子供1人育てあげるのに、いくらお金がかかる?
「子供を育てる費用は約3,000万円」という言葉を耳にしたことがある方がいるかもしれません。3,000万円という数字が大きいか小さいかはご家庭によって異なるかと思いますが、この数字を見て不安に感じる方は少なくないかと思います。
子供の進路によって金額は異なりますが、内閣府と文部科学省、日本政策金融公庫のデータをもとに、未就園児から大学までの子育て費用(生活費および教育費)を算出すると、以下のようになります
- 未就園(4年間):約258万円
- 保育所・幼稚園(2年間):約206万円
- 小学校:約594万円
- 中学校:約413万円
- 高校(私立):約299万
- 大学(私立文系):約669万円
- 高校・大学の生活費:約477万円
258+206+594+413+299+669+447=2,916万円
※未就園から中学校までの間の費用は、将来の教育資金の貯蓄をふくまない
※高校・大学の生活費は、中学校でのデータ上かかるとされる食費、生活費を9年間分で算出
これらの金額を一気に支払うわけではないとはいえ、家計にとって負担になる金額ですね。上記の数字は第1子の金額であり、FPの鈴木さや子さんによると、第2子の場合は第1子よりも控えめになる傾向にあるそうです。
- 日本政策金融公庫「世帯年収に占める在学費用の割合は 16%と前年に比べ低下」(https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/kyouikuhi_chousa_k_h28.pdf,2017年7月25日最終閲覧)
- 内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版」(http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/cyousa21/net_hiyo/pdf/zentai/3sho_1.pdf,2017年7月25日最終閲覧)
- 文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/1364721.htm,2017年7月25日最終閲覧)
きょうだいの学年差別メリット・デメリット
きょうだいがいる場合、気になるのはどのタイミングで家計に負担がくるのかということではないでしょうか。鈴木さんに、年の差ごとのメリット・デメリットを聞きました。
それぞれの家庭で、どのようにお金がかかるのかを把握し、計画的に準備したいですね。