保冷剤って何でできてるの?
ケーキを買った時などについてくるあの保冷材。中身は何でできているか知っていますか?
保冷材の多くには「吸水性ポリマー」という成分が使われています。「吸水性ポリマー」は紙オムツや生理用ナプキンにも使用されている素材で、水分を吸収するとゲル状に固まる性質があります。
保冷剤は約2%が吸水性ポリマーで、残りの98%が水。除菌剤がほんの少し使われています。
工夫次第ではいろんな使い方が出来ます
解凍した保冷剤の袋を切って、ガラスの器などに中身を取り出してみてください。そのままで消臭剤として使うことができます。
種類によってはパッケージに「消臭剤として使えます」と書いてあるものもあり、植物抽出成分などがプラスされていて冷蔵庫の中の気になる匂いや生ごみの臭いなどをよく吸着してくれます。
更にアロマテラピーに使う精油などで香りをつけることもできます。色や飾りをつけ、インテリアに活用することもできるんですよ!
保冷剤で作るキラキラ芳香剤の作り方☆
いろいろなアレンジも楽しめるのがいいところ。まずは基本の作り方を見てみましょう。
用意するもの
- 解凍しておいた保冷剤
- 香りづけに使う精油・アロマオイル・香水・柔軟剤など
- ガラスの器
- 混ぜるための竹串または割り箸等
作り方
- ガラスの器に保冷剤の中身を入れる。ビー玉を入れておくのもかわいい。
- 保冷剤の上から精油を垂らす。3〜20滴くらい。お好みで。
- 竹串や割り箸などで軽く混ぜる。
とっても簡単ですね!見た目も涼しげです。ビー玉は保冷剤の上に乗せてもいいですね。
香り付けに使う素材はアロマテラピー用の精油や手持ちの香水などを利用できます。香り素材が少量の場合は混ぜこまなくてもOK。香りが弱くなったなと思ったら、また上から精油を垂らしてください。
20滴などたくさん使う場合は良く混ぜて、水の蒸発と共に長く香らせる芳香剤にしましょう。
ここに注意!
口に入ると危険です。置く場所は子供やペットが触らない安定した場所にしましょう。ホコリが入るのが気になる場合はオーガンジーの布などをかけてリボンを結ぶとかわいいですよ!
置きたい場所やシーンに合わせて香りも選びましょ♡
寝室やクローゼット、リビング、キッチンなど、使いたい場所やシーンに応じてどんな香りが合うか考えてみました。
- キッチン:レモン×ペパーミントで爽やかに
- リビング:ベルガモット×ラベンダーでリラックス
- 寝室:オレンジ・スイート×カモミール・ローマンで安眠を
- 玄関:シトロネラやユーカリ・シトリオドラで虫除け
- 靴箱の中:グレープフルーツ×ティートリーでスッキリ消臭
- クローゼット:レモングラス×ゼラニウムで開けるたびにエナジーチャージ
- 勉強机:ローズマリーやバジル・スイートで集中力UP
精油には色が付いているものも多く、特にオレンジ・スイートやマンダリンには濃いオレンジ色が付いているので気をつけてください。
その他にもマートルやユーカリなどスッキリ系の香りを使うのもおすすめです。ちょっと高価ですが、ローズ・アブソリュートやジャスミン、ネロリなども、ここぞ!というときに使ってみたいですね。
かわいくアレンジした保冷剤で作った芳香剤を5つ紹介
誰でもカンタンに作れるこの芳香剤。アレンジも自由自在のようですよ!
ワントーングラデでシンプルに。まさかのなめたけ瓶!
ガラスボトルに保冷剤を入れたら、上から絵の具を入れて香り付けの精油とともに混ぜ込みます。こんな風に下の方を無色のまま残しておくと自然なグラデーションになってきれいですね。
なんと、使っているガラスボトルはなめたけが入っていたものだそうです。そう言われてみると、あの形ですね。
上にかぶせているのは和紙の折り紙とのこと。和紙もハートのシールも100円ショップのものだそうですよ!
蛍光ペンでも色付けできちゃう!
こちらの芳香剤はパステルカラーがかわいいですね。なんと水性の蛍光ペンで色付けしてあるのだそう。上下に色分けすることもできるんですね!
容器にしたガラスのポットはセリアのもの、飾りのシールや造花はセリアとダイソーのものだそうです。おうちですぐ再現できそうなアイディアです。
丸みのある容器ならまるで地球儀みたい!
保冷剤の中に、ビー玉やアクリル小物、ビーズなどを入れるとこんな風になるんですね。保冷剤の透明感を生かして不思議な雰囲気の作品です。
上に乗っているしろくまが、まるで北極を歩いているみたい。地球儀に見えてきました!
冬にはサンタさんや雪だるまの飾りをちょこんと乗せるのも良さそう!香りはオレンジ・スイートをメインに、フランキンセンスやベンゾイン、ほんの少しシナモンリーフを使うとクリスマスにぴったりになりますよ。
フラワーのやさしい雰囲気にもぴったり!
内側に貼り付けられたお花がラブリーな雰囲気ですね。保冷剤が透明なのでどの角度から見ても色鮮やかなお花が目に入ってきて癒されます。
香り付けはアロマテラピーで使う精油以外にも手持ちの香水や柔軟剤でもいいので、飾り付けとの相性も楽しみたいですね。
季節に合わせたインテリアに
ブルーに色付けしてシェルやインテリアグリーンで飾れば、夏にピッタリのインテリアフレグランスになるんですね!
秋は木の実やフルーツ素材を合わせるのも良さそう!香りは落ち着いた感じになるようにラベンダーとゼラニウムにサンダルウッドを少しだけプラスしてみて。
お正月にはゴールドが似合いそう。香りは冬のイメージの柚子がおすすめです。
番外編 ジュエルポリマーを使って作るのもかわいい♡
保冷剤以外にも使えるのは、100円ショップなどで手に入る観葉植物用のジュエルポリマーです。水分をたっぷり含んだポリマーがボール状になっていて可愛いですよね。無色透明のものや色つきのもの、ミックスカラーのものなど種類も豊富なので、置く場所の雰囲気に合わせて選んでみて。
香り付けのやり方は保冷剤と同じです。ジュエルポリマーは時間が経つと水分が蒸発して小さくなってくるので、水を足すと何度か使えるそうですよ!
冷蔵庫にたまりがちな保冷剤。捨ててしまう前に活用してみて!
いかがでしたか?冷凍庫に溜まりがちな保冷剤がこんな風に活用できるなんてうれしいですよね!好きな色や香りをつけられて作り方も簡単なので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。
デコレーションに使える素材は100円ショップなどで季節感の出るもの、ネイル用ホログラム、クラフト用ビーズなど様々なものが手に入ります。
香り付けに使う精油もネットショップなどで好きなものを選べます。また開封した精油の消費期限は約1年(柑橘系は半年)と言われているので、余っている手持ちの精油があれば保冷剤に混ぜてルームフレグランスとして使い切ってしまうと良いでしょう。
香りにはリラックスやリフレッシュができたり、虫除けに役立つなどいろいろな効果があります。ぜひ生活に取り入れて気持ち良い毎日を送ってくださいね!