夫婦で考える最期。あなたは先に死にたいですか？後に死にたいですか？

結婚後意識する、お互いの「最期」とその後

皆さんはお互いの最期について、考えた事、また夫婦で話し合った事はありますか？お付き合いをしている頃、また結婚したばかりの頃は、なかなか意識する機会がないお互いの最期。

しかし、結婚後に訪れる様々な転機によって、よりその時について意識する機会も増えていくようにも思います。それは出産だったり、保険だったり、身近な人の死であったり…。

その時に始めて意識するお互いの「最期」。考えるだけで悲しくて苦しくなりますよね。ママリQにも、ある事をきっかけに旦那様の「死」を意識したという方からの悩みが投稿されています。

義父が亡くなり、夫婦で「死」について話しました。

義理のお父様が亡くなられた事をきっかけに、ご夫婦で「死」について話したという方からの投稿です。身近な人の死は、残された方の思いや心痛をリアルに感じるという事もあり、色々な事を考えてしまいますよね。

それを自分自身に重ね、その瞬間の事を色々考え、不安になる気持ちもすごく分かります。相手よりも先に天国にいく方が良いか、それとも後の方が良いか。みんなはどのように考えているのでしょうか。

旦那様より先に死にたいですか？それとも、後に死にたいですか？

死がふたりを分かつまで。そう誓って歩み出した夫婦としての道。その先に、いつか待ち受けているその瞬間を、みんなはどのように考えているのでしょうか。集まった回答をいくつか見ていきたいと思います。

あなたは、旦那様より先に死にたいですか？それとも、後に死にたいですか？

先が良いです。死に対しての考え方は、出産後変わりました。

こちらの方は、一人になるのが嫌という理由から、旦那様よりも先が良いとの事です。また、人生においての様々な転機によって、人の考え方は変わるものなのですね。

確かに子供を出産してからは、子供を一番に思い、自分の命に代えてでも守りたい…、そう思うようになるママが多いかもしれません。生きているという事を幸せに思い、それを自分の子供にも伝えていきたいですね。

「わたしの方が先に死ぬ」と宣言しました。

結婚する時に「わたしの方が先に死ぬ」と宣言したという方の回答です。旦那様がいないと生きていけない。そう思って大好きな人と結婚するのって、とても素敵な事ですよね。

また、参列した葬儀でのエピソードも感動的です。自分が天国に行くその日まで、お互い一番大好きな存在でありたいですよね。「また必ず結婚しよう」。この言葉に、残された方も自分自身を励ます事が出来そうです。

焼きもちをやきたくない…私は後がいいです！

自分が先に天国に行ってしまった場合の旦那様の余生にやきもち。とても可愛らしい奥様の本音ですね。また、自分がいなくなった後、身の回りの事を出来ないだろう…と心配する奥様もとても多かったです。

皆さんとても優しいですね。想像はなかなかつかないですが、お互いこの人で良かったと思える最期の瞬間を迎えたいという気持ち、すごく分かります。

ちゃんと最後まで見てあげたいです。

旦那様がいない日常は、誰しもが想像しにくいですよね。悲しくて辛いだろうから、先がいいとは思うけれど、自分がいない事で悲しむ旦那様の姿を見たくない…。その方が辛い…。自分の感情よりも旦那様の感情を優先してあげる奥様、素敵です。

そして、最後までちゃんと見てあげるけど、出来れば早めに迎えに来てもらいたい、また一緒になりたい。この言葉に夫婦の強い絆を感じます。

あんたを看取ったらそのまま一緒にいったるけんな。

ちょっと強気な奥様の言葉が魅力的ですね。看取った後は、そのまま一緒にいてあげるからね。という言葉、旦那様もとても嬉しかったと思います。

旦那様の「俺もそうして欲しい」という素直な言葉に、きっと奥様も感激した事と思います。悲しい思いを旦那様にさせる方が辛い。皆さんの旦那様への配慮と優しさにとても感動します。

自分の人生の大半を好きな人と過ごせること、本当に良かった。

最期の瞬間を考える機会があると、今、自分がここに生きている事がより幸せで、当たり前ではないという事に気付きます。私がいなければ生きていけないという妻としての自信も、とてもかっこいいですよね。

そして、色々な事があるけれど、自分の人生の大半を大好きな人と過ごせる事を感謝しているというこの方の言葉に、私自身も色々な事を考えさせられます。今ある命に感謝、ですね。

主人を看取ってから第2の人生！

二人とも人生を全うしたとして、主人を看取ってから第二の人生を歩みたい！前向きでとても素敵ですね。

この方の投稿にもあるように、よく、妻が先に亡くなると夫が後を追うように亡くなり、その逆であれば妻が長生きする…。私も、そんな事を聞いた事があります。

先に天国に行かれてしまうと、悲しくて辛いのは分かっている…。でも、旦那様が大切な命をきちんと全うして旅立ったのであれば、前をしっかりと向いて、新たな人生を生きていきたいですよね。

バイバイじゃないかもしれませんよね。

想像しただけで素敵です。生まれ変われる事がもし出来たなら、また大好きな人と結婚したい…そう思いますよね。

私も、人生の最期を迎えるその時に、隣にいてくれた大切な人に、「また後でね！」と言いたいし、言われたいです。

目に見えないいつ死ぬかより、すぐそばで見る事の出来る幸せを考える方がいい。すごく深い言葉です。

身近な人の死は、本当に辛いものですが、今の幸せを忘れてしまわぬ様、毎日、一瞬一瞬を噛みしめて生きたい。そう強く感じました。

今目の前にある幸せを噛みしめて、「生きよう」

身近な人の死。考えるだけでも辛い事ですよね。一緒に人生を歩いていくと決めたという事は、最期の時も一緒に生きる。そう誓ったに等しいと私は思います。

様々な夫婦の形があるとは思いますが、大切な事は、いつか訪れる死におびえる事ではなく、今目の前にある日常に、幸せを感じる事、感謝する事、そして生きる事。

忘れてしまいがちだからこそ、考える機会が訪れたら、夫婦でお話してみてはいかがでしょうか。