。
③ 余裕のあるサイズ
赤ちゃんが生まれても、約10ヶ月間過ごしていたお腹は産後すぐにはひっこみません。産前は着られなかったけど、産後なら着られるかな?と迷うものはやめておきましょう。
トップスはできるだけゆったりしたAラインのチュニック等で、ボトムスはゴムのパンツ、レギンス等がおすすめです。体型が隠せて、なおかつ着ていて楽なものが良いですね。
半袖コクーンワンピース
ゆったりとした着心地が特長の、膝丈ワンピース。綿100%なので洗濯機で洗えるため、普段使いにもぴったり。余裕のあるサイズ感で、妊娠中から産後まで長期間着用することができますよ。マタニティレギンスとも相性のよい一着です。
レギンスマタニティ 9分丈&10分丈
さらっとした肌ざわりが気持ちよい、シルクタッチ生地のマタニティ用レギンス。 股下は2サイズからチョイス可能。 ウエスト調節ゴム付きなので、妊娠初期〜産後まで長期間着回すことができますよ。 生地はUV加工済みで日差しの強い時期も安心。
産後の初めてのお出かけ記念に
退院時とお宮参りと百日参りのために1~3回しか着ないセレモニードレス、買うのはもったいない!と思う方も多いと思います。しかし、新生児という時期は一生に一度しかありません。赤ちゃんってあっという間に大きくなっていきます。
退院は赤ちゃんの「初めてのお出かけ」。お祝いに奮発して可愛いセレモニードレスを着せてあげましょう。そして、たくさんの記念写真を残して、「無事に産まれてきてくれてありがとう」といつかお子さんに話してあげてくださいね。